10月7日(日)
きょうはゴールドコースト最後の日なので、日の出を見ようと思って早起きしたのに、なかなか太陽が出なくて、結局また眠ってしまいました。朝から雨が降っていたのです。

思い出記念に海岸に砂を取りに行きました。
雨が降っていたので、人が少なく、犬の散歩をしている人、ジョギングをしている人、散歩をしている老夫婦、広い広い海岸にポツリポツリとそんな人影があるだけでした。

この海から離れるのがすごく悲しくなってきました。
シドニーなんかに行きたくないよ、もっとずっとここに居たいよ、そんな気持ちでいっぱいになってきました。
でも、シドニーにも海はあるからと考えることにして、次の海を目指すことにしました。

シドニー空港へは、現地で私達の世話をしてくれる会社「プレステージ」から日本語の堪能なミス・シャロンが迎えに来てました。

これからバスで簡単に市内観光をして、その後、宿舎となるホテル「アリシャン」へ案内してくれるそうです。

市内観光は、初めに町を一望できる高台へ行き、ここでピクチャーストップだったのですが、誰かが草むらで犬の糞を踏んでしまったようで、バスの中がくさくて、くさくて、大変な騒ぎになってしまいました。

それから坂を下って、ボンダイビーチへ向かいました。
窓の外にボンダイビーチが見えると、思わずワーと歓声があがったくらい、きれいな海岸でした。

サーファーズ・パラダイスの海とお別れしてきたばかりだったので、海がきれいで、すごく嬉しかったです。ここに来れば、いつでも海に逢えますね。

次に、シドニーのダウンタウンへと向かいました。
ダウンタウンは大きなビルが立ち並んでいる普通の都会の町でした。

私達の宿舎となる「アリシャン」は、中心地からバスで5分くらいの所です。
外観はペンションのようなかわいい建物なのですが、中は共同のキッチン、シャワールーム、トイレになっていて、部屋は4人部屋で、二段ベットが二つずつ置いてあるだけで、まるで寄宿舎のような場所でした。

ゴールドコーストでは、コンドミニアムをグループで借りて暮らしていたので、優雅な生活から一転して窮屈な暗い生活になってしまうので、みんな急に静かになってしまいました。
みんなゴールドコーストと同じ様な宿舎を想像していたので、声も出ないくらいショックだったようです。

部屋割も勝手に決められてあって、どんどん部屋に入れられてしまいました。
おまけに私はジャンケンも負けたから、二段ベットの上の段にされてしまいました。
この二段ベットが怖いんです。枠も支えも何もないので、寝返り打ったら落ちてしまうのです。
寝ぞうの悪い私は、小さい時に二段ベットから落ちて骨を折った時のことを思い出して、寝るのが恐怖になっちゃいました。
こうして、私達のシドニーでの第1日目が始まったのです。

夕食は近くの探検も兼ねて、ヨシとブラブラしていたら、フィッシュ&チップスのお店があったので、2人で分けて食べました。ボリュームたっぷりなので、1人分で充分でした。

少し歩いたところにドラッグストアがあったので、最近胃の調子の悪い私は、そこに寄っていくことにしました。

初めにストマックエックと言ったら、薬を渡されたので、お金を払って帰りかけたのですが、薬の成分を読んでいたら、センナという下剤が入っていたり、ダイエットと書いてあったので、これは便秘の薬だと思って、これではないと言いに戻りました。

そしたら、どういう症状か聞かれたので、身振り手振りで、食事をした後に、吐くマネをして、胸がムカムカするということを説明したら、「オー、ハートバーンか」とわかってくれて、青い大きなプラスチックの入れ物に入った薬を渡されました。

その成分はマグネシウムやカルシウムと書かれていました。
中身はバリウムのような白いドロドロとした液体で、これを食事と食事の間の空腹時にキャップ一杯飲むのだそうです。

少し飲みにくかったけど、この薬が良くきいて、胸焼けがおさまりました。
胸焼けをハートバーンというとは知りませんでした。

10月8日(月)


きょうはニュージーランドの国内線の周遊券を買いに、ニュージーランドエアラインへヨシ、カワ、イソと四人で出かけました。

そのオフィスはシドニーからハーバーブリッジを渡ったノースシドニーにあるのです。

元気なヨシが歩いて行こうというものだから、アリシャンからずっと歩いて、ハーバーブリッジにやっとたどり着きました。
ここまで二時間も歩き続けたのですよ。

ヨシは、まだまだ元気で、あの橋を渡ろうと言い出したので、私達はいったいいつまで歩き続けるのだろうと思いながらも、これでついて行けないようでは、一緒にニュージーランドへ連れて行けないよ、なんて言われては困るので、もうクタクタだったのですが、必死になって歩き続けました。

橋を渡ると目的地のノースシドニーの町が見えてきました。 この町はシドニーとは少し雰囲気が違っていて、あまり観光地化してないようです。

ニュージーランドエアラインのオフィスがなかなか見つからず、ますますクタクタで座りこみたくなっちゃいました。

結局、プレステージに電話して、場所を教えてもらって、ポリスステーションに聞きに行きました。

オーストラリアの交番は進んでいますよ。すごく細かい場所まで出ている地図がロールスクリーンのようにグルグル壁に出てくるのです。
さらに見たい場所を拡大することもできるし、画期的で、驚いてしまいました。

おまわりさんのおかげで、やっとオフィスの場所も見つかったのですが、ちょうどお昼にかかってしまったので、先にお昼を済ませることにしました。

ビルのワンフロアーのまわりに、いくつかのテイクアウトのお店があって、吹き抜けの中央にテーブルとイスがおいてあるカフェテリア風な所でランチです。

各自好きなものを買ってこれるので、こういう場所はいいですね。
私はボリュームいっぱいのチキンサラダにレーズンマフィンとミルクにしました。とっても、おいしかったです。

オフィスでは、一番英語の話せるヨシが全て手続をしてくれたので、すぐに終って助かりました。これで、もう大丈夫です。

午後からは、プレステージで、今後の予定についての説明があるそうなので、このままダウンタウンへ行くことにしました。

でも、もう歩きたくないと私達三人が訴えたので、地下鉄で帰ることになりました。
ところが、やっと見つけた地下鉄の駅の名前がわからないのです。駅の中に名前が出てないし、路線図を見ても現在駅が印されてないのです。
今いる駅の名前がわからないと切符が買えないので、窓口へ行って、ここの駅の名前はなんですか?と聞いたら、ゲラゲラ笑われてしまいました。

やっと切符を買って、地下鉄に乗ることができました。
行きにクタクタになりながら橋を渡っていた時に見かけて、あの二階建ての電車に乗ってみたいねと話していたのです。
ところが、外からはとっても素敵に見えたのに、電車の中は暗くて窓も小さいし、あまりクリーンな雰囲気ではありませんでした。

やはり、シドニーとノースシドニーへの行き来は、あの橋を歩いて渡るのが一番ですよ。景色が最高ですから。

午後、プレステージに来るように言われていたので、今後の行動予定について話さなければいけないのかと思ったら、特別な話もなく、ただの顔合わせのようなものでした。

その後、私とヨシはニュージーランド観光局へ寄り、資料を手に入れて、それからウールワースで買い物をして帰りました。

きょうは一日、本当によく歩きました。疲れて途中で倒れてしまうかと思いました。
夜、膝やふくらはぎがとっても痛かったです。

明日からは、シドニー近郊の牧場への二泊三日のファームステイなので、やっとのんびり休養することができそうです。
10月9日(火)


きょうは、オプショナルツアーのファームステイに出発する日です。 研修参加者16人のうち5人だけは不参加ですが、その他の人は参加なので、とてもにぎやかで楽しそうです。

二泊三日の牧場での生活とはどんな事をするのか、何となくワクワクしてしまいました。
セントラルステーションから電車に乗って1時間半位でピクトンという駅に着きました。

駅からはタクシーに分乗して、牧場まで5分位でした。
広い牧場です。本当に広くて、地平線まで見渡せるのです。こんなふうに360度見渡せる場所に来たのは初めてです。

到着して、すぐに昼食が出たのですが、これがとってもおいしかった。
暖かくておいしいキッシュにめちゃめちゃ感激してしまいました。
デザートも手作りで、しっとりとしたフルーツケーキでした。こんなにおいしい食事は、オーストラリアに来て初めてです。

テーブルの上に置いてある果物も自由に持ち帰ってよくて、コーヒー、紅茶、新鮮なミルクも飲み放題なので、ミルクたっぷりのカフェオレをガブガブ飲んでしまいました。

部屋に戻って少し休んでから、午後は大きなビリヤード台があったので、久しぶりにビリヤードをやりました。

これがおもしろくて、とってもいいお天気なのに、暗い部屋で夢中になってしまいました。
1回終わるのに1時間半もかかってしまったけど、楽しかったーー。

その後、夕日をどこから見たら一番きれいに見えるかと、場所探しをしながら、牧場の中をウロウロしてたのですが、どんどん日が沈んでいくので、結局、宿舎のものほし台のような場所へ戻って来ました。

そこは、少し高くなっていて、上から広い牧場を見渡せるのです。
だんだん日が沈んでいくと、夕焼けがバーーッと広がって、空一面がピンク色になり、本当にきれいです。写真を撮ったり、ビデオを撮ったり、撮影会はとっても忙しかったけど、楽しかったです。

どこまでも続く地平線に沈む夕日、この素敵な光景も忘れられない思い出に加わりそうですね。

夕食もまたまたごちそうでした。
素朴な家庭料理なのですけど、どれを食べてもおいしかったです。
オーストリアの食事は私には合わないと思っていたのですけど、ここに来てから考えを変えました。
デザートに出た暖かいアップルパイに冷たいアイスクリームを添えてある組み合わせが何とも言えずにおいしくて、日本に帰ったら早速試してみたい食べ方です。

夕食後、外に出たら空一面たくさんの星で、またまた感激してしまいました。
オーストラリアに行ったら、南十字星を見たいと思っていたので、牧場の人に聞いてみたら、あそこに見えるひし形の星がそうだと教えてくれました。十字に星が並んでいる形ではなくて、思っていたより貧相な地味目な星座でしたけど、見ることができて嬉しかったです。

南十字星だけでなく、天の川の位置も教えてくれて、初めて天の川を見ました。
それからは、プラネタリウムのような星の下で1時間位、空を見上げていました。

こんな物好きは私だけかと思っていたら、いつも騒がしいみんなも部屋に帰らずにずっと空を見つめていました。
誰も一言も口を聞かずにじっと空を見ているのです。とにかく見たことのない星ばかりなのです。見慣れたオリオン座やカシオペア座、北斗七星もスバルも、どこにもないのです。

真っ暗な外でじっと空を見ていた時間を、きっとみんなもいつまでも覚えているでしょうね。夕日もきれいだったけど、この星空も忘れられない思い出になりそうです。

この一瞬を
ずっと待ち
続けました。


10月10日(水)


きょうは、乗馬をすることになり、1時間組とお昼を持って行く2時間組とに分かれました。
私は2時間組を希望したので、1時間組が出発する様子を写真に撮ってあげました。

みんな馬に乗るのは初めてで、乗るまではすごく怖がっていたのですが、1時間たって帰って来た頃には、すっかり慣れてしまったようで、「もっと乗っていたいなー」と言ってました。

1時間組は食堂で暖かい昼食です。2時間組はサンドウィッチを持って、遠乗りです。
ごちそうには引かれたのだけど、私は一度日本で乗馬の経験があるので、長く乗りたかったのです。
せっかく牧場に来たのですもの、食べ物にまどわされずに、のんびりすることにしました。

本物の牧場の中を馬で歩くのは気持ちいいですね。あちこちに馬糞が落ちてなかったら、もっと気持ち良かったのですけど、、、

お弁当もこの馬糞の中で食べるのかな? と思ったら、ちょっと待てよって感じだったのですが、指導してくれる人達が柵に沿って、どんどん歩いて行くので、そんなこと言ってられませんでした。

しばらく行くと、牧場の中を川が流れていて、小さな渓谷のような場所に出ました。
ここは、案内してくれた助手の女の子の大好きな秘密の場所だそうです。
ここで、持って来たサンドウィッチを食べることになりました。なんかピクニックみたいで気持ち良かったです。

昼食後、一度出発地点に戻ったのですが、まだ時間があったので、もう一周することになりました。

坂を上っていったら、クローバーが一面に生えている場所に出ました。
この場所で突然馬が動かなくなってしまったのです。
私の馬だけでなく、どの馬も止まってしまったのです。そして、一斉にクローバーを食べ始めてしまったのです。

助手の女の子が順番に名前を呼びながら、馬のおしりを叩いたり、たずなを引っ張ったりしたら、マツ婦人の乗った馬が突然暴走してしまいました。
一気に坂をかけ降りたかと思うと、そのまま牛舎に突撃しそうになって、マツ婦人はこらえきれずに振り落とされてしまいました。

幸い、おしりから落ちたので打ち身程度で済んだようですが、恐怖で腰が抜けたようになって、しばらく立てなかったので心配しちゃいました。

その後、病院に行き、レントゲンを撮っても異常がなかったようなので、本当に良かったです。
彼女が打撲だけで済んだという報告を聞いて、私達もホッとして、再び遊び始めました。

きょうも私は、またビリヤードを夜遅くまでやってしまいました。
ファームステイに来る前は、やっとこれで、のんびりとした時間を過ごせると思っていたのに、毎日夜遅くまで遊んでばかりで、ちっとも早く寝れません。

でも、とっても楽しいです。
明日は早起きして、ぜったい日の出を見るんだ。



10月11日(木)


きょうは、せっかく早く起きたのに、雲が多くて日の出が見れませんでした。
でも、ファームステイの最後の日なので、朝の散歩に出かけました。
まだ、朝露が草にいっぱい付いていて、ズボンの裾が濡れてしまいました。

ビデオを片手に牧場の入り口の方まで歩いて行くと、鳥の鳴き声や、牛の声しか聞こえなくて、のどかで、すごく気持ちのいい朝です。
シドニーのような都会から、わずか1時間半で、こんなにのどかな田舎に来れてしまうのです。

きょうは、その都会に帰る日です。 そして、明日からは、ニュージーランドです。
毎日忙しく、昼も夜も遊び続けたゴールドコーストと、行き当たりバッタリの旅、ニュージーランドとの間に、このファームステイで、静かなのんびりとした時間を過ごすことができて良かったです。

ファームステイに申し込んで本当に良かったと思いました。
ここに来なくては、オーストラリアの良さを味わえなかったです。

朝食後、すぐにシドニーへと向かいました。

ここで、このグループの中の若者グループ4人が駅まで歩いて帰りたいと言い出したので、タクシー組と歩き組に分かれました。
私も気持ちとしては歩きたかったのですが、もう身体が若者にはついていけません。とっても寂しい気分であきらめました。

シドニーに着いてからも明日からの旅行の準備の買い物に忙しくて、何とか寒い日用のセーターを見つけなければと、あちこち歩き回ってしまいました。
今は春なので、冬物は終わったばかりなのです。
たまに売ってるオーストラリア製のウールだと二万円位するので、結局、メイドインチャイナのセーターになってしまいました。オーストラリア製のウールのセーター欲しかったのにな。。



オーストラリア日記