第五講
「高校時代、甲子園に出ることなんて夢見ていなかった。
オレにとっての夢はむしろ映画館にあった。」
秋田校野球部時代、落合は、退部→再入部を8回繰り返した。
練習や授業はことごとくサボり、年間に映画を100本以上見る
という、文科系の生活を送っていた。
落合は野球が嫌いなのではなく、普通の高校生らしい(またはそれ以上の)
感受性を持ち合わせていたのだろう。
体を動かす事より、悩み考ええ、人間らしい感性に触れる時間が
多かった経験が、後のプロ野球時代の『天才的な読み』を生み出したのかもしれない。落合は相手ピッチャーの心理ををことごとく見透かし、
球種を読みきっていた。
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