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にせ紳士球団 その1
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巨人は昔から「自分で」自分の事を紳士球団と言っています。
一般にはこういう騙しを詐欺といいます。

紳士とは
気品・学徳を備えた礼儀正しい男子のことをいいます。(福武国語辞典)
  気品とは、自然に感じられる上品なおもむき。
  学徳とは、知識があることと行いが道徳にかなっていること。

上品な恫喝なんてものはありませんし、
淫行・レイプは犯罪、裏金は不道徳といってまったく逆のものです。
そもそも「儲かれば何をしてもいい」という気風の中に「上品さ」はありません。
東大卒ナベツネの「知識」も
自分に都合のいいルール変更を画策するなど、学徳とは結びつきません。
だいたい紳士は吠えません。

5月23日
渡辺オーナーは、日本選手がFA以外で米大リーグへの移籍が可能な
ポスティングシステムについて
「一方的に日本が不利。こんな不公平な条約があるか」と語った。

この男が「不公平」を口にする資格があるのだろうか。
日本では日程・制度・報道などすべてにおいて一方的に巨人が有利。
これを棚に上げていては説得力がない。

他所からはさんざん選手を引き抜いて、
今度は囲った選手を出さないために
力と力の対決の場であるメジャーへの進出の「夢」さえ断とうとしている。
対外的に巨人だけ特別ルールを作ることは常識的に無理なので
他球団の選手がとばっちりを受ける。

一流選手のメジャー流出は、
一流選手にとって日本の野球に夢がないことを示しています。
日本の野球とは巨人中心の野球にほかならず、
巨人以外のチームが優勝しても
「残念ながら優勝してしまいました」と言われて
「さて来年の巨人は」と話題は巨人に集中する。
この状況こそ変えなければ、どんどん魅力が失われていくことでしょう。
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●2001/5/26
仮にこれから数年広島が優勝しつづけたとします。
(カープファンの自分からしてもそれは無理だろうと思います。)
しかし、巨人主導のプロ野球界は何の変化もないと思います。
あれだけ西武が、ヤクルトが黄金時代を築いてもTV放送は巨人中心。
(一時期ヤクルトはフジが熱心にバックアップしてたが)
マジメに選手を応援してきたファンがバカを見てしまう…

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日本でこの異常さに気付かない人がそこそこ多いのは
50年に渡って、日常的にテレビでの洗脳を繰り返された結果だと思います。
球団のない地域は巨人に片寄った報道により、
巨人ファンばかりを大量に作り出してしまいました。
大きな仕掛けの詐欺です。
仕掛けに気付かないのは、その仕掛けがあまりに大きく、
生まれた時から仕掛けの中に入ってしまっているからです。
ちょっと考えればわかることなんですが。

多様化の時代を迎え、「野球は巨人」という仕掛けは崩れつつあります。
また、あらゆることが世界へ目が向いている中で
読売の仕掛けが、世界という中では小さく、内容がセコいものであることが
バレてきているのが現在です。
「読売新聞の儲けのための野球」が面白いはずがないのです。
他球団の一流選手にはスポットライトを当てない。
いい選手は金で取る。ルールも曲げる。
相手が弱まり、テレビで作った人気の巨人が勝つ。新聞が売れる。
セコすぎます。

力のある選手なら、自分が有利な環境(巨人)で勝ったところで
嬉しくはないでしょう。
ポスティングシステムでメジャーを目指す選手には
公平な環境で自分を試したいという思いが感じられます。
ケガや不調に陥る前に、力の出せる今のうちに挑戦したいから
FA権取得を待てずにポスティングを利用するのです。
球団が儲けるために選手を放出しているのでありません。
球団の意向よりは、本人の希望が先に立っているのです。

渡辺オーナーは、オリックスを
「FAでもないのにイチローを売り飛ばすようなことをするから、
日本の優秀な選手が(大リーグに)いってしまう」
と批判していますが
本人が行きたがっているのに
「売り飛ばす」という発想はさすがです。

それより、選手の希望もねじ曲げてまで
ウラ金を積んで「買い漁るな」といいたい。
イチローを一番買いたかったのはナベツネではないのか。
地元・中日に取られなくてホッとしていたのはナベツネではないのか。

オリックスがイチローを巨人に「売り飛ばし」たところで、
日本の野球が面白くなるわけでもない。
国内リーグをもっと魅力あるものにするには
公平な環境づくりと、チームのあり方そのものについて考える必要があります。
きちんとした理念を持つ必要があるでしょう。
まず巨人の特権をひとつひとつ取り払っていく必要があると思いますが
ナベツネにできるはずはないですね。
まずはスポーツとして成立させないと
発展どころか衰退の一途をたどると思います。

もう少し球界の盟主が
気品・学徳を備えた礼儀正しい組織なら良かったのですが…。

さて
今どき巨人や読売を「紳士な組織」と信じている人はほとんどいないと思いますが
近頃の巨人の非紳士ぶりには目を見張るものがありますので
関連の出来事を拾ってみたいと思います。

つい先日、5月23日読売対ヤクルト戦のこと。
完投目前のヤクルト・藤井投手が
9回の表、2アウト3塁、8対1の7点リードの場面で打席に立ちました。
藤井は9回の裏の投球を残しており
打ったり走ったりすることは、投球リズムを狂わす要因となるため
このケースではわざと打たない、あるいは走らない投手も多いのですが
藤井は果敢に打ってきました。
バウンドの高いショートゴロになります。
普通のゴロと違い、高く跳ねたゴロは内野安打になりやすいので
藤井は一生懸命に走りました。
高いリスクをかけた全力疾走です。

藤井は間一髪、アウトになります。
巨人にとっては付け入る隙ができたのですからラッキーだったはずです。
ところがとんでもないことが起こります。
その後巨人からの激しいヤジによって藤井が泣いてしまうのです。
(泣くほどのヤジなど、聞いたことがありません)

どんなヤジられ方だったのでしょう。
いろいろな書き込みから、なるほどこういう感じかというものがありました。
まず、藤井の打席では
キャッチャーに「テメェ打つなよ!」とスゴまれる。
一塁ベンチからは
「球界の常識シラネェのかよバーカ!」「テメェ、打つんじゃねぇよ!」と怒鳴られ、
ベンチへ帰る選手からは
「調子に乗ってんじゃねぇぞ」「おまえ、忘れねぇからな」…
一人に集中砲火を浴びせるような感じです。

そして9回のウラ、全力疾走の上、ヤジに動揺した藤井は突如崩れました。
各社スポーツ記事を並べてみます。
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●共同通信社
確かに米大リーグでも大差をつけた終盤の盗塁は、敗者に対する侮辱行為とみられ、
味方や観客からも非難される場合がある。
しかし、勝負に絶対はないのも事実。

●日刊スポーツ
7点の大量リードにもかかわらず打ちに出て、全力で走った。
この展開で、そこまでするのか!――巨人ベンチからヤジを浴びせられたのだ。
巨人から浴びたヤジは、心を打ち抜く「痛打」となっていた。

●スポニチ
巨人打線を考えれば7点差もセーフティーリードではない。
この場面での全力疾走は打倒・巨人に燃えるヤクルトベンチ
の思いを象徴したものだった。

●夕刊フジ
ヤジが悪いとはいえないが、盟主たる巨人がこんなセコイことしてうれしいのだろうか。
全力で戦う2年目の“巨人キラー”をヤジでつぶそうとした。
どこの世界に全力でプレーしてはいけないルールがあるのだろうか。

●デイリースポーツ
ところが藤井は遊ゴロを打って、全力で走った。
このプレーを巨人は常識外れとののしったのだ。

●サンケイスポーツ
その瞬間、巨人ベンチから誰とはなしにヤジが飛んだ。
「何しとんじゃい!」。「野球を知ってるのか!」−。
好投左腕に対する罵声&怒号。
ゲームには負けたが、次回以降につながる“どう喝作戦”。
苦手克服へのあくなき執念が生んだヤジ攻撃だった。

●スポーツ報知
大量リード。しかも、打者が投手なら投球に専念する意味で凡退して当然、
という意識がプロでは“マナー”に近いものとして認識されている。
何とも釈然としない雰囲気が周囲に残った。

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巨人の正当化マスコミの一つ「報知」でさえこの歯切れの悪さです。
一生懸命正当化しようとはしていますが…。

試合の方はというと
藤井は、先頭打者・江藤にホームランを浴び
ストライクが入らず3人歩かせ、ひとつのアウトもとれず降板。
その後も巨人はノーアウトで2点を追加、ホームランで同点という場面まで作りましたが
ヤクルト・高津投手がなんとか抑えて8対4で勝ちました。
7点差は巨人にとってワンチャンスなのです。

さて、ホームランバッターの寄せ集めなだけに
さすがにその得点力は群を抜いていて、首位を独走しています。

「敗者に対する侮辱行為」にヤジというよりは恫喝をするチームですから
それだけの根拠があるのかと思えば
何のことはない、また得意の「棚に上げて」のことでありました。
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●2001/05/25
今期開幕戦、12−3と大差の付いた8回裏。
センター前ヒットで出塁した二岡は早速盗塁しましたね。
結局これを足がかりにさらに5点を追加するんですが。
さらに、ピッチャー条辺に送りバントまでさせました。
藤井の「全力疾走」とは比べ物にならないほど、
「球界のの常識を知らない」プレーです。
読売の当事者はどう言い訳するのでしょうか。

●2001/05/26
25日のT−G戦で、9回表4対9二死一二塁で代打マルチネスがスリーランを打った。
翌日の新聞にはこれが
「最後に長嶋監督は『お客さんにもっと楽しんでもらわなければ』と思い、
送った代打だった」(5月26日付毎日新聞朝刊より引用)と書かれていました。
死人に鞭打つ行為が非難される理由なら、こっちの方が悪質じゃないか。
投手の全力疾走は姑息でホームランはエンターテイメントって理屈なのか? 

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今回のヤジに関しては、巨人が「紳士球団」であるのなら
完璧に間違った行為で、一切の言い訳はできないでしょう。
大リーグがどうだろうと、自分で紳士と言っている限りは
絶対に通らないことです。
残念ですが、この事件は100パーセント巨人が悪い。紳士というのなら。

では、紳士ではないのならちょっとだけ見方が違います。
個人的には、藤井は最後の投球に専念した方が良いと思っていました。
どちらをチョイスするかということで言えばです。三振でいいと思いました。
ただヤジられるのはお門違いです。
7点差は巨人相手ならセーフティリードと言えないからです。

これひとつ取っても、何だかプロ野球の歪みを感じてしまいます。

巨人はホームランバッターをゴロゴロと並べてしまったのだから
点差があっても1点を取りに来られるのは
むしろ当り前のことと認識すべきでしょう。
何を怒っているのか。
怒っているのは逆に対戦相手の方なのに。
7点差があっても安心できないチームを(カネで)作ってきたのに
ケツの穴が小さいというか、ヘタレというか
情けないチームだと改めて感じた次第です。

球団トップの思想なり性格なりが
どうしても組織というのは反映するものです。
恫喝はその顕著な現れと言えるでしょう。

この際カッコ良く
「偽装紳士・巨人」というネーミングはどうでしょう。
正義の味方っぽい感じも出ていると思いますが…。

「子どもたちに夢」などと言っている巨人のウラは
夢どころか犯罪的なもので満ちあふれていますし
巨人が勝てるように仕組まれた様々な仕掛けで
巨人への憧れを持たせるところなど、偽装もいいところです。

恫喝、淫行、レイプ、裏金、隠ぺい、
と紳士らしからぬ行為は数々ありますが
自分の事を紳士と偽ることも、かなりの罪であると思います。

実はこの紳士にからめて、どうしても書かなければならない選手がいます。
ガルベスです。それはまた次回ということで。