10月20目(土)
きょうは、午後からランドウィックの競馬場へ連れていってもらえる事になったので、午前中は、一人でパディントンの市場に出かけてみる事にしました。
昨日、ナベさんから、日曜日まで使えるレッドトラベルパス(バスや地下鉄乗り放題のフリーパス)をもらったので、それを使ってボンダイビーチ行きのバスに乗って30分くらいでパディントンに着きました。
どこのノミの市も同じようなものばかり売ってます。
本当に使いものにならないようなガラクタや、手作りの品物とか、果物とかで、ざっと見たけど、あまり買いたいものがなくて、わずか5分位で全部見終ってしまいました。
どうしようかと思ったのですが、ボンダイビーチ行のバスが通ってるので、終点まで行ってみることにしました。
とってもいいお天気なので、海が見たくなったのです。
でも、風が強くてまだまだ寒く、日本の5月くらいの気候です。
バスに乗ったら、サーフボードを持った少年が二人乗っていました。
どこが海かわからなくて不安だったのですが、この少年たちが乗っていたので安心しました。
長い坂を登って左に曲ったら、突然海が目の前にバーっと見えてきました。
青い空に青い海、ゴールドコーストから、もうずいぶんたってしまったので、海を見るのは久しぶりです。
少年たちと一緒にマクドナルドの前で降りて、ビーチヘと向かいました。
まだ、朝早いし、きょうは風が強くて寒いのに、ビーチにはもう寝そぺっている人があちこちにいました。
波打ち際をジョギングしてる人や早足で歩いている人、なかには泳いでいる人もいます。
私は写真やビデオを撮って、その後はポーっと海を見ていました。
競馬に連れて行ってくれるシャロン達との待ち合わせは12時30分なので、ここを11時に出れば十分間に合います。
10時30分頃まで ボーっと海を眺めていて、それからプラプラとその辺りのお店をのぞいて歩き、マックでソフトクリームを買い、食べながら帰りのバスを待ってました。
ここまでは、とっても順調で予定通りだったのですが、バスに乗ってから眠くなってしまい、ついウトウトして、バスを乗り換えなければいけない、オックスフォード通りの曲り角を見過してしまいました。
気がついてから、あわてて地図で現在位置を探したのですが、なかなかわからなくて、やっと見つかった頃には、もう終点に近くなってました。
結局終点のサーキュラ・キーまでバスで行ってしまいました。
それからが大変だったのです。どのバスに乗れば帰れるのか、わからなくて、また今乗ってきたのと同じ路線のバスに乗って途中まで戻って降りて、やっと宿舎のアリシャンに帰れるバスに乗る事ができました。
でも、もう12時を過ぎてました。
やっとアリシャンに着いたら、リビングには誰もいないので、がっかりしてたら、シャロンたちがワカちゃんの部屋の中から出てきました。なんとか間に合いました、良かった!
シャロンは自分の車で来てくれてました。
こっちで誘っておいて、送り迎えしてもらうなんて、申し訳ないですね。
競馬場に行くのは初めてなので、なんかドキドキしてしまいます。
日本でも行った事ないのに、外国で行けるなんて感激です。
競馬好きだった亡き父がうらやましがってるかもしれませんね。
入場料の5ドルを払い、中に入ると、すごい人でした。
競馬場は広くて緑がとってもきれいです。
雰囲気も明るくて、家族通れでピクニックのように、お弁当を持って来ている人たちもいました。
それと対称的に、VIP用出入口から入るメンバーの人達の中には、映画「マイ・フェア・レディ」に出てきたような正装で大きな帽子をかぶった女性もいました。
ここは社交界なんだなと、日本との違いみたいなものを感じてしまいました。
でも、日本のノミ屋のような予想屋もたくさんいましたよ。
いよいよ、レース開始です。
まず、どれに賭けるか決めるのですが、私ともう一人のオペレーターの彼女(名前を忘れてしまった)の二人は、競馬はまったく初めてでルールがわかりません。
ワカチャンとシャロンが真剣してるので、じゃまにならないよう、とにかく1レース目は見送ろうか、なんて言っていたら、シャロンが「券を買ってくるから、どれにする?」と言うので、適当に名前で決めて券を買ってもらいました。
そして、スタンドの下の馬が走るすぐそばで、レースの始まるのを待っていました。
私は、レースより何よりもビデオを撮らなくちゃと思い、カメラをかまえて待ってました。
ところが、レースが始まったら、まわりの人が興奮しちゃって、みんな前に身体を乗り出すので、ビデオには人の頭しか撮れませんでした。
でも、確かに輿奮しますよね。臨場感たっぷりですもの。
それで、第2レースは全体を見渡せるスタンドに上がってみることにしました。
メンバーの人と一般の人とは区別されており、スタンドもメインの所はメンバー専用です。
私達はやっと端っこの一般の人でも入れるスタンドに上がることができました。
上から見ると全体が見渡せて最高の気分です。
レースによって馬の走る距離が変わるので、そのたびにスタートの位置も変わります。
すぐ目の前の位置からスタートするレースがあって、スタートまでの落ちつかない馬の様子がそばで見る事ができておもしろかったです。
レースの賭け方というか、買い方にもいろいろな方法があります。
イーチ、プレイス等、日本の短賞複式に似たものや、1位、2位、3位の馬を当てるとものすごい倍率になるものまで、楽しいくらい種類があるのです。
私も自分で券を買う方法を教えてもらい、「The 3rd race, Sydney, No.3, 1 dollar place」というような言い方で買う事ができました。
そのほかにも、ノミ屋の人たちの予想(オッズ)の中で、自分の賭けたい馬がすごい倍率になっている所があれば、そこでその人たちから直接券を買う事もできます。
6レース賭けたのに、結局私は全部すってしまいました。
やはり、賭け事には向いてないですね。パパにお願いしたけどダメでした。でも、たっぷり楽しめた1日でした。
10月21日(日)
きょうは、朝8時頃にアリシャンを出て、サーキュラーキーからフェリーで向かい側のマンリービーチヘ行きました。
行きのフェリーの中で、外の様子をビデオに撮っていたら、ヨポヨポのおじいさんに話しかけられてしまいました。
どうも、ビデオを指さして何か言っているのですが、なにしろヨポヨポで入れ歯をモゴモゴさせて話しているので、聞き取りにくくて、何もわからなくて、ただ、笑ってごまかしてしまいました。
きっと、小さなビデオだったので、珍しかったのかもしれませんね。
マンリービーチはいい所だと本に載っていたのですが、何も調ぺずに行ったので、フェリ一から降りてもどこがビーチなのかわからなくて困ってしまいました。
でも、船着場と反対の方向の遠くの方に海が見えたので、真直ぐその方向へ歩いて行ったらなんとか海岸に出れました。
お天気が良くなってきたので、とっても気持ちいーです。
きょうは日曜日なので、ビーチで子供達がライフセーバーのように、旗を誰が一番早く取れるかの競争をやっていました。
子供たちが元気いっぱいに浜辺をかけまわっています。
きっと、こんな小さなうちからピーチに慣れさせて、未来のライフセーバーを育てているのですね。
とってもいいお天気で、太陽もサンサンと輝いているのですが、風がすごく強いのです。
一度水着に着たのに、風が寒くてまた着替えてしまいました。
結局水着にはなれませんでした。洋服を着たまま、陽に当たってポカポカしていて、気分は夏でした。
ビーチで1時間位子供たちの遊んでいる姿や若者の元気いっぱいな姿を見てから、メインストリートに行ってみました。
ここにはお店がいっぱいあって、また、私はいろいろ買いあさってしまいました。
やっぱり、海のそばのお店は、私が買いたいようなガラクタが多くて楽しいですね。
もう部屋の荷物がいっぱいなのに、またまた、たくさん買ってしまいました。どうしよう。。
ここのショッピングモールの雰囲気はなんとなくゴールドコーストに似ていて、すごく気にいってしまいました。
お昼に船着場でナカさんと待ち合わせをして、ビーチでお昼を食べました。
そして、またフェリーに乗って、一度サーキュラキーに戻り、そこからフェリーを乗り換えて、タロンガ・ズーヘと向かいました。
タロンガ・ズーは、とっても広いのです。
とても半日ではまわれないかと思ったのですが、荷物を全部ロッカーに預けて、ビデオと食料 だけ持って、地図を見ながらすごい勢いで歩き始めました。
この動物園からは、対岸のシドニーの町をバーっと眺めることができます。キリンのバックにシドニータワーが見える景色は、壮大で素晴らしいです。
でも、もうフィルムがないので、写真は全然撮れませんでした。
ビデオのテープも残り少ないし、結局、頭に記憶していかなくてはいけないみたい。残念だな。
どんどん歩いてまわったら、ひと通り全部見る事ができたみたいです。
でも、回る方向を逆にしてれば、カモノハシを見ることができたかもしれなかったのに、私が着いた時は、もう時間が遅くて、中に入れませんでした。
しかし、きょうは疲れました。よく1日歩きました。もう体力的に限界のようで体調が悪くなってきました。
ここで無理したら、倒れてしまうといけないので、明日は少し静養しようと思います。
そんなことを考えていたのに、この後、事件を起こしてしまいました。
夕食に御飯を炊いたのですが、これがとんでもない事になってしまいました。
私が炊く時に焦がしてお鍋に御飯がこびりついてしまったので、水を入れてひやかしておいたのです。
そして、食事をしてたら、その事をすっかり忘れてしまったので、だいぷ時間がたってから、「あっ、お鍋洗うの忘れてた」と、あわててキッチンヘ行ってみると、私の使ったお鍋がガスにかけてあるのです。
中をのぞいたら、泡がプクプクと沸いていて、私が水を入れて洗うところに置いといたのを、アリシャンの管理人のおっちゃんが気をきかせて洗ってくれて、でも、こびりついて落ちないので、火にかけたんだと私は勝手に思い込んでしまったのです。
そして、あわててそのお鍋を洗ってしまいました。
そしたら、そこにおっちゃんが来て、「I am cooking. 」と言ってから、「私のクックしたのはどこだ」と言うのです。
私は初め、鍋を焦がした事を怒られているのかと思い、きれいになった鍋を見せたりしていたのですが、ますます怒って大きな声でどなるので、その声を聞いて、何事かと思ってキッチンに来たワーキングホリデー・カップルが通訳してくれました。
結局、私のとんでもない勘違いで、私のお銅をおっちゃんが代わりに洗ってくれて、そのお鍋で自分のおかゆを作っていたところだったそうなのです。
それを私が洗ってしまった訳で、これでは怒るのが当たりまえですよね。
私は意味が通じて納得できたのですが、おっちゃんにも通じたかどうかわかりませんが、だんだん落ち着いてきました。
私が冷蔵庫に保存していた残り御飯を「使ってください」と渡そうとしたら、「私のクックしていたのはスイートなおかゆだから」と言って、戸棚から細かく砕かれたようなお米を見せてくれました。
全く種類の違うお米なんです。
私はひどいことしちゃったんですね。
でも、笑っちゃうくらい、おもしろい偶然でした。
おっちゃんが紛らわしいおかゆなんか作ってるからいけないのですよ。ホントにおかしなトラプルでした。
その夜、外がやけにまぷしいと思ったら、アリシャンの建物に向かって外部電灯が灯っているのです。
何事だと騒いでいたら、テレビ局の関係者が泊まりに来るそうで、おっちゃんがアリシャンをステキに見せようとあかりを点けたのです。
ワーキングホリデーの男の子がすっかりのっちゃって、玄関ポーチをステージにして何曲も歌ってくれておもしろかったです。
でも、その人達がなかなか来ないと思ったら、夜遅くになって、なんかすごい格好の人達が何人も来て、すっかり、二階は占領されてしまったようです。
10月22日(月)
きょうは、疲れていたので、1日休養しようかと思っていたのですが、やはりじっと家にいると、もったいないような、気持ちがあせっちゃって、出かける事にしました。
嵐のような強風でお天気が悪かったので、美術館・博物館巡りをする事にしました。
そのあと、どこに行こうかと考えていたら、次から次へと行きたい場所が出てきてしまい、植物園を抜け、オペラハウスに出て、それからシドニータワーに上り、モノレールに乗り、ダーリングハーバーの水族館を回るという、すごい強行スケジュールになってしまいました。
ちっとも休養どころではありません。
初めに便利なレッドトラベルパスを買いにセントラルの釈へ行ったのですが、この中が複雑で、トレインの改札口に出るまでにすごく長く歩かなくてはいけませんでした。
やっと、レッドパスを買って、さあ、博物館へ行こうと思い、少しの距離でもいいから来たバスに乗ってしまいました。
わずか2プロックくらいで降りたりして、レッドパスをフルに活用しました。
博物館はすぐにわかりました。ここは無料なのです。
入口を入るとすぐに、はく製の動物がいろいろと飾ってあって、ここに昨日見られなかったカモノハシ君もウォンバット君もいたので、頭をなでてきました。
なんか本物に出会ったような気分ですね。
しかし、私はもう身体が疲れてしまってるようで、ニュージーランドの時もそうでしたが、長く歩けなくなってしまったようです。
なんか胸の辺りが苦しくなってしまうのです。
ちょうど、パプアニューギニアの村の様子を映画で写している所があったので、その映画を見ながら休んでいました。
博物館を出てから、今度は美術館へ向かう事にしたのですが、途中でワカちゃんが話していた教会の前を通ったので、中に入ってみました。
とっても、大きなりっぱな教会です。
ちょうど牧師さんがお話をしている時に入ったので、しぱらく、これがミサというものなのかと、座ってお話を聞いてました。
そのお話が終って、一人の女の人が前に立ったかと思うと、パイプオルガンの音色が響いて、その女の人がきれいな声でアベマリアを歌い始めたのです。
映画の一場面を見ているような感じで、なんかジーンときちゃって、涙が出そうなくらい感激してしまいました。
バチカンのサン・ピエトロ寺院で偶然クリスマスの賛美歌を聞く事ができた時も感激しましたが、ふと、その時の事思い出してしまいました。
なんとなく、立ち寄った教会でこんなステキ場面に出会えてラッキーでした。
それから、地図を見ながら美術館へと向かいました。
でも、ここで道を1本間違えてしまったのです。
それで方向を変えて、こんどはハイウェーに沿って歩き始めました。
ところが、これが大きな間違いで、地図では一本上の道でも、実際はハイウェーの上を交差していて、ハイウェーからは行けないのです。あの上の道に行きたいんだー、と思ってはいても、ハイウェーはどこまで行ってもハイウェーで塀が続いていて、他の道路とは交わらないのです。
ハイウェーの入口まで戻るのは大変な距離なので、しょうがないから、網の塀をよじ登って乗り越えて上の道に出る事にしました。
まったくおまわりさんに見つかったら捕まってしまいますよね。絶対日本じゃできませんよ、こんなこと。
やっと普通の道に戻れて、美術館にたどり着きました。
ここの美術館も無料なのですが、展示されている絵の量はすごく多くてレベルも高いです。
回りきれないくらい広くて、ウロウロ次から次へと見ていたら、また、映画をやっている所がありました。
ここではオーストラリアの先住民であるアポリ人の生活についての映画をやっていました。
今日は、旅行もしないのに、パプアニューギニア人やアポリ人の生活が見れておもしろかったです。
次に、今度は途中で見かけた熟帯植物園へ入ってみました。
温室に入ろうとしたら、5ドルも入場料を取られるので、外からのぞいただけでやめました。
そして、植物園を通り越し、オペラハウスの見学ツアーに入る予定で植物園を歩いていたら、うしろから来たおじさんに、「きょうはいい天気だね」と話しかけられました。
そして、一緒に少し話しながらオペラハウスの方へ歩いていきました。
おじさんはギリシャからの移民で、仕事はコックで、日本の女の子と話すのは始めてだそうです。
私はオペラハウスのツアーに入る予定だったのに、おじさんがお茶を飲みながら、もっと話をしようと言うので、なんか断れなくなってしまって、一緒にカプチーノを飲みました。
ところが、カプチーノをごちそうになっても、まだまだ離してくれそうもないのです。
話しているうちに、私たちの泊まっているアリシャンの部屋が狭い事なんが言ったものだから、マイプレイスは広いから、これから行こう、と言うのです。
そんな事言われて私は困ってしまいました。
おじさんは悪い人には見えないけど、でも、人間は解らないから、といって本当に親切な気持ちで誘ってくれたのだとしたら、断わるとかわいそうな気もするし、どうしようどうしようと思いながら、そうだ、友達に電話をする振りをすれば、危険な事にはまきこまれないかもしれない、と単純に考えたのです。
そして、アリシャンに電話したら、ちょうどワカちゃんがいて、「今、変なおじさんにつかまってしまって、これからおじさんの家に連れていかれるの」と言ったら、ワカちゃんは驚いてしまって、「一人では行動しない方がいいよ」と言ってくれました。
それで、私もこの電話を利用して、おじさんに「私が帰らないと友達が心配するから」「電話でこれからすぐ帰ると言ったから」とずっと言い続けて、やっとの思いで逃げてきました。
もしかしたら、とっても危ない事になるところだったかもしれません。
ともかく、バスに乗り込んでホッとしたらシドニータワーが見えたので、そこで降りてシドニータワーに登る事にしました。
ここは入口がとってもわかりにくくて、上を眺めながら、ウロウロしてしまいました。
高い所は好きなのですが、ここは思っていたほど、眺めがいいとは思いませんでした。
次に今度はモノレールに乗る事にしました。
モノレールでシドニーの町中を一周したのです。
この時初めてダーリングハーバーがダウンタウンの近くだった事に気がつきました。
もっと早くモノレールに乗っていたら、シドニーの町の各場所の位置関係がはっきりわかったのだな、と思いました。
もう体力的に限界だと思っていたのに、結局今日も1日歩きまわってしまいました。
精神的にも肉体的にもとっても疲れた1日でした。
アリシャンに帰ってキッチンで食事の支度をしていたら、きのうから泊まっているミュージシャンの人たちも食事を作っていました。
私が缶詰が開けられなくて困っていたら、怖そうに見えた長髪のおにいさんが缶切りを探して渡してくれました。顔に似あわず優しい人でした。
夜、テレビにアリシャンに泊まった人たちが出演すると言うので、夜運くまで起きて待っていたら、日本のニュースステーションのような番組の中で今注自のニューグループのような扱い方で登場しました。
そして、その場で3曲演奏しました。缶切りを探してくれた人は関係者ではなく、そのメンバーでした。私はスターに缶切りを探させてしまったのです、びっくり!
10月23日(火)
きょうは午後企業訪問に行く日なので、午前中はダーリングハーバーヘ買物に行ってきました。
きのう日本に電話したら、4歳の姪のミサキちゃんが出て、「ちいちゃいおばちゃん、遠いところにいるの? オーストラリア? 早く帰ってきてね。」とかわいい声で言うので、早く日本に帰りたくなってしまいました。
この前の電話では弟といろいろ話したし、やはり、残りのお金でみんなにおみやげをいっぱい買って帰ろうと思いました。
ケン・ドーンのトレーナーを姉さんに頼まれたので、ダーリングハーバーのお店を見ていたら、カゴの中の安売り品を見つけ、結局6枚も買ってしまいました。
自分用に2枚、姉さんに2枚、弟夫婦にもペアのを買いました。
午後、新聞社を企業訪間したのですが、これが桔犠とおもしろかったです。
新間のできる過程を見学させてくれたのですが、シャロンが通訳のように説明してくれるので、とっても助かりました。
「この新聞社の新間を読んだ事があるか?」と聞かれ、ワカちゃんが「競馬の情報の載る金曜日の新聞を買った事がある」と言ったら、すごくうけちゃって、「あなたはオーストラリアに競馬をやる為に来たのか?」なんて笑いながら言うのです。
これで、すっかり説明してくれた女性と打ち解けてしまい、そのあとはワキアイアイの雰囲気 で見学ができました。
とってもいい経験でした。
見学が終って、他の人たちはアリシャンヘ帰ったのですが、私はシャロンと一緒にプレステージに戻り、免税品店の割引券をもらって、それから免税品を買いに行きました。
お酒にタバコに香水にチョコレート、そして化粧品を買ったら、すごく重い荷物になってしまいました。
でも、これでほとんどのおみやげは終りです。明日はプルーマウンテンのツアーだし、残りはお兄ちゃんと上の弟の分だけです。
10月24日(水)
きょうは、朝アリシャンまでポプが迎えに来てくれて、我々だけのプルーマウンテンツア ーです。
プルーマウンテンに行くだけのツアーかと思ったら、途中いくつかの場所へ寄ってから行くのです。
1日ツアーですが、そんなに時間のかかる場所ではないようですね。
なんとなく近いのに、時間延ばしにあちこちに寄っていくような感じです。
初めに動物のいる公園に行きました。
あまり期待してなかったのですが、ここへは朝一番で着いたものですから、他の見学者が少なくて、私たちのグループともう1グループくらいでした。
そのため、説明の女性が私達に付いてくれて、コアラをそばへ連れてきてくれました。
餌の葉っぱをあげたり、背中や頭をなでてあげたりする事ができました。
そして、その後には、なんと、あのウォンバットを抱く事ができたのです。
本物は大きくて重かったです。でも、とってもおとなしくてぬいぐるみのようでした。
次にオールドタウンに行ったのですが、どこがオールドタウンなのか、あまりわからない、ただの通りでした。ここでは、お茶だけ飲んだだけでした。
次に王立植物園に行きました。ここはすごく広くてきれいで、花壇がそれぞれお花の種類によって分けられていて、きちんと植えられているのです。
ここでも、ポプが説明の女性を連れて来てくれて、園内を説明しながらまわってくれました。
本当に特別ツアーで、いたれりつくせりで、もう少しポプの英語が聞きとりやすかったら、 最高でした。
でも、だんだんとこのオーストラリア英語にも慣れてはきました。 この植物園の中で、お昼を食べました。
そして、そのあとバスに乗ってから、私は少し不安になってきました。
もうお昼過ぎなのに、まだ最終目的地のプルーマウンテンらしき所へは肴いてないのです。
それどころか、どんどん山を下って、町に近い所へ出てしまったのです。
プルーマウンテンには、とっても面白い乗物があって、それに乗らなければならないのに、時間は大丈夫なのかしら、と本気に心配してしまいました。
マツさんたちのツアーの時は、時間が足りなくて、集合時間に遅れてすごく怒られたそうです。
それを聞いていたから、余計に心配だったのですが、みんな平気そうなので、口には出しませんでした。
このままシドニーに帰るようになったらどうしようかと思っていたら、町のすぐ近くにバスが止まり、そこが有名な三姉妹の岩のあるブルーマウンテンでした。
こんなに町の近くとは思ってもいなかったので、意外で不思議でした。
それからは、噂 のトレインに乗り、スカイ・ウェイに乗り、大はしやぎでした。
あのトレインは最高です。
真逆さまに落ちていくような感じなのです。
私は必死にビデオを撮り続けました。スピードは遅いのですが、角度がすごいです。
この雰囲気がうまくビデオで伝える事ができるかどうか、少なくとも、まわりの声の様子ですごさを感じ取ってもらえるかもしれませんね。
やっぱり、これは輪送手段ではなく、遊園地の乗物に近いです。こういうのって大好きです。
スカイ・ウェイも高所恐怖症の人にはとってもおススメできない乗物です。
滝が近くに見えて、滝に虹がかかっていて、とってもきれいでした。
きょうは1日みんなとワイワイ楽しかったな。
買物、買物の毎日だったので、ちょっと1日息抜きができて、良かったです。
私の予定したスケジュールは、ホント完壁です。(自我自賛)
そして、アリシャンに帰ったら、バーベキュー・パーティでした。
本当に充実した1日でしたね。
金髪の日本語ペラペラ姉さんが、日本のガールたちにとケーキを差し入れしてくれました。
私たちって幸せ者ですね。
10月25日(木)
きょうは朝からトラプルです。
まだ、起きてない人がほとんどで、三人くらいしか下に居ませんでした。
私はキッチンでお弁当を作っていました。
何か雨音がするな、今日は激しく雨が降っているんだと思っていたら、突然すごい音とともに天井の蛍光灯の横から水がザザーッと落ちてきたのです。
さっきまでの雨音は2階のシャワールームの水が天井に落ちていた音だったのです。
私はあせってしまって、ポリバケツや大きなオナベを置いたり、大騒ぎでした。
それから、モップや雑巾を探してきてウロウロしていたら、オッチャンがやっと起きてきました。
でも、ちっともあわててなくて、それに怒りもしないのです。変ですね、よく水漏れしてたのかしら?
そんな事で、時間をとられてしまいましたが、それから荷物を箱につめ、日本に送るため、郵便局に行きました。
税関の文書に記入して、さあ、料金を払おうとしたら、その段階になって、トラベラーズチェックは使えないと言われました。
現金はあまり持ってなかったので、お財布の中身をカウンターの上にバラまいて、1セントのコインまで数えて、やっと22ドルのお金をかき集めました。
一番小さなコインが5つ残っただけでした。
でも、なんとかあったので、郵便局の人と顔を見合わせて「ニーッ」と笑い合ってしまいました。よかった!
それから、カワとモリと一緒にショッピングモールのあるポンダイジャンクソンヘ向いました。
ここで、3人はすぐに散ったのですが、私は兄や弟の安い洋服を見つけて買い、ますます残りのお金が僅かになってしまいました。
しょうがないので、荷物も重いし、一度アリシャンに帰る事にしました。
アリシャンに2時30分位に着いたら、誰もいません。
みんな、最後の買物に必死なのでしょうね。
疲れていたし、体調も悪かったので、ベッドに横になってました。
きょうは夜、プレステージでフェアウェルパーティーなのです。
サイさんがプレステージに向かう途中の免税品店で化粧品を買いたいというので、早めにアリシャンを出ました。
その後、プレステージヘ行ったのですが、プレステージの人や現地の日本人の人たちは、ちゃんとした服装をしていたのに、私たちはきたないままで出席してしまいました。
でも、あの部屋の中でのパーティーなので、いいのですよね。
食物はけっこうおいしいものが出たので、私はモクモクと食べてました。
お腹がすくと胃が痛むので、ホントによく食べるようになっちゃいました。
みんなでアリシャンに帰る途中、私とカワはウールワースが開いているのを見て、思わずバスを降りてしまいました。
まったく、レッドパスをフル活用してますね。
最後の最後まで目を血走らせてしまいました。
もう、お金ないのにな。きょうは最後の晩だったけど、宴会の話もなかったので、おとなしく寝ました。
10月26日(金)
きょうは、いよいよ日本に掃る日です。
この最後の日をどこで過ごすか、朝の天気によって決める事にしたら、朝はやっぱり曇りでした。ドカピンに晴れていたら、マンリーまで行こうかと考えていたのだけど……。
だから、お金のかからない、レッドパスで行けるポンダイビーチの海を見納めに行く事に決めました。
バスに乗っている時に雨がパラつき、これではとてもビーチを眺めている事もできないかなとがっかりでした。
この旅行はお天気にあまり恵まれなかったかしら?
でも、ポイントポイントでは晴れてくれたのでいい方かな。
ビーチに着いたら、雨のせいか人がまったくいなくて、サーファーの人ばかりでした。
風が強かったけど、誰もいないビーチはいいものですよ。
雨もあがり、空も青い部分がところどころに現われてきて、風はまだまだ強くて寒いのですが、しばらくここに居る事にしました。
一人写真を何枚か写してから、ビーチに降りて、ポーッとサーフィンを見ていたら、この海とお別れしなくてはならないのが、とっても寂しくなってしまいました。
この1カ月の間、本当によく遊びました。
毎日毎日、楽しい事だけ、やりたい事だけしかやらない、そんな1カ月でした。
一緒の人たちとも、仲よく楽しく、ワイワイガヤガヤ賑やかに過ごすことができたし、こんなふうにたくさんの人たちと団体生活する事が、こんなにも楽しい事だとは思いませんでした。
やはり旅行は人数が多い方が楽しいのですね。
毎日一緒に居たこの人たちとも、明日からバラバラになり、会わなくなってしまうのが、なんか、すごく寂しいですね。
そんな事を考えながら海を見ていたら、いつの間にか青空が広がって、とってもいいお天気の快晴になってしまったのです。
どうせ雨だからと、下に敷くタタミも持って来てなくて、何も敷くものがなくて、初めは靴をおしりの下に入れていたのですが、そのうち、それもめんどうになってしまい、何も敷かずに濡れた砂の上に座ってしまいました。
そして、終いには、それにも疲れてきて、洋服のまま寝ころんで海を眺めていました。
そりゃー、疲れますよね。だって私、5時間もポンダイの海を見ていたのですから…。
それでも、まだまだ、もっとずっと海にいたくて、帰りたくなかったのですが、帰らない訳には行かないのですよね。
何度も何度も後を振り返りながら、やっとの思いでバスに乗り、ダウンタウンに戻りました。そして、ピットストリート辺りをプラプラ見て、お母さんのお土産を探したのですが見つからず、もうあまり時間がないのですが、ダーリングハーバーヘ行ってみる事にしました。
あのおいしいマフィンを買って家に持って帰りたかったのです。
ジョージストリートから、ダーリングハーバーまで10分位で歩けてしまいました。
でも、もう時間が遅いので、ダーリングハーバーにいる時間は30分、と決めて歩く事にしました。お母さんと姉さん用の帽子を買って、コアラのエプロンを買ったら、もう残金がほとんどなくなってしまいました。
うまい具合にお土産も買えたので、アリシャンに帰る事にしました。
ダーリングハーバーにもお別れして、シドニータワーにもお別れして、バスに乗りました。
アリシャンに戻ったら、もう早い人はスーツケースを部屋の外に出していました。
私もあわてて荷物整理です。いくつも荷物を送ったのに、私の荷物はすごいです。
それから、ワーキングホリデーのナカさんに食料を渡したり、レッドパスをあげたり、引き継ぎをしてしまいました。
そして、最後に毎日通っていたパン屋さんに行き、パンを買ってきました。このパン屋さんにも、やっと顔が覚えられて、今朝は私がいつも買うレーズンパンの名前を教えてくれたぱかりだったのに、お別れです。
「私達はきょう日本に帰るのだ」と言ったら、キョトンとしてました。
チャイナタウンが近いから、中国人かと思っていたのかもしれませんね。
アリシャンに戻ったら、もう荷物が運び出されていました。
急いで自分の荷物を持って、外に出たら、記念写真を写している人達がいて、そういえば、アリシャンの写真がない事に気づき、その記念写真の中に入れてもらいました。
そして、バスに乗り込み、空港でスーツケースをチェックインしたのですが、私の荷物は重い上に、免税品は見えるように別に持たなくてはならないので、荷物の数も3つになってしまい、閉口していたので、税関を抜けた途端、税関のおじさんに「Can I open?」と聞いたら、「Sure.」と言ってくれたので、お酒類を袋から出して、カバンに入れ換え、荷物を2つにすることができました。
そして、ほっとしていたら、後のソファーに座っていた日本人のおじさんが、「ここで酒飲んでいようか?」「まだ開けちゃだめだぞ、飛行機に乗ってからでないと罰金だぞ。」という声が聞こえてきたのです。
そういえば、免税品店で「飛行機に乗るまではこの袋は開けないで下さい。」と強く言われましたし、そういう注意書きの紙まで渡されたのでした。
それから、急に私は不安になり、その場所からみんなの待っているゲートまでの間、ずっといろいろな事が頭をよぎりました。
「袋を開けるのをどうしてもう少し待てなかったのだろう」と後悔したり、「そんな事はない税関のおじさんがいいと言ったのだもの」などと思ってみたりしたのです。
そして、みんなに会ったとたん「私、袋開けちゃったけど、罰金なのかな?」と聞いたら、「罰金5,000ドル(50万円)だよ」と言われ、もう真青で、「もう一度あのおじさんに聞いてくる」と言って、今来た道をあわてて引き返したのです。
そして泣きそうな顔で、おじさんに聞いたら、笑いながら「大丈夫だよ」と言ってくれました。
ほんの数分の出来事でしたが、私にはとっても長い時間に感じました。
ほっとして、全身の力が抜けそうでした。
最後の最後まで何が起こるかわからない旅行でしたが、本当に楽しい思い出と楽しい仲間のできた最高の旅行でした。
初めはロンドンの予定がオーストラリアに行き先変更になってしまい、そのため、下調べが十分できなかった所が、かえって行きあたりばったりの旅行になって、良い結果になったのかもしれません。
もし、また海外研修に参加する事ができたら、是非ともまた参加して青春したいです。
やはり、旅は大勢の方が楽しいです。
私は何回も何回も青春する事ができて本当に幸せものですね。
![]()