白井調教師は入厩する少し前に稽古を見て「豊を予約しておいてくれ」と言った。
1997年11月29日、阪神競馬場・第7レ−ス・芝1600メートルで
入厩から3ヵ月も経たないうちにデビュー戦を迎える。鞍上は武豊。
デビュー前から評判は上々で単勝オッズ1.4倍という堂々の1番人気。
14頭立てで行われた新馬戦、道中好位置をキープしつつ直線を迎える、持ったままにもかかわらず
メンバー最速の上がりで勝利する。伝説への第1歩が刻まれた瞬間だった。
レース後、武騎手は「反応は文句なし、素質も十分、大物感を秘めている馬ですね」と絶賛した。
続く2戦目の白梅賞では思うように伸びず、まさかの2着に負けてしまう。
しかし挌上挑戦でのぞんだきさらぎ賞で、再び人気に応えて快勝。重賞初制覇と遂げ、堂々クラシック
候補へとなる。
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