ドームランに関しては、
科学的根拠のないUFOや幽霊と同列の、一種のオカルト話なので
真剣に取り組むのはイカサマ巨人ニュースの質を落とすと
心配される声があります。
しかし、ドームランの問題は最大の課題として重要視しています。
事のはじまりは何と言ってもそのログの量と内容にあります。

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ドームラン 過去ログ
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インターネットの掲示板の書き込みは
匿名性が高いため、本音で意見のやり取りができる反面
作り話、いわゆるデマ情報も簡単に作れます。

信憑性がないものとして、話半分でサラリと流してしまうか
マスコミが取り上げられないウラのある話として信じるかは
個人の判断になると思います。

まあ、現時点で、ドームランに関しては「分からない」としか言えません。
「そんなアホなこと」と思えるかも知れませんが
ドームランは存在しない、という根拠もないのですから
分からないから調べてはっきりさせたいと私は思っています。

「海の生物のシャコが、ガラス板を割る」
という話があり、それを検証する、テレビのバラエティ番組を最近見ました。
「そんなもん割れるわけないだろ」
と思ってみていたら、元気のいいシャコが本当に割りました。
うまく書けませんが、デコピンのように弾く感じでした。 (^◇^)
シャコパンチとか言ってましたが…。
くだらない例えですけど、
見た目やイメージというのは意外に不正確だったり、
実際と違っていることが、結構あるのではないでしょうか。

(シャコと並列して何なんですが…)
空気圧について、これがどれほどの力を持っているのでしょうか。
広い空域において、わずかの気圧差が風を生みます。
そこには測り知れない力が働いていると思われます。
単なる想像ですが、
気圧差が生む風の力が弱いものと感じられても
それは決して弱い力ではないとような気がします。

例えば、こんなふうに考えています。
ある空間を、仕切るようにビニールを張ります。
どちらかの空間の気圧を変えることによって
ビニールには気圧の低い方に引かれる力が働きますね。
で、このビニールをまっすぐに戻す(不可能かも)ことを考えると
何となく全然レベルの違う力がそこにあるような気がするのです。
「微風は微力ではない」と想像しているのです。
まだそれを証明することはできませんが
そういうことを念頭において考えてみると
ドームランについての見方もかなり怪し気になるのです。

まあ、しかしボールは言ってみれば点であって
受ける影響は少ないという見方もできます。
どちらにしても
この物理というものをきちんと説明できないと説得力に欠けることは
わかっております。(;_;)
先日、専門書を覗いてきました。
そこには世にも恐ろしい謎の記号の並んだ数式がびっしりと書かれ、
目に見えない空気を数値化することの難しさを痛切に感じました。

例えば紙を1枚コの字に折り┏━━┓こんなふうに置きます。
床と紙の間にふっと息を吹き付けると、紙は床にくっつきます。
息を吹くことで床と紙の間の空気が薄くなり(気圧が下がり)
紙が床の方に引き付けられるのです。
これもベルヌーイの定理が適用できるのだそうです。
しかし、これを数値化することは非常に難しい。
そしてその力がどれほどのものであるのかがわかりにくいのです。
したがって気圧については「考え方」を間違えないことと
その力がどの程度であるのかをわかるような表現をしたいと考えています。
でもホント、難問です。
専門家の方、教えて!! (;_;) だってむずかしいんだもん。(;_;)(;_;)

さて、泣きやんだところで本題に入りましょう。
今回はログです。

実は今年は、去年までとかなり違う傾向があります。
かなり特徴的です。
「巨人の打者には都合よくホームランが飛び出し、
対戦相手の打者の打球はフェンス前で失速する」
というのが去年までの傾向でした。
つまり
東京ドームは球が飛び過ぎるのではなく
「飛び過ぎたり、飛ばな過ぎたり」していたのです。

ところが今年は6月10日の阪神戦まで
対戦相手の「失速」する打球の記述が
皆無といっていいほどありませんでした。
逆に、対戦相手のドームランが目立ってきたのです。
そこから
「エアドームそのものに球が飛び過ぎるという欠陥があるのではないか」
というように変わってきました。
明らかに去年と違うのです。

今年はこれまでドーム内での気圧の変化についての実測を
7試合、複数ポイントで実施しました。
まだまだ詳細を公開できる状態ではありませんが
それによれば、どちらかのチームに有利な条件はありませんでした。
それと「失速」が登場した6月10日以降の試合は
まだひとつもサンプルはありません。
失速が起きた時のドーム内の気圧の分布を調査できればいいのですが、
長い時間をかけて調べていくしか方法はないようです。

では特徴的な過去ログを見ていきます。2年前あたりから。
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●1999/10/17
今日ラジオで星野監督が、
「東京ドームなんか巨人の攻撃になったらエアコンフォローがすごいんだから…」
と言ってました。(放送は名古屋のローカル局です。)

●2000/08/01
元中日の木俣氏は
「東京ドームは風が吹いている。センターの位置に立つとほんとよくわかる。」
って言っていました。(解説中に)

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冷房を入れていますので、風があるのは確かです。
その冷気を循環させているだけのことかも知れません。
その循環のさせ方は解明されていませんし
東京ドームから「このように循環させています」という
お知らせなどはありませんし、あるわけないでしょう。
巨人の攻撃の時だけ吹くとしたら大問題でしょうが
実際、球場で観戦しているとそんなことはありませんでした。

前の号外「ドームラン ベルヌーイの定理」の中で
セ・リーグが出している1988年版(ドームができた年)の
グリーンブック(詳細な記録などが載っている本)に書かれていた
記事の内容を紹介しましたが、この部分に注目します。

 膜屋根をささえる外部より0.2%高い気圧。この圧力が
 ホーム側から外野に向って口を開ける加圧送風システムから掛けられる。

これは88年当時、報知の記者が書いた記事の一部です。
これが本当なら、風の方向は常にホームランに順風ということになります。
冷房の循環とは別に「加圧」と「減圧」に関係しているのでしょうか。
空気を抜きながら加圧しているとしたらどうでしょうか。
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●1999/09/25
文化放送のスポーツ実況アナウンサー(巨人番)が、
 >東京ドームで巨人&日ハムが攻撃する時は、外野の空調が全開になるんです。
 >相手チームの攻撃の時は空調が止まるんですよ。
 >これって言っちゃいけないのかな?
と暴露しました。
この時こそ、疑惑が確信にかわった瞬間でした。

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これももし本当なら大変なことです。
実況アナウンサーの「何かを知っていての」うっかり発言なのかどうか
確認のしようもないので、やはり決定打とは言えませんが
しかし、非常にあやしい発言ではあります。
「外野の空調が全開になる」ということは
先ほどの報知の記者の記事とあわせると
「ホーム側から加圧のための空気を送り、外野側から空気を抜く」
(空気を抜かなくても、センターからレフト・ライト両方向に気流を作ると
ホーム側から外野センター側に空気が流れ込む)
ということにならないでしょうか。

たったこれだけの記事とログの組み合わせで
「巨人の攻撃の時だけ、ホームラン風を吹かせている」
(巨人の攻撃になったらエアコンフォローがすごい)
ということになってしまいます。
実際はわかりません。
さらに多くのログを見てみます。
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●2000/05/28
今日のラジオの解説、栗山英樹氏が言ってました。
江藤のライトフライの時、
”打ち取った当たりなんですが、
東京ドームは伸びますからねえ、
中日投手陣は気を付けたいですよね”

●2000/06/27
日テレアナのコメントです。
「横浜スタジアムではハマ風に押し戻されましたが、
東京ドームでは上昇気流に乗っています!!」
上昇気流?? 

●2000/09/10
TBSラジオの中継では、松井がホームラン打った時だったかな、
アナウンサーがしきりに
「東京ドームならでのホームランです!」
「球が加速しますからねぇ〜!」
「飛距離が違います!!」
などと騒いでいましたが・・・。
おい、バラしてもいいんかい?、と思ってしまいました。

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何と言っていいものやら…
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●2000/04/08
私の友人の叔父(回りくどいからツクリだとは思わないでくれ)のI氏は
株式会社東京ドームの経営者(役員)です。
氏いわく、ちゃんとゲーム前に空調担当者(というかわかりませんが)が
ヨミウリから来るそうです。
日本ハムの場合はありません。これってどういうこと?

以前はNTVのナイターのメインスポンサーでもあったコナミが今は降りています。
同社のソフトで空調隠しコマンドがあったという噂があり、
そのころから番組スポンサーではなくなりました。

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問題はこの手の書き込みをどこまで信用するかというところでしょうか。
空調に関しては「自動」で行われているようですので
本来、巨人戦のみ特別な担当者がいること自体おかしいと勘ぐることはできます。
ただ実際問題、観客の数が圧倒的に巨人の方が多いこともあり
気圧調整が自動とはいえ「むずかしい」のかも知れません。
でも
それじゃなんのための自動なのかわかりませんね。
何かのトラブルに備えてということであれば
同様に、日ハム戦の時も、他のイベントの時も常時
そのような担当者は必要ということになります。

この巨人戦専用空調担当者の存在の有無はわかりません。
皆さんも可能なら調べてみて下さい。

東京ドームの気圧の実測では、日ハム戦では
終始、気圧の変化のほとんどない試合があるのですが
巨人戦は日ハム戦に比べるとその変化は激しく、約5倍(高度差)ほども違っています。

  ドーム内の気圧は外よりも0.3%高くして屋根膜を支えています。
  この気圧差は、ちょうどビルの1階と9階ぐらいに相当します。

この9階というのは多分27メートル前後だと思います。
外気圧との比較ということでいえば、過去7回の計測の
退出時(ほぼ客が出切ってから)の気圧差が、高度に換算すると

日ハム 26m 28m 26m
巨 人 25m 28m 30m 35m

と日ハムの場合正確に刻んでいるのに対して
巨人戦の時は、内部気圧が全体として上がっていることがわかりますが
これは客の数が影響しているかも知れません。

とは言え、やはりサンプルが十分ではなく
断定できる段階ではありません。
言えるのは「巨人戦は外気との気圧差が大きい傾向にある」というだけです。
自動調整だから一定である、とは言えないようです。

ここから先は具体的なドームランの目撃談です。貴重な資料です。
去年までのものを厳選して並べます。
ネット上にはものすごい数のドームラン疑惑の書き込みがあります。
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●2000/05/03
日テレのリプレイ見たけど,
Gのホームラン(清原,仁志、江藤)不自然ありすぎ。
打った瞬間は外野フライなのに打球が異常に伸びてスタンド前列に入っちゃった。
まるで東京ドームには神風が吹いてるみたい?

●2000/06/15
「ドームはどこも気圧の関係で打球がのびる」と誰か解説者がいってるのに、
横浜の鈴木の真芯で捕らえた当たりが入らないとは。

●2000/06/15
ほんと不思議ですよね。
巨人のバッターならバットの先っぽでもスタンドインなのに、
相手チームは真芯で捉えてもフェンス前で急に失速する。
どう考えてもヘンです。
高橋が本人は打ち損ねのレフトフライだと思って(実況も)バットを叩きつけたのが、
グングン打球が伸びてホームランになるということがありましたね。

●2000/06/27
清水の先っぽの当たりがスタンドイン、
高橋のバットの上っ面をこすったような当たりがスタンドイン。
他の打者の何でもない打球もフェンスぎりぎりまで打球が伸びています。
他球場なら外野フライで打ち取っている当たりがああでは、たまりませんね。

●2000/06/28
今日の仁志と高橋の打球。
「よっしゃ、上がり過ぎや」と思った球が
ぐんぐん伸びてギリギリスタンドへ。
ホンマ、空調サマサマやね。
空調ドームのホームランはみんな「追い風参考」ですな。
ところで、以前星野監督が
「東京ドームの裏の攻撃では、何故かセントラルリーグの旗がたなびくんだよ」
と言ってたそうです。
なるほど、風がないのに旗はたなびかんわなあ。

●2000/06/28
なんであんなポップ外野フライがホームランになるんだ(冷笑)
打った仁志ですら打った瞬間顔しかめてただろう。

●2000/07/07
怪しすぎる、清原選手のホームラン。私はてっきり外野フライ
だと思いました。
清原自身もかすった当たりだとコメントしていたぐらいだし・・・。

●2000/07/09
土曜日の東京ドームに行った人のほとんどが
3回ぐらいから裏の攻撃だけすごい風が吹いていたと言っています。
その人は警備員に言ったけど無視されたそうです。

●2000/07/08
昨日の清原の復活弾。
打った瞬間の中日捕手(中村でしたっけ?)の仕草。
(いわゆる外野フライのときのそれ・・・)
お立ち台での清原の「自分でも入るとは・・・」発言。
なんか状況証拠がそろってるなあ・・・(涙)

●2000/07/17
間違いなく清原の打球は最初レフト内野席の方に上がったのに
打球が最高点に達したとたん外野席の方に向かって落ちて行くではありませんか。
この軌道は科学的及び物理的に見てもありえない。
どうかんがえてもおかしい。
ましてや五十嵐(ヤクルトの投手)が投げた球はストレート。
変化球ならまだしもストレートで。
あの角度で落ちて行くには何らかの影響を球に加えなければいけません。
風が吹かなきゃ絶対に無理。それも暴風。

●2000/07/17
その試合の解説してた江川も言ってましたね。
「ファウルゾーンから戻ってきた」ってね。
(巨人-ヤクルト 7月16日 東京ドーム。
3対1でヤクルト2点のリードで出た、8回ウラの清原の3ラン。
結局4対5、9回に巨人のサヨナラ勝ち)

●2000/08/17
空調係間に合ったみたいですね。
今日の江藤の当たりはものすごかったですね。
楽々ライトフライがスタンドイン!
このあいだの高橋のドームランといい全くもう・・・。

●2000/08/17
今回の清水&江藤のホームラン、再現ビデオで見たのですが、
あの軌道であの広いドームでホームランになるっ?
少なくとも甲子園では絶対ムリだと思う…。
東京ドームって甲子園より狭かったでしたっけ?

●2000/08/21
ニ岡のホームランのシーン、ニュースで見ました。
打った瞬間「お、うまく打ったな。こりゃ2ベースか?」と思ったら
入っちゃうんですね。あれが。信じられない。

●2000/09/10
村田のこすったような当たりがあんなとこまで飛ぶとは・・
真中さん&古田さんの芯でとらえた当たりが「ぎりぎり」だもんなー

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いろんな例がありますが、
そのほとんどは打った本人のコメントが一様によく似ていることです。
「まさか入るとは思わなかった」
「よく飛んでくれた」
「捕られるかと思った」
打って顔をしかめる、バットを叩き付ける
といった具合です。

おまけで、2000年の日本シリーズの際の話です。
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●2000/10/15
ダイエーの城島がインタビューを受けていた。
「読賣打線への対策は?」
「読賣打線というより、問題なのは東京ドーム。
完全なホームランという当たりを打たれるのならすっきりするが、
あそこは福岡ドームと違って、当たり損ないみたいのも入ってしまうんですよね」
という旨の発言をしていました。
よくわかってますね。

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そして今年も強烈な発言が飛び出しました。
ネット上で見た記事はこれです。

 ☆カブレラ「ナカムラノリヒロ」にニヤリ(西武) 2001/5/31 isize
  話題は本塁打王争いだ。普段なら「他人は関係ない。自分の仕事をするだけ」と
 サラリと流すのに、この日だけは違った。中村は日本ハム3連戦で4発放ったが、
 まずは「ナカムラのホームラン?東京ドームで打つのは本物じゃない。あそこで打
 つのはジョークに過ぎないね」と耳を疑う大胆発言。
  さらに「俺も東京ドームは好きさ。(空調の関係で)ボールが飛びやすいからね」
 とたたみかけた。

次々に出てくる選手や関係者からの飛びやすい打球の話。
ドームランをまったくあり得ないとする意見の「根拠」は今のところ見当たりません。
もちろんドームランの科学的な根拠もありません。

このように、話(掲示板のログ)を拾っていくと、
現在のところ、体験学習(? 語尾上げ)のような状況から、
「エアドーム球場の打球は伸びる」
という結論は出せるような気がしています。

それはアメリカに前例があったことも加えると
よりその確信は強くなります。
なぜ伸びるのかという科学的な説明がまだできません。

それから意図的に打球に揚力を与えたり、
失速させたりすることができるのか
が一番の焦点になっていくと思います。

幸いプロ野球は毎日のように試合があり
その巨人戦に限り確実に放送されますので
注意深く見ることによって、現象そのものはおぼろげながら確認できると思います。
「え〜? これがホームランになっちゃうの〜?」というふうに。
(でも、巨人戦は見ないことをお勧めします。
今の野球界の歪みの一番大きな原因は読売にあり、
テレビを見ることでそれがますます助長されてしまうからです。
間違えて見ちゃった時やスポーツニュースで確認されるとよいかと思います)

空間全体がボールに与える影響は
焼き鳥屋さんや焼肉屋さんで見られる
「煙の排気」のようなものじゃないかと思っています。

それからボールの回転は無視できるものではありませんが
ドームランを考える上では、切り離して考えています。
問題点は、通常の球場と比較してどうか、ということにあるからです。

ただその回転について考えてみても
「何気に結構スゴい」ことがわかります。
ボールに回転を与えて投げると曲がりますね。
実際に打席に立って変化球を体験した人ならわかると思いますが
魔法のようにぐんにゃり曲がるものなのです。
もちろん打球もその回転次第で浮き上がったり失速したりします。
これは
回転することでボールの対極に「気圧差」が生じ、軌道が大きく変化するのです。
やはりベルヌーイの定理ということのようです。
ここで言いたいのは
気圧の力は無視できないほどの影響を与えているのではないか、ということです。
とは言え、重さと速度と圧力の関係をきっちり示すことはむずかしいです。
なんとかしてその程度を示すことができるように頑張ってみます。