クライストチャーチの町の中心にある教会の前から観光バスが出発するのですが、寒い雨に打たれながらバスを待っていても、ツアーの参加者が全然集まってきません。
きょうは人数が少なくて中止なのかな、と不安に思いながら待っていたら、やっとバスが来ました。
ドライバーが降りてきたので、アカロアツアーのバスかと間いたら、違うと言われました。
でも、外は寒いからバスが来るまで中に乗ってなさいと言われ、中で待たせてくれました。優しいですね。
しばらくして、ツアーのバスが来たので、そのバスに乗り換えたのですが、その頃には10人くらい参加者が集まり、やっとツアーらしくなってきました。良かった。
バスに乗ったらすぐに、ドライバーから日本人かと聞かれ、日本語の説明が聞けるからと言ってイヤホンを貸してくれました。
日本人観光客がきっと多いのですね。
このドうイバーはガイドさんも兼ねていて、運転しながら、観光名所に来ると説明をするのです。
でも、自分がしゃべる時は日本語のテープを切ってしまうし、すごくおしゃべりで、ほとんどしゃべり続けなので、結局そんなに日本語の説明は聞けませんでした。
途中、ファームに寄って、そこでモーニングティーとお菓子のサービスがありました。
このお菓子がパンケーキを小さく薄く焼いて、その上にアプリコットジャムと生クリームを乗せてあるだけのものなのですが、とってもデリシャスでした。
私がビデオを持っていたら、ちょっと待ってなさいと言われ、子羊にミルクをあげる用意をしてくれました。
初めはファームの人がミルクをあげていたのですが、参加者の中で、私が一番若く見えたようで、(他の参加者は老夫婦ばかりでした。。)私にミルクをあげさせてくれました。
そして、イギリス人の女の人が「ビデオを私が撮ってあげるから」と言って、私がミルクをあげている所をビデオで撮ってくれました。
みんな言葉はよくわからないけど、優しいですね。
ファームの庭は花がいっぱい咲いていてとてもきれいだったので、写真を写していたら、ビデオを撮ってくれた女性が近づいてきて、「この花はイングランドの花なのよ」と教えてくれました。
「何という名前?」と聞いたら、「プルーベル」と教えてくれました。確かに青いスズランのような花なので、名前を聞いて、そのままだと納得してしまいました。
アカロアに向かう途中の道はずっと牧場のようで、羊がいっぱいいました。
今は春で羊の子供が生まれる時期だそうです。
ちっちゃな小羊がお母さん羊のそばをチョロチョロしていて、とてもかわいいのです。中には真黒な子羊もいて、その子もとってもかわいかったです。
雨は霧雨のようになってきたのですが、とても寒く、アカロアの町に着いて他の参加者は遊覧船に乗ったのですが、私は薄着だったし、お金もないのでやめて、町の中を一人ブラブラと探索に出かけました。
アカロアの町はひとつひとつの家がペンションのように可愛くて、人があまり通ってないので、絵本に出てくるおとぎの国のようでした。
時間がいっぱいあったので、1人写真を思いつき、カメラを置いて自動シャッターにして、ハイ、ポーズという写真を撮り始めました。
これがおもしろくて、次から次へと構図を考えながら、たくさん1人写真を撮ってしまいました。
今まで景色の写真が多かったのに、急に私のスナップ写真が増えてしまうかも…。
1人で過ごした一日だったけど、ツアーの人たちが優しくて、とっても楽しい一日でした。
途中の羊がいっぱいのニュージーランドらしい景色を他の子にも見せてあげたかったな。
10月15日(月)
今日は朝一番の飛行機で、途中マウントクックを経由して、クイーンズタウンに向かいました。
横4人掛けの小さなプロペラ機です。機長さんが操縦席を乗客に見せてくれました。私もビデオを持って操縦席を写しに行きました。
まわりは日本人のおじさんおばさんばかりで、とっても騒がしかったです。
クイーンズタウン上空は、天候不良の為、マウントクック空港に向かうことになりました。
まわりは雪を抱いた山々が連なってます。
そんな山々の中を飛行機は高度をどんどん下げていき、まるでセスナで雪山の上を遊覧飛行してるようでした。
翼がひっかかりそうなくらい すぐ近くに山があるのです。スリル満点で、すごく感激してしまいました。
天候が不安定だったおかげで、予定になかったマウントクックに来れて、こんな遊覧飛行もできてラッキーでした。
しかし、目的地のクイーズタウンの上空はまだまだ悪天候だそうで、すぐに向かう事ができず、マウントクックの空港(小さな待合室がひとつあるだけの空港)で1時間くらい待たされました。
まわりは雪山なので、冷蔵庫の中のように寒くてストーブにかじりついてました。
朝のフライトには朝食が付いている事が多いので、それをあてにしていたのに、飛行機が小さ過ぎて、食事の設備の場所などなく、ジュースとチョコバーしか出ませんでした。
お腹はすくし、寒いし、早くクイーンズタウンに行きたかったです。
日本人のおじさんおぱさん、新婚さんたちはマウントクック空港から出てるセスナの遊覧飛行に行ってしまいました。
私達4人と他に3人の外国人だけが小さなプロペラ飛行機に乗り込み、次のクイーンズタウンヘと向かいました。
ところが、まだ天候が悪くて、別な飛行場へ着陸する事になり、ワカナ空港に向かったのですが、ここにも着陸できず、その近くの名前も知らなかったアレキサンドリアという小さな飛行場へ着陸しました。
そして、そこからクイーンズタウンまでは、バスで送ってくれる事になりました。
飛んだハプニングですね。これだけ待たされても、やはり出たのはジュースとチョコバーだけでした。
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バスでクイーンズタウンにやっと着いたのに、今度はバスのドライバーがなかなかバスから降ろしてくれませんでした。
どこに降ろしたらいいか、宿を開かれたのですが、宿は決めていなかったので、宿名が答えられなかったのです。
ドライバーはバウチャーを見せろとか言っているのですが、よくわからなくてポカンとしてたら、地元にいる日本人を連れて来ました。
その人の言う事には、私達がどのツアーに入っているのか、バウチャーを持っているか聞いているそうです。バウチャーというのは旅行会社発行のクーポン券のようなものだそうです。
ツアーの人は皆持っているはずと言われましたが、私達はツアーには入ってないので、持ってないので、ここですぐに降ろして下さいと頼み、やっとバスから出してもらいました。
結局どういう事だったのか、よくわからないのですが、私達がツアーからはぐれてしまったのかと心配してくれてたみたいです。
それから、とりあえずお昼を食べ、宿を探しに行きました。
宿もすぐに近くで見つかり荷物を置き、両替を済ませ、明日のミルフォードサウンドツアーの申込みも済ませることができました。
さー、これからが自由行動です。皆いっせいに散って買物に走り出しました。なにしろ、この町は、お店がすごくいっぱいあるのです。私は、またまた目が血ばしってきてしまいました。
ここで、やっと念願のムートンを買うことができました。
全品オール5万円と書いてあったお店があって、どれでもいいから何か買わなきゃ、というような気になってしまったのです。
衝動的に買ってしまったけど、「ヘんなの」って姉さんにバカにされちゃうかな。
でも、お母さんの暖かそうなウールのひざかけも買えたし、これで母へのお土産が済んでひとまず安心しました。
この町で初めて24時間営業のお店(パン屋)がありました。
ここでパンを買って、宿に帰りました。
モーテルの窓から湖が見渡せます。カーテンを開けて外を眺めながら、パンだけの質素な食事でしたけど、景色がステキで楽しい食事ができました。
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食後、モーテルの裏山を上るロープウェイが、まだ動いていたので、上ってみる事にしました。
もう夕方で暗いし、お天気も悪くて、遠くの山々は見えなかったのですが、高いので、すごく見晴しがよくて、クイーンズタウンの町を一望する事ができました。
寒かったけど上ってみて良かったです。あんなに湖が大きいなんて思ってませんでした。
いろんなことのあった一日でした。疲れたけど、なんか楽しかったな。
10月16日(火)
朝起きたら、もうヨシが起きていたので「お天気どう?」と聞いたら、「晴れてるよ」と言うので、ガバッと起きて窓までかけ寄ってしまいました。
わぁーー、なんと、ニュージーランドに来て晴れたのは初めてですよ。
それもミルフォードサウンドツアーに行く日に晴れてくれたのですから、ラッキーですよね。思わず、神様ありがとう、とお祈りしてしまいました。
モーテルの前でピックアップしてもらい、いよいよツアーの始まりです。
このツアーが、ニュージーランドヘ来たいと思った最大の目的なのですから、ドキドキワクワク、不安もチョッピリの落ち着かない心境です。
でも、バスが走り出した途端、すべてふっ飛んでしまいました。
湖のまわりの景色が素晴らしくて、ドライバーの説明が早口でわからなくても、ゼーンゼン関係なかったです。
お天気がいいと、こんなに景色が美しく見えるものなのですかね(昨日までがとっても残念!)。
緑が鮮かで、空も青く、湖も青く澄んでいて、景色に吸い込まれそうな感じで、うっとりと窓の外の景色を眺めてひたってしまいました。
やっと、美しい国ニュージーランドに来た実感が沸いてきました。
途中何回か、ピクチャーストップをして、わりといいかげんに止まっていたようでしたが、予定時間ピッタリにミルフォードサウンドヘ到着しました。さすがドライバーはプロです。
さぁー、いよいよ、あこがれのフィヨルドクルーズです。どこを写しても絵になるような場所ばかりで、天気が良いから暖かくて、風がすごく気持ち良かったです。
切り立った崖のあちこちから水が流れ出しており、それが所によっては滝のように流れ落ちています。
そんな滝の近くに行くと船を崖下に近づけてくれて、しばらく止めて説明してくれます。そして、外海が見える所まで行き、そこからゆっくりと引き返して来ました。
アシカのいるポイントでは、アシカが背泳ぎのサービスをしてくれました。かわいかったです。
2時間程のクルーズでしたが、感激の連続でとても満足しました。
ここが新婚旅行先として人気があるのがよくわかりました。本当にきれいな所でオススメツアーですよ。
帰りの道もすごくきれいで、まわりの景色にうっとりしていたら、何時の間にか皆吸い込まれてしまったようで、いつもにぎやかな私たちが誰もしゃべらず無口になっていました。
評判通りの素敵な場所でした。他の子たちもすごく感激していたようなので、このツアーに引っ張りこんでしまったけど、良かったなとホッとしました。
10月17日(水)
今日はきれいな町クイーンズタウンにお別れして、北の島のロトルアヘと向かいます。
昨日のミルフォードサウンドが素晴らしかったので、私はもうニュージーランド旅行は満足してしまい、終わってしまったような気分でした。
クライストチャーチ経由でロトルアに向かったのですが、またまたマウントクックで一緒だった日本人の団体さんたちと一緒でした。
私の考えたスケジュールは旅行会社の考えたものと同じだったのかな。
ロトルアに着いて、空港からタクシーに乗ったら、そのドライバーがとっても親切で、私たちの泊まる所を一緒に探してくれて、予算を話したら、安いバックパッカーの泊まる場所へと連れて行ってくれました。
そこは、シドニーの宿舎アリシャンと同じような所なのですが、アリシャンとは違って、なんとなくどこもきたならしい感じがしました。
やっと、あちこち安旅行をした経験のあるモリやヨシが「アリシャンはとってもきれいだよ、こんな清潔できれいな所、なかなかないよ」と言っていた言葉の意味が少しわかったような気がします。
きのうまではバス・トイレ・キッチン付きのモーテル生活だったので、急に、暖房もない宿になってしまったら、寒くて余計にわびしくなってしまいました。
やはり、私はきたない所は苦手です。希望としては、きのうのモーテル程度がいいですね。
やっと宿が決まり、さ一、今日はどこに行こうかと迷ったのですが、ロトルアについては何も調べてなかった上に、案内書に書いてあった通りにバスの便が悪くて、行けるとしてもどこか1ヶ所見学できるくらいです。
初めは、みんなと一緒の所へ行くつもりでバスを待っていたのですが、バスが全然来ないのです。
このまま待っていても時間がどんどん無くなってしまうなと思っていたら、バス停の近くにレンタサイクル店があるのを見つけて、私だけレンタサイクルで別行動をする事にしちゃいました。
突然、「私、レンタサイクル借りて温泉に行くことにする」と言い出したので、みんなは驚いてました。本当にワガママな人だと思っただろうな。
自転車だといろいろ途中で寄り道できるし、自由にピクチャーストップもできるし、すごく私は気にいっているのです。
地図で見ると温泉の噴きだしている観光名所になっている場所は、町から真直ぐ東へ行った所に有り、自転車で行けそうな気がしたのです。
1人、煙の上がっている場所を目指してペダルをこぎ始めました。市街地を抜けるとすぐに煙が見えてきたので、もっと近いかと思ったのですが、意外と時間がかかりました。ひたすら走る事20分位で目的の場所にたどり着く事ができました。
近づくにつれて、すごく硫黄の匂いがしてきました。
なんか、とっても懐かしい匂いです。日本の温泉場と同じ匂いなのです。(あたりまえか!)あちこちから温泉が涌き出ていて、まるで箱根の地獄谷のようです。
ここで、またまた1人写真をたくさん写してしまいました。
うまく撮れているといいのだけど。お天気が悪い上に、夕方で暗くなってきていたので、自信ないですね。
10月18日(木)
きょうは、ロトルアからオークランドヘ移動の日なのですが、午前中少し時間があったので、近くの公園の中のバブリック・バスハウスを見学に行きました。
この公園は、花壇がとてもきれいに手入れされていて、その中にゲートポールに似たボールゲーム場がいくつかあります。
きょうは、そのボールゲームの試合が行われていたようです。このゲームをする時は全員白の服装をしなければいけないそうで、みんな白くて、すごくおしゃれな感じがしました。英国の伝統ですね。
パブリック・バスハウスの中は、博物館になっていて、昔のお風呂についての資料やマオリ人の生活の様子について書かれた書物や絵などが飾ってありました。
ここ2,3日私は身体の調子が悪くて、すぐに疲れてしまうようになっていたので、絵を眺めながら、椅子に座って休んでました。
胃の調子が悪かっただけでなく、少し歩くとすぐに苦しくなってしまうのです。毎日毎日歩きまわっていたので過労からきているようです。
オークランドヘは10人乗りくらいのセスナのような、とっても小さな飛行機で行く事になりました。
そのかわいい飛行機に、もう私たちは大喜ぴで写真を撮りまくってしまいました。
でも、この飛行機はすごく揺れて振動もひどくて、飛行機が苦手な人だったら、すごく怖いだろうと思いました。
私は、この音と揺れが おもしろくって、外の様子よりも中の人々の怖がっている様子をビデオに撮って楽しんでいました。
1時間程でオークランドに着いたのですが、オークランド空港は今までの空港と違って、すごく大きい空港でした。
そんな大きな空港に、こんな小さな飛行機が降りたって、その上タラップもなく、機長が後にまわって扉を開け、三段の析りタタミ梯子を降ろしてくれました。
スチュワーデスは乗ってないのです。
私達は、その三段タラップを降りて、トボトボ歩いて空港に入りました。ホントに楽しい旅でした。この旅行は最後まで何が起こるかわからなくて、おもしろいですね。
ところが、笑ってばかりはいられませんでした。ここオークランドは大都会だったのです。
今までは、何の苦労もなく、泊まる宿が見つかったのですが、こんな大都会の真中に私たちが泊まれるような安宿がある訳ないですよね。見渡しても、りっぱなホテルばかりで、途方にくれてしまいました。
それでも、リムジンバス終点のエアーポート・バスターミナルから、「地球の歩き方」に載っている安宿を目指して歩き始めました。バスターミナルからだと、とっても遠い場所でした。
荷物が重いので、途中で荷物番と宿探し組に分かれる事にしました。
最初私はヨシと宿探し組になり歩き始めました。
歩いても歩いても目的の場所に着きません。途中に観光案内所があったので、どこか安い宿を紹介してほしいと言ったところ、希望予算を聞かれたので金額を言うと、その予算で探すと市街地からはバスで行くようなモーテルしかないそうです。そんな不便な所に行ったら、市内観光もできません。それで、しょうがなく「地球の歩き方」に載っていた初めの宿探しに戻りました。
やっと見つかった宿は、バックパッカーズと書かれた看板通りの安宿で、もう夕方になってしまっていたので、母屋の部屋はふさがっており、外にある別棟の部屋に泊まる事に決まりました。
昨日の宿もきたなくて少しショックでしたが、今日のはホントにひどい宿でした。
でも、自分たちで探して納得して決めたので、1日泊まるだけだからと我慢する事にしました。
宿を決め、予約金を払い、他の二人を迎えに行き、一緒に宿へ連れて行きました。
私は、ひどい部屋なので、二人はショックを受けるかなと思っていたのですが、案外平気で、なんか私が一番ショックだったみたいです。
宿も決まったので、カワが、ビクトリア・パーク・マーケットヘ行きたいと言ったので、皆で行く事にしました。
そこは屋外のマーケットで、古着やアンティークの品物が多く、あまり買いたい物はありませんでした。
入口で集合時間を決めてみんなバラバラに散ることにしました。
私は、果物市場でリンゴとトマトを買い、それから夕飯の食べ物を探していたら、日本食屋さんがありました。
いつもは見向きもしないのだけど、なんか今日は急に日本食が食べたくなって、少し高かったけど買ってしまいました。
日本人の男の子が売っているお店で、私は焼き鳥弁当を買いました。
その男の子に、「ランチは普通の白いのにしますか? それともフライドの方にしますか?」、と聞かれました。私が「白いのにしてください」と言ったら、ニコっと笑って大盛りにしてくれました。
まだ夕食には早かったのですが、焼き烏のおいしそうなお響油の匂いをかいでいたら、みんなと待合わせていたのに、暖かいうちに食ぺたくなって、食べ始めてしまいました。
久しぶりの白い御飯のおいしいこと、おいしいこと、胃の調子が悪いのにお腹いっぱい食ぺてしまいました。
シドニーのアリシャンに戻ったら、ぜったい白い御飯を炊いて日本食を作るぞ、と心に強く思ってしまいました。
夜は昨日ほど寒くなかったので、この宿でも大丈夫でしたが、夜中にトイレに起きたら、トイレに足のいっぱい生えたニョロニョロのヤスデのような虫がいたのです。もうゾッとしちゃって、それから寝れなくなってしまいました。やっぱ、わたし、ここ嫌いです。
10月19日(金)
きょうは朝早く起きて出かける準備をして食堂に行ったら、まだ開いてなかったので、そのままチェックアウトをして、バスターミナルヘ向かいました。
私は疲れていて体調が悪かったので、荷物も重いからエアポート・ターミナルまでバスで行く事にしました。
バスに乗ってしぱらく行くと、他の3人が、朝食の無料サービスキャンペーンの所で、紅茶とマフィンをもらっているのです。
ちょうどバスがそこで止まって、窓越しにその様子が見えたので、日本語で「あー、ずるいーー!」と思わず声に出してしまったら、バスの乗客がみんな外を見て何か言い始めてしまいました。
私だけ楽をしようとバスに乗ったために、食べそこなってしまいました。がっかり。
「エアポート・シティバスターミナルヘ行きますか?」と聞いてから、このバスに乗ったので、私が降りる時に、足の悪い乗客の一人が、わざわざそばまで来てくれて、「あそこの道を右に曲がるとバスターミナルがあるよ」と教えてくれました。親切ですよね。
駅で荷物を預けてから、とりあえず、どこかで食料を仕入れようと思って、お店をのぞいたら、みんなが無料で食べてたマフィンが1ドル50もするのです。倹約中なので、あきらめて、持っていたリンゴとトマトとクラッカーで飢えをしのぐことにしました。
駅のまわりを歩いていたら、偶然フェリーの船着場を見つけました。
その奥に、海に向かってベンチが3つ並んでいて、ポーッと時間をつぶすにはもってこいの場所です。
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この場所がすっかり、気にいってしまって、ここで朝食にしようと座り込んだのですが、一瞬みんなが心配するかなと、迷いが頭によぎりました。
でも、疲れていたので、わがままが出てしまって、駅に10時と言っていたのだから、それまでに戻ればいいやと勝手に決めてしまいました。
海を見ながらリンゴをかじっていたり、クラッカーを食ぺるのも、なかなかいいものでしたよ。
フェリーの乗降客がいなくなるのをみはからって、また1人写真を撮り始めました。
そしたら、その写真を撮る所を見ていたらしい年配の女性が、「あなたは楽しい旅の仕方をしてるわね」と話しかけてきました。
とても解り易い英語で話してくれるのですが、話好きな人で、ば一っと続けて話されると、半分くらいしかわからなくなってしまいます。
何か私からも話をしなけれぱと思ったのですが、「私は英語があまり話せません」と言ったら、「あなたの笑顔だけでいいのよ」なんて優しい言葉をかけてくれました。すごい殺し文句ですね。
御主人が大学で働いていて、その大学には日本人の留学生がたくさん来ているそうです。
その学生達はとても良く勉強するので、日本人に大変興味があるのだそうです。
私が日本のポストカードをあげたら、すごく喜んでくれて、私の住所を聞かれました。ニュージーランドのカードを送ってくれるのかもしれませんね。
とてもきれいな英語を話すおぱあさんでした。旅をしてると、こんな小さな出会いがとっても楽しいのですよね。
それから、待ち合わせ時間まで少し町の中を歩いてみました。ここは大都会ですが、公園や緑の部分が多く、生えている木が南国のものが多かったのは、夏場はものすごく暑くなるのですかね。
10時に駅に戻ったら、やはり、みんなが怒っていました。飛行機に乗るのに間に合わなかったらどうしようと、心配してたみたいです。
ちょっとまた自分勝手な行動をとってしまったようですね。でも、もう疲れていて荷物を背負って歩きたくなかったのです。
空港に着いてから、残っていたニュージーランドドルをみごと使い切ってしまいました。
この旅行はいろいろトラプルもあったけど、無事大成功の方ではないかと思います。
自我自賛になってしまいますが、素晴らしい計画でした。(お天気がイマイチでしたけど…)
でも、他の人達は私の自分勝手な行動にあきれていたかも。
このオーストラリア旅行の参加者は個性的な人が多いのですが、私も その中のベスト5に入ってるのかもしれませんね。
シドニーに戻る飛行機の中で免税品のピアスを買おうとしたら、言いだしたのが遅くて、もうオーストラリアの領海の中に入ってしまい、オーストラリアカスタムの管轄になってしまったから、もう売れないと言われました。やはり空にも領海があったのですね。
シドニーの宿舎アリシャンに戻ったら、なんか、懐かしくってホッとしました。
これでもう移動の日々は終ったのです。一つの所にとどまっていられるのは、いいものですね。
ところが、みんなに会えたのも今日一日だけで、明日からは、メルボルンへ行くグループ、パースへ行くグループと旅行に出る人がほとんどで、アリシャンに残るのはワカと私の二人だけだそうです。
なんか急に淋しくなってしまいました。五人部屋の私の部屋も私一人になってしまうのです。みんなギリギリまで、あちこち行くのですね。
でも、私が淋しがっていたら、イガが「明日、競馬に行ってくれば」とワカに言ってくれて、ワカがすぐにシャロンにTELしてくれて、明日はランドウィック競馬場に行く事になりました。なんか、楽しくなってきました。
夕食に御飯を炊きました。そして、目玉焼きとお味噌汁の純和食です。おいしかったな。