03.10.11-12南アルプス塩見岳 八久保です


今年の山行は今ひとつ天候に恵まれていなかったので、オフシーズン最後にもう一回チャレンジ。南アルプスの中間地点にあり、ぐるりと周りを見渡すことが期待される塩見岳を目指していざ出発。

前回の聖岳の登り口までの道はダートですごいところでしたが、今回は道は細いが舗装されており標高1,800メートル地点まで一気に上がる。
車を降りて登り口まで30分、ところどころ色づいている葉はありましたが、周りはまだ紅葉にはちょっと早いかなという感じ。
登り口で靴紐を締めなおし登り始める。登山道は最初の1ピッチでググッと標高を上げるためちょっとキビシイ。
先頭は隊長の岩田さん、2番手は車に乗ったらコーナーを攻めまくる走屋の小泉さん、3番手にルーキー笠間さん、それに食料担当の八久保の4人パーティー。

今日の目的地はコースタイム4時間半程の三伏峠小屋、本来ならばその上の塩見小屋まで行きたいところなのですが、その小屋は9末ですでに閉鎖しているとの事。おかげで今日の行程は短めになりましたが明日は長くなってしまいます。
30〜40分あえいで登ると風通しの良い所で隊長から休憩の合図。今回の休憩場所はなかなかGOOD。あいにく天気は下り坂との予報で日差しはありませんが、気温は思ったより高くもう汗だくだくの隊員も。水とチョコを一口食べて再び出発。
登るにつれて黄葉した木が目に付くようになりましたが、全体的には針葉樹が多く基本的には紅葉しないほうが多い感じ。そろそろ2回目の休憩がしたいところですが、隊長は先頭を切って一人旅、大きな声で呼んでも返事がなく影も形も見えません。小泉さんがエネルギー切れで途中昼飯にしたいとの事でしたが仕方なく歩き続けて腹ペコになりつつ三伏峠着。隊長はというと到着早々そこでラーメンを作って食べていました。う〜ん、他人に左右されない行動力はさすが岩田隊長、と一同納得。
ここは標高2,600mほどあり、じっとしていると汗が冷えてきます。テントを張って一応ビールで乾杯。
テント場は7割がた埋まっておりましたが、皆さん明日のためにお昼寝でしょうかわりと静かです。テント越しには目的の塩見岳が頂上付近に雲を従えてどどーんと聳えています。なんとか天気がもってくれれば良いなあと思います。
一眠りして夕食の準備。夜はだいぶ寒いだろうと思い今回はキムチ鍋、そんなに煮込むものも無く割りと簡単。うどんも入れてお腹一杯。夕食も一段落し笠間さんのイイチコをいただきシュラフにもぐりこむ。
前線の通過で夜は風がたいへん強く、寝ていてもテントがひしゃげているのがわかります。雨も降っている様子ですが、ま、取りあえず寝ました。

3時起床、今日はテント場から塩見を往復してそのまま下山と行程が長いので、遅くとも4時には出発しようと昨晩相談しましたが、テントを出たのは1時間遅れの5時、久々にヘッドライトをつけての山登り。鹿の鳴き声がよく聞こえてきます、さすが奥深い南アルプス。
天候は曇りで歩くのにはちょうどいいくらい、雲は高く雨は何とか持ちそう。コースタイム3時間ほどのところ2時間ほどで塩見小屋着。目指す塩見岳をバックにパチリ。何組か斜面に取り付いているのが遠望できます。
ここからはかなり急斜面になりほんとに一歩一歩という感じで登り始める。あと半分くらいというところでガスがわいてきましたが、無事塩見岳3,045mの三角点到着、やったー!しかし残念ながら回りは一面真っ白、すばらしい展望は今回もお預けでした。1時間ほど粘ってみましたが霧は晴れずあきらめて9時下山。今朝の出発が予定通りあと1時間早ければ、、、。
途中一休みしていると大きなザックを背負った単独行の人が来ました、話を聞いてみると山小屋を泊まり歩き1週間ぐらいの予定で入山との事、すごい!
もう少しでテント場というところでぽつぽつ雨が当たってきました、隊長が雨具を用意している脇をルーキー笠間がすーっとかわし最後は独走態勢でそのままテント場へ1番のりでゴール。なかなかやりますね、頼もしい新人です。

三伏峠小屋で昼食を済ませ1時間ほど休憩し、テントをたたみ駐車場まで下山。
下りは楽ですが一歩づつ止めないといけませんので意外と足(腿)にきます、そのままスピードを殺さずに行くとすぐに膝が笑ってしまい、ガクガクになって大変危険です。山での事故や怪我は下りに多いのです。そんなことを知ってかしらずか4人パーティーはずんずん飛ばし前の人をどんどん追い越しコースタイムの半分ぐらいで到着、ご苦労様でした。最後駐車場に着く前にちょっと雨に降られてしまいました。

今回は山頂の展望こそありませんでしたが、山中ではそれほどの雨もなく、また思ったほど寒くもなく暑くもなく、全体的にみればまあまあの山行でした。

ひとつ前 ホーム