| キャンペンガール 1987年 門別産 鹿毛 父:マルゼンスキー 母:レディシラオキ 母の父:セントクレスピン |
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1987年4月19日生まれのキャンペンガールは、名牝シラオキの血をひき、 ヒンドスタン、セントクレスピン、マルゼンスキーと、その時代の一流種牡馬を交配されてきた、 日高大洋牧場の期待の馬であった。 栗東の小林稔厩舎に入厩したキャンペンガールだったが、気性の荒さから デビュー前に厩舎の洗い場で暴れて脚にケガを負い、未出走に終わっている。 しかし、血統の良さから繁殖牝馬としての牧場の期待は高かった。 母の気性の荒さは仔馬にも受け継がれた。初年度産駒の牡馬は虚勢手術までしたが、 結局競走馬としては全く活躍できなかった。 2番目の牡馬も気性が荒く、放牧中に骨折し、競走馬にはなれなかった。 3番目の牝馬は白井厩舎で2勝をあげたが、ゲート試験になかなか合格しないなど、 気性の荒さは持っていた。4番目の牝馬は兄姉以上に気性が荒く、競走馬としては全く活躍できなかった。 産駒をレースに出す事さえ難しい母であったが、牧場の期待の高さを表すように、 5年目には、初年度産駒が既に朝日杯3歳Sを制するなど活躍が目覚しいサンデーサイレンスを交配された。 気性の荒い母に気性の激しい父を配合するのは危険を伴うが、それをふまえても魅力のある配合であった。 サンデーサイレンスを受胎したキャンペンガールだったが、 出産予定の半年ほど前から疝痛に苦しみ始め、数ヶ月後には、腸炎により腸の一部が壊死するという、 生命の危機といえる状態に陥った。牧場スタッフの努力により、5月2日まで持ちこたえた キャンペンガールであったが、5番目の牡馬を出産すると、乳を与える事もなく息を引き取った。 スペシャルウィークと名付けられた牡馬は、そんな母の忘れ形見なのである。 |