●●●●●●●●●●●●●●●●●●
貧乏球団と貧困球団
●●●●●●●●●●●●●●●●●●

いきなりカルトクイズです。
日本で初めての大リーグ出身の監督になった方の名前をご存じですか。
ロッテのバレンタインじゃないんですよ。

答えは
1975年広島カープのジョー・ルーツ監督です。
そのころ私は○学生で
記憶があってもいいようなものなんですが
実はまったく記憶がないのです。

1975年と言えば、広島カープ初優勝の年です。
カープの優勝についてはよく覚えています。
それなのにジョー・ルーツの記憶がまったくない。
なぜだろう、と思いました。

この話を知ったのはちょっと前の5月14日。
知り合いとカープの話をしていた時に
「カープのユニフォームが赤いのはなぜか」という話になりました。
みなさんはご存じでしょうか。これもカルトクイズみたいなものですが。
きれいだからとか、目立つからじゃないんです。
闘争心をかきたてる色ということで
そのルーツ監督がユニフォームを赤に変えてほしいと
球団に要請したようなのです。
お金がないために、帽子とヘルメットのみにとどまったという噂ですが
本当は現在のようにユニフォーム全体を赤に変更することを希望していたようです。
それでも当時、赤い帽子には抵抗のある人も少なからずいた中での
思いきった変更でした。赤ヘル軍団の誕生です。

カープはそれまで25年の歴史でAクラス入りしたのはわずかに1回で
1972年、73年、74年と3年連続して最下位だったこともあり
本気で優勝を狙うという状況ではありませんでした。

ルーツ監督は「意識改革者」でありました。
負けることに慣れ切っている状況が一番悪いこととして
「勝つ意欲を持つこと」を第一に指導していたようです。
根性だけの練習で満足しないよう、選手たちに考えさせ、
本当に勝つために必要な練習に変えていきました。
無駄に疲れるような練習は排除していったのです。
当時としては画期的なことだったと思います。
(私はその当時、野球部でしたが、無謀なウサギ飛びが原因で両膝を手術しましたし、
グランド整備のローラー引きで、背骨は砕けてドクターストップになった経験があります。
当時は根性の世界でした)

科学的な練習方法とまではいってなかったにしても
考えた練習方法になっていたようです。
その上で、「勝つ」ことへの執着を持つようにけしかけたのです。

ルーツ監督自身が激しい気性のようで、その戦う姿勢が裏目に出ます。
審判の判定が「カープに不利な判定が多い」と感じたルーツ監督は
「平等の条件のもとで試合をする権利がある」として
開幕から審判への不当と思えるジャッジに噛み付いていったのです。
審判団は面白くなかったようです。
そして15試合目の阪神戦で、主審のジャッジに猛抗議し、退場処分をくらいました。
しかも、退場を宣告されたあと、本塁上に居座り、
説得にも応じず動かなかったというのです。
試合放棄寸前で、球団代表がグランドへ説得に来て連れ去り
それっきりで退団の運びとなってしまいました。

なるほど記憶がないのはあっという間にいなくなったからだったのです。
しかしこのわずかな期間でカープに残したものは非常に大きかった。
それは赤い色に象徴される「闘志」でした。

帰国の飛行機の中でルーツは大粒の涙を流し、
悔しさでいっぱいだったという話も見つけました。
かなりの情熱を持った人だというのがわかります。
ルーツのあとを引き継いだのが、まだ39歳の古葉監督でした。

カープナインに一度ついた闘志は消えることなく
この年、見事に優勝という形でルーツに応えたのです。
球団創設して26年目の初優勝。
ホームページであれやこれやとカープの当時の話を目にすると
実に、ジーンと胸が熱くなる感動的な話が多いです。
これからは赤いユニフォームを見た時、また違った印象で観戦できそうです。

それぞれの球団に、興味深い話がいくつも転がっているのでしょうが
野球を楽しむためには、こういうことが頭の中にあるのとないのでは
やはり深みというか、面白みが違うと思います。

さて、
巨人中心のマスコミ報道は、こういった野球に関する話を吹き飛ばしてしまいます。
「貧乏球団」は運営の邪魔だからなくなってもいいなど
本当にひどい話をよくできるものです。
単にカネの力関係だけで物事をはかろうとするからなのでしょう。
特に広島を肯定することが、自身を否定してしまうのかも知れません。

広島はまた、市民が必死に守り育ててきた球団です。
原爆の焼け野原から復興してきた広島。
カープは勝ち負けはともかく、市民の心の支えにまでなっている
その存在意義を、読売という組織は理解することはできないようです。
一番大事なことなのに、なんとも貧困な「市場原理団体」ではありませんか。

50年に渡って、懸命に流し続けてきた巨人の試合に足りないものは
こういう「こころ」の部分ではないのでしょうか。
自称盟主がこんな「貧困球団」では
本当に豊かな気持ちで観戦することもむずかしいでしょう。

そして、今も昔もとにかく巨人、巨人のマスコミ。
その歴史は何度も書いているように
尽きることがないくらい多くの汚点があるので、触れることもできません。
単に現在の勝ち負けの話と、豊富な戦力を誇示するような話、
さらには、ホームランが出るか出ないか、140メートルも飛んだとか
という程度の表面的な話ばかりになります。
あるいは公私の区別のつかない熱狂巨人ファンタレントの
根拠のない「巨人太鼓持ち」話にたっぷり時間をとるなど
そりゃまともな野球ファンは離れるっちゅうもんです。

様々な「汚点」に触れないようにしながら、
こぞって応援してきたマスコミの責任は思いのほか大きいものだと思います。

広島と言えば「市民球団」です。
球団のあり方として、企業がスポンサーとなって運営する方法とは異質です。
---------------

●2000/01/29
私はカープファンではありませんが…。
間違い無く広島は究極の市民球団でしょう。
市民が自発的に創設した唯一の球団です。
球団初期に、良い選手を迎えるため、
市民で樽募金で資金を集めたことは伝説化してます。
東洋工業にしても、球団の資金繰りに困ってどうしてもスポンサー必要になって
市民に歓迎されて東洋工業がスポンサーについた訳です。

●2000/08/04
日本のプロ野球で変なところは、地域密着の球団が少ないところです。
関西、関東の球団が多過ぎなんですよ。
地方に野球を広める気もないって感じ。
だから、地方の人は巨人を応援してしまうんでよ。
錆びれた日本プロ野球の中で、ダイエーという球団は理想だと思うんです。
県民もマスコミなども「おらがチーム」って感じで最高です。
それもパリーグという所に意義があると思います。
こういう球団が増えると、巨人中心の野球界も変わるんだけどな〜。
企業名がなくなり「福岡ホークス」となれば更に良いんですが・・・。

●2000/01/23
昨日のニュースで
湘南シーレックスが特集されていまして、地元と密着と言う事で
球団の皆さんの活動とか見てますと何か爽やかな気分になりました。
言ったら球団の2軍なんですが、他にもこう言う球団できたら
イースタンやウエスタン見るのも楽しくなりそうですよね。

●2000/07/27
Jリーグの運営方針の一つに
 「サッカーの巨人を作らない」
と言うのがあり、その辺のことから
 ○TV放映権は完全にリーグが管理
    →日テレみたいなことはさせない
 ○完全フランチャイズ制
    →地元密着
などプロ野球がしなければいけないことを行っています。
川淵チェアマンはナベツネと堂々とけんかして筋を通し、
方針に従わないナベツネは自分の思い通りにならないのがいやだったのか
Jリーグ(ヴェルディ)から撤退しましたからね。
いやはや、プロ野球機構のえらいさんでこういう方はいないんでしょうか

---------------
おらが町のチームを持とうという気運はあるような気がします。
サッカーの影響もあるでしょうし、
あるいは大リーグ情報が増えたというのもありそうです。
(大リーグは地域密着で300チームほどあるそうです)

しかし最大の障害は巨人の存在であり、
野球界が発展する見込みは今のところありません。

視聴率・観客動員の低下で危機感があるとはいえ
プロ野球(巨人)関係者は、サッカーに比べればまだ人気には差があると
あぐらをかいているようですが
ファンの総数という点では、もう逆転されているのではないでしょうか。
サッカーは日本中で草の根のように足場を固めつつあります。

プロ野球は巨人だけがその利権を独り占めしようとして、それは成功しました。
ただ、もうこれ以上は望めないのは明白です。
問題は「独禁法」の回で紹介したことですが

  契約金の上限を決めようが決めまいが、プロ野球という組織自体が、
  実は独占禁止法違反のまま放置されている状態です。
  新規に球団がリーグに入るために60億円の加盟金を支払わなければならないことも
  新規参入を阻害する独禁法違反の疑いのある制度ですし…

この60億円の加盟金が、かなり閉鎖的な社会を作り出しているのです。
あちらこちらに、地方の野球チームを作ろうと頑張っても
それを統括するトップの組織がアレ(読売中心)ですからまとまるはずがありません。
加盟金も額が高過ぎて新規にプロチームをこさえるのは難しそうです。
ナベツネなどは、チームを増やすどころか減らそうと言っているくらいですから
サッカーのような広がりは望めないのが現状です。

もうすでにサッカー界の規模に負けているんだと思います。

読売にとっては、参入者が増えれば
「地方球団にファンを取られる」
というネガティブな発想しかできないと思われますから
もともとそういう形で発展させる意志はないでしょう。
チーム数が増えれば優勝も難しくなるでしょうし。

まだまだ自分のお庭で朽ちるまで現状を維持したいのが読売で、
機構が放映権を管理する方法や
戦力均衡のための制度作りにも
おそらくずっと着手できないのではないかと思います。

機構もマスコミも巻き込んで突き進んできた
この一球団優遇のイカサマ状態を変えるには
一度ファンがそっぽを向く必要がありそうです。
読売の横暴を許さない空気を作らないとダメだと思います。
そういう意味で巨人ファンの方も少し引いた見方をしてほしいと感じています。
ひょっとしたら、視聴率などから考えると
すでに引いているのかも知れませんが…。
---------------

●2000/06/22
僕が期待しているのはアメリカのスポーツのような
「公平」で地域に根づいたプロスポーツということです。
NBAや大リーグをみていても毎年どこが勝つかわからないし、
ドラフト制度なども戦力の均等化がされていると思います。

●2001/03/31
特定の球団に資金・選手が集中する状況など到底容認できるものではなく、
メジャーリーグにみられるような
戦力・資金力の全体的均衡を保つためのシステムが早急に求められるのです。
「お金は力」などと正当化するのは近視眼的な発想であると思います。

●2000/07/11
自前の戦力でお互いの技量や英知を総動員して、凌ぎを削り合う
真のリアルファイトを期待するファンにとっては、
今の長嶋・ナベツネに汚染されたプロ野球は
本当に魅力のないものになってしまったと感じずにはいられません。

---------------
しかし、現状すでに出来上がってしまった
金満スター軍団を解体するわけにもいかないですし、
当分のあいだ高い勝率が続いていくでしょう。
来期のドラフトはすでに「自由競争枠」という
巨人がほしい選手を2人確実に取れそうな制度になっていまいましたから
さらに巨人に優れた選手が集まる可能性は高く、
ますます戦力格差がつくことになりそうです。
今度はウラ金ではなく、正式に契約金が10億とかやれますから
読売は当り前に「金力」を振りかざすことになるでしょう。
ただ、選手としては税金が大変なことになるので
表に現れない形での「不当」な契約はするかも知れません。(汚)

とにかく、巨人のチーム力が上がり勝ち続けることで
野球人気は比例して落ちていくと思われます。
他球団のファンは嫌気がさすでしょうし、
結果のわかるスポーツは面白くないからです。
サッカーや大リーグにシフトしていくのは避けられないでしょう。

マスコミ(影響の大きい電波媒体)は野球人気の凋落が
「巨人」に原因があるとは言いませんね。
松井がメジャーへ行ったら日本の球界はダメになるという論調ですが
巨人からどんどん流出すれば、国内のリーグは戦力が拮抗して
むしろ面白くなるかも知れません。
ただ、「巨人は選手を出すなキャンペーン」をマスコミぐるみでやりますから
選手も出にくくなるでしょうし、
新たにどんな手を使ってくるか興味深いところではあります。

イチローほどの実力の持ち主でさえ
日本では巨人の宣伝放送の陰に隠れていました。
佐々木などはセ・リーグだったため憎き敵で、「出てきたら終わりだ」と
主に巨人からの見方で放送されていました。

こんな日本にいるよりはずっといいのではないかと思います。
巨人以外のチームからはまた何人かメジャーにチャレンジするでしょう。

仮に、メジャー流出を阻止できても
巨人への流出は止められない(新人も含めて)のですから
バカバカしい話です。
---------------

●2000/06/22
読売のやり方って、サディズムですよ
自分が完全に、優位で安全な場所にたった上でないと
納得できないという子供のやりかたですね。

●2000/07/11
監督が大金叩いて他の球団の主力を掻き集めてきて、ただボケ〜と野球を眺めて、
その金で掻き集めた選手達が活躍するのを見て
子供のようにはしゃいでいるだけの野球の何が面白いんでしょう。
そこにはスポーツ特有の醍醐味が全く感じられません。

---------------
セ・リーグはさらなる格差が生まれると思います。
貧困球団が強くなることで、ますます球界は貧困になっていきます。
ひょっとして日本の貧困って「巨人」そのものではないでしょうか。
表面的、ブランド、傲慢、無知、弱者叩き、横取り、パクり、無反省、卑怯、場当たり的…。

日本の野球はもともとこういう陳腐な盟主(自称)が率いているのですから
当り前に衰退してきただけなのでしょう。
しかし、いつになったら改善されるのでしょうか。
マスコミがカギを握っているように思うのですが…。

☆☆☆☆☆

前回の湯口事件の中で
新浦投手を「高校を中退させて」獲得した話について
私の運営する掲示板に書き込みがありましたので
ご紹介します。
---------------

●新浦投手について 2001/5/17
静岡商業時代の新浦投手は
甲子園の準優勝投手ながら5年、10年に1人の投手として
今でいえば、西武の松坂投手並みの注目を集めていました。
当然ドラフト上位で指名されるはずでしたが、
当時のドラフト制度は日本の学校を卒業した日本人を対象としており
韓国籍の新浦投手ドラフトの対象外だという巨人の主張で入団させたものです。
当時のドラフトに欠陥があったのは事実ですが。
それならば12球団の担当者を集め、
オンザテーブルで話し合い欠陥を正していくというのが公正というものではないでしょうか。
法律の裏をかく、抜け道をさぐる、こういったことは詐欺師や暴力団のすることです。
ましてや自分達のための、自分達が作ったルールなのです。
これが江川事件の前触れになったのは言うまでもありません。
一般的に日本人、特に巨人ファンにおいては公正ということに、
あまりに疎いのではないでしょうか。

何が正しいのか、そのために何を為さなければならないのか、
『泣いて馬禝を斬る』と言う言葉がありますが、
巨人ファンの方にはぜひ泣いて巨人を斬っていただきたいと思います。

---------------
だいたい想像していた通りの入団の経緯のようです。