No.53 黒部五郎岳 2840m・薬師岳 2926m 2003/07/25〜27

 夏の山篭りは、2001年にもやっているのだけど、とにかく楽しい!ということで、今年は休みを取って行く事にした。
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 1日目
 当初の予定では、折立から薬師峠に行き、荷物を置いて薬師岳に行こうと思っていたけど、雨だし、明日から天気がよくなるらしいので、とりあえず薬師峠まで行く事にした。
 今年3回目の登山でいきなりテント泊の荷物はキツイ。しかも前日まで残業続きで睡眠不足。かなりヘロヘロ〜な感じで登る。
 きついし、天気悪いし、視界悪いし、どこを歩いているんだろう?「見えない辛さ」を十分に堪能して太郎平小屋目前で休憩してしまったりして、なんとか太郎平小屋へ。
 天気は相変わらず、雨っぽかったので、薬師峠でテントを張って寝るだけにした。そして日ごろの睡眠不足を解消した。
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 2日目
 今朝はとてもよい天気。黒部五郎岳まで、お昼ごはんだけ持って出かけた。
薬師峠方面から太郎平方面
 雲ひとつない晴天で、こんなお天気の日にこんな景色のよいところを散歩できるなんて感激。稜線とか、高地の登山道を絶景を眺めながら歩くのが、一番大好きな私としては、本当に最高だね。
薬師岳
 前を向いても後ろを向いてもすばらしい景色なのでした。
 私は花百は詳しくないけど、北の俣岳も入っているのかな、と思いつつ、咲き乱れている花を堪能。
名山4兄弟!?(左から黒部五郎岳・笠ヶ岳・乗鞍岳・御嶽)
 こんな美味しい展望も。(槍ヶ岳、鷲羽岳や水晶岳も並んで見えてたりしたけど。)
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 しかしこの楽しい散歩も次第に辛くなってきた。
 太郎平から黒部五郎岳まで片道10kmもあるのだ。
 最後の1時間あまりは、かなりの急登で泣きをみた。とにかく黒部五郎岳へ到着。
黒部五郎岳山頂から
 しかも雲が出てきて山頂からは景色がイマイチ。うーん。
 山頂でお昼を食べて下山。薬師峠のテントまで戻り始める。
 下って来た道を戻り始めると、追い越した人たちにまた会い始める。みんな黒部五郎小屋まで行く人たちだ。自分が歩いた時間と会った場所を考えると黒部五郎小屋に着く時間は○時ころかな、と予想がつく。
 大半の人たちが、5時までに山小屋に到着できなさそうな雰囲気だ。大丈夫なんだろうか?しかしそんなオジサン・オバサンたちは焦る気配もなく、のんびり写真を撮りながら、おしゃべりに花を咲かせながら歩いていくのだ。
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 歩き進めるうちに、他人の心配をしているどころではなくなってきた。とにかく距離が長いのだ。足は痛むし、疲労もたまってくる。
 だんだん雲が出てきて、周りもよく見えなくなってきた。(おかげで何羽もの雷鳥にあっちゃったけど)
 雲の中にぼんやり太郎小屋が見えてくるころには、おなかもぺこぺこで、疲れ切ってよれよれだった。
 太郎平小屋についたらちょうど夕食時で、窓から中をのぞくと、美味しそうなコロッケが!!!中をのぞかないようにしながら、薬師峠へまた歩き出す。
雷鳥親子との対談
 太郎平小屋と薬師峠の間は、植物保護のために木道になっている。そこを歩いていると、木道の上に雷鳥の子が!
 木道のすぐ脇には母雷鳥もいて、子雷鳥を集めようと呼んでいる。しかし、のんびりな子雷鳥はあちこちよたよた歩き回るけれど、木道からはよける気配がない。
 8羽もの子雷鳥が母雷鳥の呼ぶ声にも無視してその辺を歩き回っている。母雷鳥が子雷鳥を呼び戻してハイマツの間に消えるまで、5分あまり雷鳥との遭遇を楽しんだのでした。
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 3日目
 今朝も晴れ。薬師峠のテント場のオジサンは、薬師岳まで荷物が軽いなら2時間だよ、と言っていたそうだ。(地図には3時間半くらいかかると書いてあったと思う)
 昨日の黒部五郎岳への道とは違って、今度は沢を登ったり、少し残った雪渓を歩いたりなので、気分も違ってこれまた楽しい。
 黒部五郎への道も高山の花が咲き乱れていたけど、薬師への道にもたくさんの花があちこちに咲いている。そして、高山蝶という珍しい蝶もひらひら舞っていた。
薬師岳の空
 薬師岳へは本当に2時間足らずで着いてしまった。
天然記念物になっている薬師岳のカール
 薬師岳のカールは3つあり、どれもすばらしい。覗き込めば花が咲き乱れているのだ。スケールが大きくて、本当に美しい。
 薬師山荘では、餅いりぜんざいを食べる。お餅はその場で焼いてくれたもので、とても美味しかった。
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 薬師峠まで戻り、お昼ご飯を食べテントを撤収して下山した。
 降りて標高が下がるにつれ、かなり暑くなってきて、暑さに弱い私としてはちと辛かった。
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 有峰湖の湖畔を車で走っていたら、ツキノワグマが道路にいた!

<水場のこと>
 折立の登山口には水もトイレもある。
<駐車場のこと>
 折立には巨大な駐車場がある。バスターミナルの横の砂利道のところにキャンプ場用の大きな駐車場があるらしい。あせって路駐しなくてもよい。
<帰りの温泉のこと> 
 平湯のバスターミナルの建物の温泉に入ってみた。鉄温泉だった。バスのエンジン音を聞きながらの露天風呂。
<携帯電話のこと> 
 山の中、有峰湖周辺は全然入りません。国道41号に出るまで全然使えません。
<ピンバッジのこと> 
 薬師山荘・太郎平小屋では薬師岳のものだけ置いてあります。黒部五郎岳のは置いてないんだって。太郎平小屋には置いて欲しいです。折立から黒部五郎岳まで日帰りする人もいる(実際見た)んだし。かなりがっかり。

タイムテーブル
1日目
出発 到着 場所 歩行 累積歩行 休憩 累積休憩
8:00 折立
9:00 9:15 休憩 1:00 1:00 0:15 0:15
10:40 10:45 三角点 1:25 2:25 0:05 0:20
11:10 11:20 休憩 0:25 2:50 0:10 0:30
11:50 12:00 休憩 0:30 3:20 0:10 0:40
12:15 12:25 休憩 0:15 3:35 0:10 0:50
12:40 太郎平小屋 0:15 3:50 0:00 0:50
13:00 薬師峠 0:20 4:10 0:00 0:50

2日目
出発 到着 場所 歩行 累積歩行 休憩 累積休憩
6:35 薬師峠
6:55 7:05 太郎平小屋 0:20 0:20 0:10 0:10
8:00 8:15 休憩 0:55 1:15 0:15 0:25
8:40 神岡新道分岐 0:25 1:40 0:00 0:25
8:45 8:55 北ノ俣岳 0:05 1:45 0:10 0:35
9:20 赤木岳 0:25 2:10 0:00 0:35
9:25 9:35 休憩 0:05 2:15 0:10 0:45
10:00 10:10 休憩 0:25 2:40 0:10 0:55
10:30 10:35 休憩 0:20 3:00 0:05 1:00
11:20 11:25 休憩 0:45 3:45 0:05 1:05
11:35 黒部五郎岳の肩 0:10 3:55 0:00 1:05
11:45 12:35 黒部五郎岳 0:10 4:05 0:50 1:55
12:45 黒部五郎岳の肩 0:10 4:15 0:00 1:55
13:05 13:10 休憩 0:20 4:35 0:05 2:00
13:30 13:35 休憩 0:20 4:55 0:05 2:05
13:50 中俣乗越 0:15 5:10 0:00 2:05
14:20 14:25 休憩 0:30 5:40 0:05 2:10
14:35 14:50 赤木岳 0:10 5:50 0:15 2:25
15:20 15:25 北ノ俣岳 0:30 6:20 0:05 2:30
15:30 神岡新道分岐 0:05 6:25 0:00 2:30
15:50 16:00 休憩 0:20 6:45 0:10 2:40
17:00 17:10 太郎平小屋 1:00 7:45 0:10 2:50
17:35 薬師峠 0:25 8:10 0:00 2:50

2日目
出発 到着 場所 歩行 累積歩行 休憩 累積休憩
6:15 薬師峠
6:45 薬師平 0:30 0:30 0:00 0:00
7:20 7:30 薬師山荘 0:35 1:05 0:10 0:10
8:10 8:40 薬師岳 0:40 1:45 0:30 0:40
8:50 8:55 休憩 0:10 1:55 0:05 0:45
9:15 9:35 薬師山荘 0:20 2:15 0:20 1:05
10:00 薬師平 0:25 2:40 0:00 1:05
10:20 11:30 薬師峠 0:20 3:00 1:10 2:15
11:55 12:00 太郎平小屋 0:25 3:25 0:05 2:20
12:40 休憩 0:40 4:05 0:00 2:20
13:05 13:10 休憩 0:25 4:30 0:05 2:25
13:20 13:40 休憩 0:10 4:40 0:20 2:45
13:50 三角点 0:10 4:50 0:00 2:45
14:50 折立 1:00 5:50 0:00 2:45