せっかくちょっとお休みをと思っていたら
さっそく巨人戦でファールかホームランかの判定でもめる
ということがありました。
8月10日、巨人-ヤクルト。
巨人・仁志の打球がレフトスタンドへ
ドライブのかかった打球がポールの近くを通過。
フェアゾーンを通ってポールをまいてファールゾーンへ落ちたとして
一番近い3塁塁審はホームランと判定。
これに対し「明らかにファール」としてヤクルト若松監督が抗議をしたところ
審判の協議によってファールであると判定が覆りました。
それに対して長嶋茂雄の執拗な抗議が続くことなりました。
解説の堀内は35年間でも2回くらいしか見たことのない大変なこととして
判定が覆ることへの怒りともとれる解説をしていましたが
それは確かにその通りです。
しかし考えてみれば、抗議をしている長嶋本人が
2年前、広島・前田のホームラン判定が
フェンスにバウンドして入ったとして抗議し、
あっさり2塁打に覆えらせた事実がありました。
その時の広島・達川監督はほとんど抗議をせずに
実際バウンドしているからと引っ込んだものです。
ま、それはともかく
審判には、巨人を勝たせたいという、潜在的な心理があることを以前書きました。
根拠は、巨人戦がグレードの高い試合と位置付けられていること。
そして
日本シリーズも巨人がからめば「より高い報酬」という形で返る可能性があること。
(審判の報酬に関しては詳細にはわかりません。
しかしここに差がつかなければグレードの持つ意味がありません。)
また、マスコミが一生懸命巨人を勝たせようとしていることで
審判がその影響を受けている可能性もあります。
今年は「セ・リーグの灯」が消えるという表現がすでにされています。
巨人以外のチームが首位に立ち4ゲームもつけようものなら、
マスコミはこういう「非難」をする仕組みのようです。
素直にヤクルトを応援する態度は見られません。
「○年ぶりの優勝に向けて頑張ってほしいですね」くらい言えるはずなのに。
ヤクルトが負けて巨人が優勝争いに加わることを前提にした話ばかり。
今後は多分「経済効果」と結び付け、ヤクルトでは効果がないなどと
平気で言うようになりますから、みなさんよく見ていてください。
毎年のことです。
それから
長嶋のミラクル・アゲインなどという言葉を
またマスコミが擦り切れるほど使い回して、聞いていると恥ずかしいくらいです。
あの戦力で現在の成績は確かにミラクルですが…。
えー、
で、このマスコミの姿勢が、審判に心理的な影響を与え、
間違えやすい脳みそになっている可能性がある。
人間の視覚は結構いい加減です。
微妙なものはつい自分の中でひいきめに無意識に修正してしまうものです。
ファールかホームランかなんて今回のはいい例です。
特にもう負けられない巨人という悲観的な状況もあります。
(負けられないのは割といつもですが)
それとは別に単に審判の技量の問題で起こる誤審もあります。
しかし人間だから間違うこともあり、その上で審判は絶対であるのです。
これがルールである以上、本来ジャッジを変更してはいけないものです。
しかし、これが覆るのはなぜか。
ひとつの原因として、ビデオがあるからではないでしょうか。
そしてその精度が高くなり、台数も増え検証しやすくなってしまった。
それから
過去に長嶋茂雄の抗議で判定が覆った例があることも、
原因としてないとはいえないでしょう。
つまり
巨人から抗議された時にビクビクしているような審判団では
強い態度で望むことなど最初からできないのです。
(それには巨人を特別視しない環境をつくらねばなりません)
さて、今回は抗議による「試合の中断」について思ったことがあります。
今回の長嶋茂雄の抗議による中断時間は16分間でした。
時間短縮が叫ばれる中、この16分は「テレビ的に」大変迷惑と言っていいでしょう。
スカパーなどCSでの有料放送は、最後まで完全中継されるのでいいとしても
巨人戦のように尻切れになる中途半端な放送(地上波)になる場合の16分というのは
それ以上の測り知れない長ーーい時間です。
また16分というのは結果であって、
抗議中は「いつ終わるのか」という思いで見ることになります。
解説では「たった」16分で切り上げた長嶋が偉いというようなことを
解説の元巨人の堀内が「わざわざ」言っていました。
達川監督が以前それでほめられたことはなかったと思いますが
とにかく長嶋茂雄を「悪者」にしないための努力というのは大したものであります。
ただ、今回の長嶋の抗議は正当なものです。
問題なのは、抗議になんの制限もないことです。
1時間でもいいわけです。納得しない限り続く可能性があるのです。★注1
さらに言えば、何度でも抗議できる。
まあ
それがアヤとなって展開も変わり、抗議自体が伝説化したり
勝ちたい気持ちのあらわれれとして美化されることもあり
それもまた野球として受け入れている人もいるのは確かです。
必ずしも悪くはない。でも普通は嫌気がさす。
最近気になるのは試合時間の長さです。
10代・20代の方は気にならないかも知れませんが
年を取ると結構つらいんです。
もっとサッサとできないものかと思うことが多くなりました。
そして長い抗議となると、うんざりします。
球場だったら終電も気になります。
以前ビデオ判定について私の見解を書きましたが
今回のものは非常に良いケースだと思いました。
時間の短縮に効果があります。
抗議についてですが、「抗議権(回数)」「抗議料(責任)」を明確にし、
「ビデオ判定」も導入すれば
いつ終わるかわからないダラダラとした抗議にうんざりすることは
かなり少なくなるでしょう。頻繁に抗議されることも防ぎます。
誤審には、審判の減俸や2軍戦への降格で、今後の技術向上を期待できます。
誤審と言っても余程の場合です。
ストライク・ボールまでは難しいですが
(ワンバウンドがストライクという判定が過去にありますが)
少しずつ解決していけばいいでしょう。
(とりあえずストライク・ボールには抗議できないとするとか…)
今回のものは一目瞭然。
(テレビで放送されたVTRは、結構わかりにくい位置からのものばかりでした。
白線の延長上にカメラがあるはずですが、どうなっているのでしょう。
日本(読売)テレビ特有の、都合の悪い角度のものは放送しないということでしょうか)
ビデオを見るまでもなく覆ったのですから、
いかにわかりやすかったかがわかります。
長引く抗議に「なぜビデオを見ないんだ。はっきりしてるじゃないか」
と思った方もいたでしょう。
もちろん「なんで覆るんだ」と思った方もいたでしょう。
その解決策としての提案です。
(以前書いたものと同じです。その具体例ですね)
順を追っていきます。
ホームランの判定が出ました。
そこにヤクルト側からファールだとの抗議。
抗議権を1試合で1回に限定しましょう。はたして抗議するでしょうか。
私はすると思います。
それですぐにビデオ判定をします。(第三者による判定)
もう明らかでした。答えは出ます。ファールです。
判定は覆り、審判にはマイナス査定がつきます。
ここで巨人側から抗議がくるでしょうか。
抗議権は1試合で1回、無駄にはしないはずです。
というかできませんね。
ビデオが間違えていると主張できるでしょうか。
それでも抗議したとしましょう。
ここでする抗議というのは「覆ったことに対する抗議」であり
そもそも「ビデオ判定の導入」は
ルール上覆ることもあるわけですから、結局抗議は無意味です。
また、抗議料も払わされるならなおさらです。
結局2〜3分で済み、ファールであったという事実に基づいた判定になります。
もしこれが本当にホームランだったらどうでしょうか。
まずヤクルト側が抗議します。
ビデオ判定によりホームランと認定されます。
ヤクルト側の抗議権は消滅、この試合ではもう抗議はできないことになり
さらに抗議料を仮に10万円としたら、この10万円は野球機構に
ペナルティとして没収されるわけです。
(金額についてはこの際いい加減です。
バブリーなプロ野球界なら100万円でも安いくらいでしょう。
抗議が正しければ没収はされない「保証金」と考えるといいです)
こんな単純なケースばかりではない、との声もあるでしょうが
よっぽどの場合の例が大半ですので
かなり時間短縮に効果があり、またフェアであると思います。
思いつきで書いているわけではありません。
他のスポーツにヒントを得て書いています。
良いところは取り入れてもいいのではないでしょうか。
基本は「いかに公平な環境を作るか」というところにあります。
こんなとこで私がブーブー言っても実現はしないでしょうが
機構や審判団は、もう少しきちんとした考えを示すなり、
システムを作ってもらいたいものです。
ビデオ判定をしないなら、6人制に戻すこともできるでしょうし
いかなる抗議も受け付けないと発表し
抗議に対しては毅然とはねつけて、コールド負けにするなど
きついルールにしてもいいと思います。
現状は曖昧すぎます。
ちょっと言い訳を。
普段、巨人戦は見ません。みなさんにも見ないことをお勧めしています。
巨人中心のプロ野球が、スポーツとして歪んでいること(不公平感)
結局テレビ中継を見たり、読売新聞や報知のように巨人一辺倒の新聞を買うことで
人気があるから大丈夫などと、改革の期待ができないからです。
私は、巨人の試合を見たいとも思わないのですが
このイカサマ巨人ニュースのために、
東京ドームの全試合を録画しチェックできるようにはしています。
でも多分、全部チェックする時間などとれないです。 (T_T)
東京ドームでの試合に限ってはリアルタイムで、画面を分割して小さい方で
見ています。たいていはスカパーで他の試合を見ています。
今回、小さい方の画面で何やら異常事態が発生しているのを見て
しばらくこの状況と解説をチェックしていました。
「なんだよ、こいつ巨人戦見てるじゃんよ」って思われたら
イヤだなと思って、言い訳書きました。
あと、まだ気圧調査で東京ドームには足を運んでいます。
もちろん気分は最悪です。
★注1
セ・リーグには「監督が5分を経過した後も異議申し立てをやめない場合は
退場を命ずる」という申し合わせ事項があるということがわかりました。
申し合わせ事項ということを差し引いても
3倍をこえる「16分」は退場に値するでしょう。
この号外を書いた時は知りませんでしたので
「問題なのは、抗議になんの制限もないことです。
1時間でもいいわけです。納得しない限り続く可能性があるのです。」
などと書いてしましました。長嶋の抗議時間を見たら普通そう思います。
こあ思わされること自体が異常なことです。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/kiji/2001/08/11/02.html
長嶋が抗議をすると、
5分を大幅に過ぎても退場にならなかった。この事実は変えられません。
こんな審判団が「権威」を持てるはずはありません。
連盟からの処分を覚悟の上で5分をこえる中断を容認したという井野球審。
これで何の処分もなければ、ルールそのものの意味がなくなります。
長嶋だけは特別に許される、非常にわかりやすい事例として
球史に残ることになります。
それがまたマスコミによって、あるいは野球機構そのものによって
「英雄視」されたり「美化」されることがあれば
最低最悪の洗脳システムは残されることになるでしょう。
あってはいけないことです。連盟の正しいジャッジメントを期待したいところです。