碓氷峠

眼鏡橋

コース
(6/14) 横川〜(国道18号)〜碓氷峠〜軽井沢 (約15km)
(6/15) 軽井沢〜(旧中山道)〜見晴台〜旧三笠ホテル〜軽井沢〜(国道18号)〜中軽井沢〜風越公園〜中軽井沢〜(国道146号)〜浅間峠〜中軽井沢〜軽井沢〜見晴台〜軽井沢 (約65km)
(6/16/01) 軽井沢〜(国道18号)〜碓氷峠〜横川〜高崎 (約50km)

地図を表示します
地図を表示

碓氷峠 (うすいとうげ・標高958m) は,群馬県の横川と軽井沢の間にある峠だ. 国道18号線(旧道)を峠まで登る間には184個所のカーブがあり, 横川側から順に,C1からC184までの標識がある.

信越本線の軽井沢―横川(よこかわ)間 (11.2km, 最大標高差 555m) は国鉄(現JR)路線で勾配が最大の区間 (66.7%) であり, 電気機関車で押し上げていた. 横川の釜飯はとても有名な駅弁である. 私は北陸出身なので上京や帰省で信越本線にはよく乗った. そのうち上越新幹線を利用するようになり,信越本線は通らなくなったが, 特急「白山」や急行「能登」のことや, 停車した軽井沢駅の気温が低かったことは今でもよく憶えている. 1997年9月30日に, 長野新幹線の開通に伴い, 信越本線の軽井沢―横川間は廃線になり, 今はJRバスが運行していることを今回知った.

軽井沢のセミナーハウスである研究会に自転車を持って行こうと思い立ち, ウェブで検索して,碓氷峠を走ることを目的とした. 梅雨どきなので,出発直前まで週間天気予報を睨む毎日だったが, 行きは雨の中走ることを覚悟して出かけた. 滞在期間中には晴れ間もありそうだ.

2001/06/14

横川 輪行してJR横川駅に降り立つ.雨がしとしと降っている. バッグパックにすべての荷物を集中させると,腰が辛いので, シートポストに付ける簡易リアキャリアとフロントバッグに荷物を積み分け, 雨具を着込んで, 出発の準備をする. フロントバッグはワイヤーと干渉するため, あまりたくさん荷物を入れることができない. 不慣れなため準備に1時間ほど要した.

雨の中出発,登り始める. ほとんど交通量はなく誰もいない中,黙々と登る. 勾配はたいしたことがないのは幸いである. 有名な眼鏡橋で写真を撮る.背中の荷物 (7kg 位) が重く,腰に負担がかかる. 途中雨足が強まる.霧で視界が悪く,遠方の景色はまったく見えない. 途中写真を撮りながら登っていると,デジカメの液晶が写らなくなり, とうとう電源が入らなくなってしまう.デジカメは雨に弱いという, 当たり前のことに気付く. カメラのトラブル以外は特に問題もなく,2時間弱で軽井沢駅に到着した.

釜飯 軽井沢駅前の雨のかからない場所に自転車を停めて,駅に入る. 雨の平日というのに観光客らしき人たちがいる. 着替えをして, 暖房が入った真新しい休憩スペースで雨具や荷物を乾かしながら休憩する. おぎのやの峠の釜飯を食べる. 実は初めてなのだが,なかなかおいしい.もう1つ釜飯を買って, ビールを飲みながら食べる. 快適にくつろげるスペースがあったのはラッキーだった. セミナーハウスまで雨の中を走り, 玄関の前に自転車を停めて,濡れた自転車を拭いてチェーンに注油した.

2001/06/16

見晴台 前日は1日雨だったが,この日は晴れるとの予報である. 朝食を食べずに,上だけ雨具を着て, 7時頃出かける.目指すのは,見晴台(旧碓氷峠)である. 霧雨が降っており,路面も濡れている. 自動販売機で使い捨てカメラを買って, 軽井沢のメインストリートの終点から少し進むと,見晴台へ登る道があり, 自転車はここまでという標識がある. 遊歩道もあるのだが, 雨で状態の悪い未舗装路を行くのは無謀であると判断して, 舗装路を登ることにする. 標高差は200m少々だが, 勾配がきつく辛い.最後の石畳の急坂は自転車を押して登る. 誰もいない見晴らし台からは,霧で景色がまったく見えなかった. 鳥のさえずりが聞こえてきてよい雰囲気ではあるのだがとても残念である. 旧碓氷峠頂上(標高約1200m)にある熊野権現に参拝する. 下りてくると,繁盛しているパン屋(ブランジェ浅野屋)を見つけ,朝食をとる.

セミナーハウスに戻らないといけないのだが, さぼって自転車に乗り続けることにした. 三笠通りを旧三笠ホテル方面に向かって走る.雰囲気はよいが, 路面は亀裂が入っている個所が多く注意を要する. 旧三笠ホテルを過ぎると,自転車,歩行者が通れない有料道路 (白糸ハイランドウェイ)になるため,引き返す. 何もコースを考えていなかったので, 取り敢えず中軽井沢に行ってみる.中軽井沢から塩沢湖方面に向かう. 風越公園で休憩して地図を取り出し,浅間峠(標高 1406m)に行くことにした.

万山望付近 中軽井沢から国道146号線を登っていく.勾配はとてもゆるいが, 霧雨の中の走行となる. 途中,万山望というところで小さな展望台に立ち寄るが,霧で何も見えない. もう引き返そうとも思うが,折角だから峠までは行くことにして, 深まる霧の中を登っていく. 浅間峠に着く.霧が濃い.私が着いた直後にバイク数台が到着して峠で休んでいる. 峠を向こう側に降りると,軽井沢に戻るのが困難になるので,登ってきた道を下る. 路面が荒れている個所もあり恐いのだが,ゆるい坂を時速40〜50kmで軽快に下る. 途中で,バスがゆっくり下っているのに追いついてしまった. 霧が晴れ,明るくなってきて,遠くの山々も少し見えている. 今なら万山望で展望が楽しめるという考えが頭をよぎるが, そのまま中軽井沢まで下ってしまう. 中軽井沢から軽井沢に戻る.曇りだが空は明るく,結構人出がある.

やぶ 軽井沢のメインストリートに戻ると,かなりの人出で,自転車を押して歩く. あらかじめ調べてあったそば屋「やぶ」に行く. 自転車を店の脇に停めようとしていると, 店の人が出てきて店の前に停めた方がよいと言われる. とても親切で感じがよい.ざるせいろを注文する. 店は昼時で繁盛しているが,時期によってはこんなものでは済まないのだろう. そばが出てくるまで,本わさびをすって待つ. そばはとてもおいしかったが,走った後なので少し食べたりないと思いつつ,店を出る.

セミナーハウスに戻る前に,天気がよいのでもう1度,見晴台に上ることにした. 舗装路を歩いて登っている人たちがいる. 見晴台はやはり霧に覆われていた.若い白人女性が2人いて,1人に「こんにちは」 と挨拶され,挨拶を返す.あの笑顔は, 自転車に乗ってやってくる物好きに向けられたものだろうな. 登って来た人たちは霧で景色が見えないことに落胆して帰っていく. セミナーハウスに戻り,シャワーを浴び,洗濯をしてから, 午後残りのプログラムに出席した.

2001/06/17

11時頃セミナーハウスを出発する. 高崎まで自転車で走って,新幹線で帰る予定である. 天気はよく気温も高い. 軽井沢のメインストリートの方にちょっと行ってみると,すごい人出だ. 見晴らし台からの景色がよさそうだが,そちらに行く気力と時間はもはやない.

国道18号(旧道)を走り, 碓氷峠を下る.日曜で天気もよいせいか,結構登ってくる自動車がいる. 幸い下りの自動車はとても少ない. C145 (145番目のカーブ)でロードレーサーに乗った人が登ってきて挨拶を交わす. C135あたりで,ちょっと自転車を停めていると, 大型車を含む何台かの車が下って行った.ラッキーである. 路面が悪い個所があり,カーブも多く,対向車もときどき来るので, スピードは十分押さえて下る. 景色がとてもよい. C133あたりで, MTBの人が苦しそうに登ってきたので, 頑張って下さいと声をかける. 長野ナンバーの軽自動車に抜かれる. 見ると,前日見晴らし台で会った女性が窓から手を振っていた.

トンネル 眼鏡橋に着く.見物に来た人が結構いる. 自転車を停めて眼鏡橋に登ることにする. 廃線になったJRの線路が遊歩道になっていて, 眼鏡橋の上からずっと歩いていくことができる. なかなかよい雰囲気だ. いくつかのトンネルを通りながら歩いていくと碓氷湖のあたりまで来た. 道はまだ続いているが,暑い上,お腹も空いてきたので,戻ることにする. パンを食べて,横川を目指して下る.

C25でクロスバイクで登ってくる人と挨拶を交わす. おぎのやドライブインに到着. とても混雑している. 通算3食目となる峠の釜飯を食べ,高崎に向けて出発する. 高崎まで26kmという標識がある.たいした距離ではない. 概ね下りだが,ときどきある登りは前日の疲れのせいで足が重い. 快調に走って高崎に到着, あさま,ひかりと新幹線を乗り継いで帰ってきた.

軽井沢にしても国道18号(旧道)にしても, オフシーズンだと思っていたのに,週末はかなりの人出だった. 交通量が多いときに, カーブの多い碓氷峠を自転車で通るのは苦痛だろう. 走りがいがあり景観もよいので, タイミングをうまく選んで走るのがよいと思う. 碓氷峠付近には野生の猿がたくさんいるらしい. 出かける前は,猿に取り囲まれたという話をウェブで読んで恐れていたのだが, まったくお目にかかれなかったのはちょっと残念な気もする. 見晴台や万山望からの眺望を楽しむために, いつかまた訪れたいものだ.

リンク
軽井沢観光協会
碓氷峠鉄道文化むら応援団 今回は立ち寄らなかったが,横川駅近くには,碓氷峠鉄道文化むらがある.

(2001/06/20作成, 2001/08/25 デジカメの写真を追加)
戻る