No.35 鷲羽岳・水晶岳 2001/08/13〜16

 お盆は毎年北海道に帰省していたけど、今年は不運にもチケットが取れなくて帰省できない。という訳で、長期休みを利用して縦走する事にした。
 相棒は、お盆休みのすべてを山中で過したかったみたいだけど、1泊2日しかやったことないのに、いきなりは無理でしょ?攻防戦の結果、3泊4日で落ち着き、鷲羽・水晶を目指していく事となった。
 
<1日目>
 晴れ。私は15kgのザック、相棒は30kgのザックが肩に食い込み、重いのなんの。しかもやっぱり暑い。景色は良いんだけどなー。鏡境までの登山道で暑さにノビて靴を脱いで寝ている人がいたくらいだから、やっぱり暑いんだよね。
 
 弓折岳方面
 
 鏡境までは登りも緩やか。この先、鏡平まではもっと登りがきつくなる。そして鏡平から弓折岳まではもっときつい。午後からは曇りになり景色もイマイチ。そして荷物はもっと重く感じて、最悪〜
 重いのは食料で、これも食べれば減って軽くなるから、重いのは今だけだから、と自分に言い聞かせながら頑張って歩く。
 弓折岳を過ぎ、さらに一つピークを過ぎたら、今日の宿泊地の双六山荘が見える。テント場にはカラフルなテントがたくさんある。
 山荘では軽食を食べる事ができて、みんな外でおでんを食べている。おでんの他にも牛丼とかあるようだ。おでんオイシソウ〜ついつい、自分達もおでんを頂いたのでした。
 晩ご飯の後、疲れが出てばったんきゅーで寝てしまった。
 
<2日目>
 朝の双六山荘からの笠ヶ岳
 
 今日の予定は、荷物を全部持って三俣山荘へ、そこに荷物を置いて、手ぶらで鷲羽往復、そして雲の平へ。
 昨日の疲れが出ているみたい。朝は起きれないし、三俣峠までの道のりが辛すぎる。私は一生懸命歩いているはずなのに、ちっとも足が進まない。体が動かないよー
 三俣蓮華岳に登ると、黒部五郎岳、薬師岳、鷲羽岳、水晶岳、槍ヶ岳、穂高岳、笠ヶ岳などなど、一周ぐるーっと続く山々が見えるのだ。なんて良い景色!
 
 三俣蓮華岳からの双六方面
 
 三俣山荘の前でお昼ご飯を食べてから、手ぶらで鷲羽岳に登る。手ぶらにも関わらず全然調子が上がらない。うーん、今日は駄目だ。私がとぼとぼ歩いているのが傍目からもわかるみたいで、すれ違う人に励まされちゃったりする。
 何とか山頂まで着いたけど、下りもやっぱりとぼとぼ。もう3時近くになるし、また重い荷物を背負って雲の平まで歩くなんて無理だよう。
 相棒に交渉してみる事にした。「今日は三俣山荘で泊まり、明日、黒部川源流を通って行けば水晶岳にも登れるから」って言ってみた。相棒は渋々納得。相棒は快調でなおかつ私に合わせてゆっくり歩いているので、今日は元気が有り余っているのだ。
 
 三俣山荘のテント場からの鷲羽岳
 
 三俣山荘のテント場にテントを張ろうとした頃、雷がごろごろ鳴り始めてしまった。テントを早く張って中に潜り込んだ所で夕立が降り始めた。降り始めからあっという間に豪雨。危ない所だった。このまま雲の平まで歩いていたら、この雨に当たってしまって、ずぶぬれだったに違いない。
 
 雨上がりの槍ヶ岳
 
 雨上がりに、大天井岳の上に虹がかかり、午後は曇って見えなかった槍ヶ岳もくっきり見えた。
 ・
 テント場に雨に濡れてしまった単独行の中年男性と中年ご夫婦がやってきた。それぞれテントを張りながら色々雑談をする。
 単独行の男性は、山に入って9日目であと3日頑張るのだそうだ。ご夫婦の方は、旦那さんが20kg、奥さんが17kg担いでの3泊4日なのだそうだ。うーんすごい。
 
<3日目>
 昨日は早めにテント場に入り良く休んだおかげで調子が良さそう。早起きして水晶岳に向かう。
 三俣山荘から黒部川源流の沢沿いに登る。黒部川の源流は、本当に沢の上の方、尾根のすぐ下から始まっている。なんでこんなに上から流れているの?
 
 黒岳(水晶岳)と薬師岳
 
 水晶岳という名前は、山頂付近で大きな水晶が発見されたからで、もともとは黒岳というらしい。確かに、こちら側からみると、影になって黒く見える。白く見える薬師岳とは対照的だね。水晶岳の斜面にはハイマツがたくさん生えていて、緑が豊かで、昨日の雨上がりの時は緑色に見えたのだけど。
 水晶小屋はすごく小さい。昨日、テント場で一緒になったご夫婦が言うには、山小屋のオヤジさんは早く着いた人に「もっと先の小屋へ行け」と追い出すそうだ。後から来た人を泊めてあげたいからだそうな。
 水晶小屋から山頂までは岩場で、結構険しい。やっと着いた山頂はすごーく狭くて岩の上なのでなんとも落ち着かない。でも景色は最高。
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 お昼頃、三俣小屋に戻ってお昼ご飯の準備をしていると、雷が鳴り始めた。まだ早くない?これから双六山荘まで行こうと思っていたのに、夕立が降るのかな?
 結局、夕立には早いだろうから、双六山荘に行ってしまうことにした。同じように双六山荘に行こうか、このまま三俣山荘に残るか考え中のサングラスの単独行の男性はこのまま残ったみたい。
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 3時半ごろ、双六山荘に着いてテント場の手続きをしたとたんに雷が鳴り出し、雨がぽつぽつ降ってきた。テント場に急ぎ、テントを張って潜り込んだ所で豪雨が降り出した。テント場はあっという間に川になり、どんどん水が流れている。今回もセーフ。
 1時間くらいで雨は止んで、テント場も水はけが良くてすぐ乾いて問題はなかったけど、「山は午前中」っていう意味が良く分かった。
 
<4日目>
 今日も晴れ。荷物を片付けていよいよ下山の日。4日間の中で一番いいお天気で、槍ヶ岳や穂高の岩の隙間から光が射して神々しい。
 
 槍ヶ岳
 
 昨日、荷物を軽くしようとたくさん食べたので、ザックも初日よりはかなり軽い。焼岳から御嶽まではっきり見える。富士山は、やっぱり見えないね。
 
 火山三兄弟(手前から焼岳、乗鞍岳、御嶽)
 
 帰りになると、ここの美しい景色が名残惜しい。帰りは気分も軽いので、おセンチな気分に浸ったりして。
 
 鏡池からの穂高
 
 鏡平の鏡池は、槍ヶ岳の姿を映す池なのだそうだ。今日は晴れているし、映っているかな?と期待したけど、ちょっと風があって駄目でした。
 ・
 わさび平まではすごく順調で、あっという間に下ったように感じた。その後、新穂高温泉までは林道(車も走れる道)を歩く。
 林道は砂利の所、アスファルトの所、コンクリートの所と、まだらに補修してあり、距離も長い。登山後の足にはアスファルトやコンクリートの所は辛いのよ。一歩一歩足の裏の痛みをこらえながら、やっと新穂高温泉についた。
 

<水場のこと>
 鏡平山荘は有料、双六山荘、三俣山荘、わさび平山荘は無料で分けてもらえる。黒部川源流の水も飲める。水晶小屋は水場が近くないので、たぶん有料だと思われる。
<駐車場のこと>
 新穂高温泉に無料(深山山荘の近く)と有料の駐車場がある。有料の駐車場は夜中は開いていない。
<帰りの温泉のこと> 
 県道沿いに「ひがくの湯」大人800円(手ぬぐい付き、バスタオルレンタル付き)がある。軽食が食べられるレストラン付き。

タイムテーブル
1日目
到着 出発 場所 歩行 累積歩行 休憩 累積休憩
. 6:50 登山口 . . . .
7:10 7:15 休憩 0:20 0:20 0:05 0:05
7:30 7:35 休憩 0:15 0:35 0:05 0:10
8:00 8:10 笠ヶ岳への分岐 0:25 1:00 0:10 0:20
8:25 8:30 わさび平小屋 0:15 1:15 0:05 0:25
8:55 9:05 休憩 0:25 1:40 0:10 0:35
9:25 9:30 休憩 0:20 2:00 0:05 0:40
9:40 9:55 休憩 0:10 2:10 0:15 0:55
10:15 10:30 水場 0:20 2:30 0:15 1:10
10:55 11:05 休憩 0:25 2:55 0:10 1:20
11:20 11:35 休憩 0:15 3:10 0:15 1:35
11:55 12:00 休憩 0:20 3:30 0:05 1:40
12:20 12:45 鏡境(昼食) 0:20 3:50 0:25 2:05
13:15 13:20 休憩 0:30 4:20 0:05 2:10
13:40 13:45 鏡池 0:20 4:40 0:05 2:15
13:50 14:10 鏡平山荘 0:05 4:45 0:20 2:35
14:30 14:35 休憩 0:20 5:05 0:05 2:40
14:50 14:55 休憩 0:15 5:20 0:05 2:45
15:10 15:25 休憩 0:15 5:35 0:15 3:00
15:35 15:35 弓折岳分岐 0:10 5:45 0:00 3:00
15:50 15:55 休憩 0:15 6:00 0:05 3:05
16:00 16:10 休憩 0:05 6:05 0:10 3:15
16:40 . 双六山荘 0:30 6:35 .

2日目
到着 出発 場所 歩行 累積歩行 休憩 累積休憩
. 6:55 双六山荘 . . . .
7:20 7:25 双六岳分岐 0:25 0:25 0:05 0:05
7:55 8:10 水場 0:30 0:55 0:15 0:20
8:45 8:50 休憩 0:35 1:30 0:05 0:25
9:20 9:30 三俣峠 0:30 2:00 0:10 0:35
9:45 10:00 三俣蓮華岳 0:15 2:15 0:15 0:50
10:10 10:15 三俣峠 0:10 2:25 0:05 0:55
10:45 11:35 三俣山荘 0:30 2:55 0:50 1:45
12:05 12:10 休憩 0:30 3:25 0:05 1:50
12:35 12:40 休憩 0:25 3:50 0:05 1:55
12:50 13:10 鷲羽岳 0:10 4:00 0:20 2:15
13:35 13:40 休憩 0:25 4:25 0:05 2:20
13:55 14:00 休憩 0:15 4:40 0:05 2:25
14:15 . 三俣山荘 0:15 4:55 . .

3日目
到着 出発 場所 歩行 累積歩行 休憩 累積休憩
. 5:20 三俣山荘 . . . .
5:45 5:45 黒部川源流 0:25 0:25 0:00 0:00
6:00 6:05 休憩 0:15 0:40 0:05 0:05
6:50 6:55 岩苔乗越 0:45 1:25 0:05 0:10
7:05 7:05 ワリモ北分岐 0:10 1:35 0:00 0:10
7:25 7:30 休憩 0:20 1:55 0:05 0:15
7:45 7:50 水晶小屋 0:15 2:10 0:05 0:20
8:20 8:35 水晶岳 0:30 2:40 0:15 0:35
8:50 8:55 休憩 0:15 2:55 0:05 0:40
9:05 9:20 水晶小屋 0:10 3:05 0:15 0:55
9:45 9:45 ワリモ北分岐 0:25 3:30 0:00 0:55
9:50 9:50 岩苔乗越 0:05 3:35 0:00 0:55
10:00 10:10 休憩 0:10 3:45 0:10 1:05
10:30 10:35 休憩 0:20 4:05 0:05 1:10
10:45 10:45 黒部川源流 0:10 4:15 0:00 1:10
11:00 11:10 休憩 0:15 4:30 0:10 1:20
11:20 12:35 三俣山荘 0:10 4:40 1:15 2:35
13:00 13:05 休憩 0:25 5:05 0:05 2:40
13:25 13:30 三俣峠 0:20 5:25 0:05 2:45
14:00 14:05 休憩 0:30 5:55 0:05 2:50
14:30 14:35 休憩 0:25 6:20 0:05 2:55
14:55 15:00 双六岳分岐 0:20 6:40 0:05 3:00
15:15 双六山荘 0:15 6:55 . .

4日目
到着 出発 場所 歩行 累積歩行 休憩 累積休憩
. 5:50 双六山荘 . . . .
6:15 6:20 休憩 0:25 0:25 0:05 0:05
6:35 6:40 休憩 0:15 0:40 0:05 0:10
6:55 7:05 弓折岳分岐 0:15 0:55 0:10 0:20
7:35 8:05 鏡平山荘 0:30 1:25 0:30 0:50
8:30 8:35 鏡境 0:25 1:50 0:05 0:55
9:00 9:10 休憩 0:25 2:15 0:10 1:05
9:25 9:35 水場 0:15 2:30 0:10 1:15
10:10 10:20 休憩 0:35 3:05 0:10 1:25
10:35 10:45 わさび平小屋 0:15 3:20 0:10 1:35
10:55 10:55 笠ヶ岳への分岐 0:10 3:30 0:00 1:35
11:35 . 登山口 0:40 4:10 . .