2001年観戦記11



【1st stage 第11節観戦記】

1st stage 第11節コンサドーレ札幌対名古屋グランパスエイト
札幌厚別公園陸上競技場 14:00 kick off(ラジオ観戦)

 勝ちをくれた相手に引き分けるとは相手に失礼なり。

 NHK第一放送でラジオ観戦。テレビはHBC。ビデオ録画は忘れた。


スターティングメンバー
・洋平
・森(右)・名塚(中)・大森(左)
・野々村・森川・田渕(右)・和波(左)・アウミール(中)
・ウィル・深川
ベンチメンバー
・井上、優津樹、曽田、瀬戸、黄川田。

名古屋:楢崎、平岡靖成・西澤・石川、大森・古賀・山口・ウリダ・滝澤、ストイコビッチ・ウェズレイ
控え:海本、酒井、福田、本田、原田

 勝ち試合を無駄に引き分けた試合。去年と違って負けられないと言う気持ちはないのか・・・。
 名古屋はここ何試合か相手に合わせた試合をしてなんだか不安定。攻撃力はあるが気持ちが不安定。ピクシーのために優勝を!を合い言葉にやってきたかどうか知らないけれど最初の5試合はなかなか良い出来。得点力はあるのにそれがなかなか生かせない。
 札幌は山瀬と藤ヶ谷が世界ユース選手権のためアルゼンチンに遠征中。播戸、ビジュが警告累積で出場停止。代わりに森川がボランチ、和波が左サイド、深川がフォワードに入っている。

 さて、札幌厚別はいい天気。風もいつも通りか。競技場で見れないのが悔しい天気だ。試合開始からコンサはいいペース。と言っても攻め込めるという意味で、確実に攻め込まれている。やはり名古屋は攻撃だけは良さそうだ。展開が多いと言うことは見てると愉しそうだ。と言っているうちに前半17分、ゴール前でウィルが倒されてフリーキックを得る。どうもゴール正面のようだ。いつもなら左側が多くてウィルが蹴っても決まらない。今日も当然ウィルが蹴る。真ん中寄りなので的が広い。ウィル今期初のフリーキックでのゴールが右上に突き刺さる。コンサ先制。もうこっちのペースだ。前半は無事に残り30分守ってハーフタイム。後半は名古屋ペース。いきなりゴール前でフリーキックを与えるし、ピクシーが、ウェズレーが、福田が・・・とNHKのアナウンサーの声が聞こえる。札幌の選手でよく名前がでるのは「佐藤」。攻撃できてないみたい。守備もうまくいっていないようで洋平のファインセーブがいっぱい。深川の替わりに黄川田が入る。状況は変わらない。こうなったらセットプレーで何とかと思ったが、何回かのCKはあっさり相手ボールに。後半35分、コンサディフェンス耐えきれずにペナルティーエリア内でファール。シュートを打てば外してくれる、もしくは洋平が何とかしてくれていたのによりによってPKを与えちゃうもんね。そこがコンサ。もうあっぷあっぷ。ピクシーが決めて同点。もう勝ちはないなと思った。しかし、7分後、事件発生。名古屋バックパスをキーパー楢崎チョロキック。上手い具合にウィルに渡ってそのままシュート。コンサ勝ち越し。勝ちをくれたか?と思ったが、やっぱりどうにもならない不安感が。終了間際、森川がセンターライン付近でピクシーに後ろからファール。実況によるとかなり危ないファール。退場か?と思われたがイエロー。どっちにしろやばい。そんなところでなぜ危険なファール?意味のほとんどないファール。コンサ結局ボールをキープできず、名古屋にボールをぽんぽんとつながれて最後のパスを福田に決められる。直後に後半終了。前の試合の磐田戦を思い出す様な展開。延長は途中で札幌出身ルーキーの曽田が初出場。ちょっと盛り上がったが、結局山瀬の時みたいにVゴールは奪えず試合終了。両者お疲れさんの引き分け。

 この試合、洋平の守備力が目立った。と言うことはフォワードからディフェンダーまでの距離が長いためにディフェンスラインの弱さが露出してしまったことの裏返し。コンパクトなディフェンスが出来なかったようだ。ディフェンスラインの1on1の対応の弱さはみんな知っているか?J1最低レベルだ。それをカバーする全員守備がうまく行かないとばれる。名古屋の攻撃陣強かったのだが、いまいち精度が無くて助かった。
 試合のムード転換時間、それは楢崎の大失敗。コンサの応援席は楢崎にコールを送ったそうだ。大バカ。へろへろのコンサの選手に檄とばさんかい!ああ、後で何言ってもどうしようもないが残り5分のコンサの守備は見ていられないのがここ数年ではないか。優勝した去年は先に相手がへろへろでエメ大活躍だったがエメ以外の選手の最後の精神力を応援で支えていたのではないのか・・・。特に前の試合の磐田戦は終了10秒前失点だったというのに。「相手がどうのこうのではない。自分たちがいかに戦うかが問題だ。」とJ1開幕前に選手が言っていたではないか。楢崎の失敗なんかうちには関係ないことなのにねぇ・・・とほほ。
 さらに追い打ち。森川のピクシーへのバックチャージ。センターライン付近でボールを持ったピクシーへの危険なプレー。そんなところで滑る必要なし。怪我させる必要なし。退場する必要なし。時間使う必要ない。時間のない相手にボールを持たせてパスコースを限定させればいいだけなのに、時間も減らず、守備人数も減るようなことをした森川はこの試合の戦犯。残り時間約1分のところでの判断力が無いのは痛い。まあ、慣れないボランチをやっていて、前から取りに行かないとと思ったのかもしれないが、前の試合播戸がファールをうけて時間稼ぎをしてしまったために試合終了が遅くなってやられたという教訓がこれっぽっちも生かされなかったというのがきついね。
 ルーキー曽田の出場。ボールをそこそこ扱えて戦力として認められるようなプレーは出来たことはよかったことだ。だが、試合後のインタビューでこの試合のために準備してこなかったことが発覚。精神的な準備のなさが爆発力を発揮できなかったように思える。去年、一昨年の岡田監督の采配から新人の使い方は二通りあった。札幌デビューとアウェイデビュー。北海道に縁のある選手は厚別デビューが多かった。遠国は出場レベルに達しなかったが佐賀、山瀬は厚別での盛り上がる試合での初出場だった。フォワード陣は選手層が厚いのでチャンスは少ないが、播戸、ウィルの出場できない試合はベンチ登録の大きなチャンスがある。札幌でのいい試合と言えば、厚別開幕戦が一番だ。次が中断明けの名古屋戦。その次が札幌ドーム初試合だ。控えの控えである曽田選手は一発で結果を出さないと試合に出るチャンスは限りなく少なくなるはずだ。そのためには少ない時間で結果を出すために前もって予想して準備しておかなくてはいけないはず。ゴール前でのフリーでシュートを打ったとき、そこでボールをもらってゴールを決めるイメージはあったか?大学で才能が開花してプロ選手になれたその運の強さをしっかり持って試合のでているのか?チャンスは生かさなければいけない。前もっての準備は周到にしておかなければいけない。中断前にウィルや播戸が出場できないと決まっていたのに「自分がでることになるとは予想していなかった」とは戴けない発言だ。自分の調子の良さを把握していなかったようだ。そこそこできると言うことは彼自身前もって分かっているはずだ。そこで結果が出せるかどうかが問題で、出せなかった今回の試合は十分反省してもらいたい。つうか活躍しろや。期待している!!!
 その曽田の交代期は延長前半のコーナーキックの時に訪れた。キッカーは交代するはずだった野々村。岡田監督は曽田を入れずにコーナーキックをさせた。おい!何で曽田を入れない??長身で元気なやつを入れて試合を終わらせるイメージはないのか?そもそも野々村を変えるのだから勝負に出たのではないのか?フォワードのルーキーに守備をさせるなんて無謀ではないか?曽田を使ったセットプレーはないのか?・・・・・・・僕のイメージと全然違う展開だった。曽田投入の意味がよく分からなくなったコーナーキックだった。

 コンサは先制し、追いつかれはしたがロスタイムまでリードしていたようにほぼゲームプラン通りに戦った。磐田戦に続きこの名古屋戦まで勝ちを逃したと言うところにコンサの弱さが見える。開幕3試合の集中力が今はもう全くないのだ。コンフェデ杯などの中断期間があるために緊張感を一時期解くことが出来るにも関わらず、再び締めることに失敗してこの日を迎えている。果たして次に勝てるときは来るのだろうか。一年間緊張しないとJ2陥落がすぐそこに見えてくるだろう。

 この試合で名古屋の優勝が絶望的になった。ピクシーはもう残りの試合に出る意味は無い気がする。お別れのカウントダウンのみ。すばらしい選手を上手く使えなかった名古屋というチーム。歯車のかみ合わないここ2〜3年。これから強くなるのだろうか。ちょっと心配なチームだ。札幌は強くなるしかないチームなので問題はないが。




【1st stage 第12節vs浦和レッドダイヤモンズ戦の見方】

 アウェイ駒場での戦い。去年と同じ様な試合を出来るかどうか。浦和は去年とさほど変わらない。ただ、チームの雰囲気は去年よりずっといい感じだ。小野も気分が良さそうだし。調子に乗せると怖いチームだが、乗せなければ大したことはない。それより自分たちの良いプレーが出来るかどうか。攻撃的な守りが出来なければ過去2試合とまた同じになるぞ。試合が終わるまでの集中力が課題。それがないとお話にならないチームだと言うことは分かっているはずだ。思い出せ。



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