山行時間の見積もり方法

 登山地図には、山行の時間が記入してあるが、皆がその時間で登れる訳じゃないし、その時間だけを鵜呑みにすると実は落とし穴がある。
 山行時間の見積もり方法について説明する。
 
<地図の前提条件>
 わたしは昭文社の「山と高原地図」を愛用していて、登山のたびに必要な地図を買っている。
 この地図に書いてある時間は「25歳男性が10kgのザックを背負って普通に歩く早さ」で書いてあるそうだ。(これは人から聞いた話しなのでウソかもしれないけど)
 休憩時間は含まれていない。
 そして山域ごとに時間を調査している人が違うので、執筆者による誤差がある。
 
 人により体力や性別や荷物の量が違うので、登山地図時間は「目安」に使えても鵜呑みにはしちゃいけない。
 
<山行計算をメモする>
 地図の時間と実際かかる時間との差を調べるために、山行ごとに歩いた時間、休憩時間をメモする。
 そうすれば、どれくらい歩いたら休憩が必要かとか、地図時間の○割増しの時間で歩けるか、などのことがわかる。
 
 
 
<<たとえば>>
 
 こんな山に登ろうとする。計算の条件は以下のようにする。
 @休憩時間を足す:休憩はたとえば15分に5分、昼休みに1時間とする。
 A登山時間と自分の時間の差を加える。たとえば1割り増しにする。
 
 (1)登山口からA地点まで1時間20分。
     自分時間を足すと1時間30分。休憩(30分)を足すと2時間
 (2)A地点から山頂まで40分。
     自分時間を足すと45分。休憩(15分)を足すと1時間
 (3)山頂からA地点まで35分。
     自分時間を足すと40分。休憩(10分)を足すと50分
 (4)A地点から登山口まで1時間。
     自分時間を足すと1時間5分。休憩(15分)を足すと1時間20分
 (5)昼休み1時間
 
 全部合計すると6時間10分、となる。この山は1日がかりの登山になり、遅くても午後3時には下山したいので、午前8時より前に登り始めたい、という見積もりになる。
 地図時間だけの合計は3時間35分なので、このまま鵜呑みにして遅く登り始めると、到着は日が沈んでからになるかもしれない。
 
 ちなみに夏でも山の場合、山の陰に太陽が隠れてしまうし、山の下のほうは木々がうっそうと茂っていて、3時には暗くなってしまう。
 盛夏の場合、晴れの日でも午後3時になぜか大雨が降る場合が多い。
 というわけで、午後3時までに下山は守りたいところなのだ。
 
 
 
<おわりに>
 こんな風に、計算で出した時間と、実際の山行時間をメモをつけながら登山すると、地図を見ながらこの山はいけそうだとか、まだ無理かな?とか判るようになるので、計画が立てやすくなる。
 計算よりも早い時間で山行できたりすると、体力ついたかな?とうれしいし、疲れが出た場合はこれくらい遅くなっちゃうのか、とか判るようになるので、私は続けたいと思ってる。