8月21日

きょうは朝なかなか起きれなくて、起きたら、お昼でした。
12時過ぎにホテルを出てコモン公園へ行き、そこから始まっているフリーダムトレイルのレッドラインに沿って歩き始めました。

このフリーダムトレイルというのは、道路に線が引いてあり、その線に沿って歩いて行くとボストンの観光名所をまわることができる道案内なのです。

ボストンの街並みはレンガ造りの家が多くて古い感じがしますが、ヨーロッパの街並みのようで素敵です。
そんなに大きな街ではないので、半日で歩いてまわることができました。

私達は高いビルがあると必ず上ることにしているので、最後にジョンハンコックタワーという60階建のビルに上りました。
きょうは天気が良いので、すごく遠くまで見ることができました。

ボストンは落ち着いた雰囲気のきれいな町で、今までまわってきたアメリカの他の町とは全然違っています。
歩いている人が少なく、とても静かで、怖い感じがしません。気にいってしまいました。

ニューヨークで毎日夜遊びをしていたせいか、きょうは1日歩き回ったら、すっかり疲れてしまいました。


8月22日

きょうは、11時過ぎにチェックアウトして、荷物をかついでグレイハウンドのバスターミナルへ行きました。

モントリオールへはボストンからバスで行くのです。
すぐにチケットは買えたのですが、荷物を預けるロッカーがひとつも空いていないので、ずっと待っていました。

このロッカー待ちがおもしろくて、誰が先に待っていても空いた時に一番早くそこに行けばその人の物になるのです。
私達は始め、のんびりと待っていて、すぐそばのロッカーが空いたので行ったら、もうおばさんが来ていて、男の人ともめているのです。そして結局おばさんの勝ちでした。

ここで英語をいくつか覚えました。「Do you leaving now? 」と聞いて、Yesと答えてくれたら、そこはもうすぐ空くのです。
「I got the first.」というのは「私が先に見つけたのよ」というような意味のようで、少し強く怒鳴るように言うと効果的なようです。

その後はしばらく空くロッカーがありませんでした。ずっとそこに立って待っていたら、おまわりさんが私達に近づいてきて話しかけられました。

片言で辞書を引き引き、1時間くらい話していました。
話しながらも目だけはキョロキョロと空くロッカーを見ていたら、開けている人がいたので、私は突然走り出しました。
そして、そのロッカーのそばへ行き、さっき覚えた英語を使ったら通じてくれて、Yesと答えてくれたのです。
私は思わず「1時間も待っちゃった」と言ったら、その人は「ヒューストンで僕は4時間待ったよ」と言われちゃいました。
そして、「どこから来たの?」と聞かれて日本と答えたら、「Have a nice trip.」と言ってくれました。嬉しかったな。

そして、私達がバタバタと荷物をロッカーに入れて、さー、行こうとしたら、さっきのおまわりさんが驚いた顔しながら、近づいてきました。

今までのんびりと話をしてたのに、急に行動し始めたので驚いちゃったのですね。しかし、おまわりさんが仕事中にナンパなんかしちゃっていいのかな、さすがアメリカですよね。

きょうの予定がだいぶ狂ってしまいました。
きょうはチェックアウトして荷物を預けて、ハーバード大学に行く予定だったのです。
だいぶ時間が遅れたけど、予定通り地下鉄に乗ってハーバード大学まで行き、生協で買物をしました。
そして、校内を少し歩いたのですが、カリフォルニアの大学とは雰囲気違いますね。さすがハーバードです。
格調高くて、レンガ造りの校舎がすごくおごそかで、こんなところで大学生活をしてみたかったな。
そして、大学の近くのレストランでスパゲッティを食べました。

ニューヨークにたどり着くまでは、節約節約で、ずっと3食ハンバーガーだったのに、すっかり食事メニューが変わってしまいました。
なんかお金に余裕ができて、リッチになってきたような気分です。

ハーバードから再びバスターミナルに戻ってきたら、さっきのおまわりさんが私服姿で現れました。
そして、なにか一生懸命話しているのだけど、どうしても私達には通じなくて、ホスピタリティ、ホスピタリティと言われても意味がわからなくて、なんだろう? 病院のこと?? 辞書で調べたら、親切にもてなす事と書いてありました。

「お茶でもどうですか?」みたいな意味のことをていねいに言ってくれたのですね。
結局オバカな私達に意味が通じるまでに30分もかかってしまって、バスの出発時刻になってしまいました。
まったく真面目なおまわりさんなんだから、もっと簡単に「Have a cup of coffee?」で良かったのに。


8月23日

夜行バスで、朝早くモントリオールに着きました。
途中の休憩時間に、食べ物を求めてマクドナルドに入ったおかげで、カナダ人のカップルの人達と知り合いになりました。

ボストンのバスターミナルで日本人の男の子からもらった地図を、その人達に見せて、モントリオールの見所を教えてもらいました。
とてもいい人達で、YMCAの場所も教えてくれたので助かりました。

地下鉄に乗って、教えてもらった駅に降りたら、YMCAは駅前でした。
YMCAは男性の泊まるホテルで女性はYWCAだと聞いていたので、YMCAのフロントでYWCAの場所を聞こうとしたら、女性も泊まれるというので、ここに泊まることに決めてしまいました。

部屋はシングルルームで狭いのですが、テレビ付で、バス、トイレは共同ですけど、ユースホステルのような大部屋ではないので、ホテルと同じです。この旅行で初めて一人部屋です。なんか自分の部屋って楽しいですね。


8月24日

きょうは、朝一番で銀行へ行きカナディアンマネーに換えてきました。アメリカドルで200$がカナダドルだと240$になりました。なんか得した気分です。

そのあと、オタワとケベックに行く電車のチケットを買いに行きました。
25日がオタワ、26日がケベック、27日にトロント、29日がナイアガラフォールズです。
チケットはかなり予算より安く、予約もすんなりと予定の日で取れました。すごーく順調です。

それから食事をして、ショッピング街へ行ってみました。
モントリオールは繁華街からも雄大な山が見えて、緑が多く、とってもカナダらしいです。

大きなショッピングモールがあったので中に入ってみました。私は毛皮が欲しかったのですが、時期的に無理なのか、毛皮はあまり売ってなかったので、ちょっとがっかりでした。


8月25日

きょうは、オタワへ行く日です。
電車はゆったりとしていて、居眠り用の頭支えの付いているきれいな車両でした。

モントリオールを離れるにつれて、まわりがのどかな牧場風景へと変わっていきます。どこまでもどこまでも続いていて、すごい広さです。
結局オタワに着くまで2時間くらい、まわりはずっと牧場でした。

オタワについて何も調べてなかったので、どこを見学したらいいのかわからないまま、駅に着いてしまいました。
取りあえず、駅前に止まっていたバスに乗り込むことにしました。
ここはカナダのはずなのに、行き先はフランス語で書いてあったので、どこ行きかもわからず、どこで降りたらいいのかもわからず、窓の外ばかり見ていました。

オタワの町は本当にきれいな町です。緑がとっても多いのです。
あちこちに芝生が敷きつめられてあり、その芝生の間に建物が建っていて、町全体が緑のベールに包まれているようでした。

窓の外に変わったゴシック調の建物が見えたので、ここで降りることにしました。
そして、その広場のそばの売店で絵葉書を買い、その建物の近くまで歩いて行き、ベンチに腰かけて、買った絵葉書の束を見ていたら、いくつかの観光名所に目の前の建物の写真が載ってました。
どうやらここがオタワの観光名所だったようです。いい所で降りましたね。

ここは少し高台だったので見晴らしが良く、町全体を見渡すことができました。
天気も良かったので、空が青く、町を流れる川が濃い紺色で、うっとりするくらい素敵な景色でした。

しばらくその辺を見学してから、レストランで食事をして、駅へ戻ることにしました。
しかし、駅に向かうバスに乗る場所がわからなくて迷ってしまいました。
ロータリーになっている広場でバスを降りたので、どこの通りから来たのかわからなくなっていたのです。
ウロウロしていたら、「May I help you?」と女の人が近づいてきて声をかけてくれました。
駅に行くバスストップを探しているんだ、と言ったらすぐに教えてくれました。
こちらの人は迷っていると、すぐに声をかけてくれます。日本とは違いますね。
1日の電車の本数が少なくて、帰りの電車の時間が決まっていたので、あまりゆっくりとはしていられませんでしたが、この町の美しい風景はきっと忘れないと思います。カナダに来て良かったです。


8月26日

きょうは、ケベックへ行く日です。
朝早い電車だったので、駅に着いたら電車がもう駅に停車してました。席が一つずつしか空いてなくて、カイブツと席が離れてしまいました。

私の隣はおばあさんでした。とても上品な方で、服装もおしゃれだし、イヤリングまでしっかり付けているので感心してしまいました。

車内は冷房がかなりきいて冷えてきたので、上着を出して着ていたら、おばあさんも上着を着始めました。そして、かたことの英語で少し話をしました。

私達はツーリストでモントリオールにステイしていて、ケベックへ行くところです、と言ったら、おばあさんはモントリオールに住んでいて、ケベックよりももっと先の友達の所へ行くのだそうです。

そのうち、私は眠ってしまい、起きたら、おばあさんによく眠れたかと聞かれました。
私が素足にサンダルでいたものだから、寒くなかったか? 暖かいコーヒーを飲まないかとすすめられました。
そして、おばあさんと私と私の友達の分のコーヒーを買ってくるようにと、お金を渡されて頼まれたのです。私達はコーヒーをごちそうになってしまいました。

しばらくして、ケベックの駅に着いたので、私がおばあさんの大きな荷物を外まで運んであげます、と言って荷物を持ったらすごく喜んでくれたのですが、ポケットに50セントを入れられてしまいました。

ホームに降りてから、「これはコーヒーのお礼だから」と言って50セントを返したら、「You are very qute.」と言ってニコニコしながら抱きしめられました。しかし、ポーターのように、いきなりチップにはまいりました。お国柄の違いですね。

きのうのオタワの駅と同じように駅前にバスが止まっていたので、それに乗りました。運転手さんに英語で行き先を聞いてみたら、通じてくれたのですが、返答はフランス語でした。。。
結局また行き先のわからないままバスに乗って行くことになりました。

ケベック市民は90%がフランス語を話すのだそうです。バスの中の人々の会話も皆フランス語でした。
バスは市内を抜けて旧市街へと向かいました。私達は旧市街の城壁の中に入りたかったので、目的地へたどり着くことができて嬉しかったです。
昨日も今日も何もわからないまま、ちゃんと観光名所に行くことができて、なんかラッキーですね。

バスは大きなシャトーの前が終点でした。そのシャトーはホテルだそうで、中はとても古い感じですが内装は豪華でした。
トイレもフランス語で書いてあるので、どっちが女子用かわからなかったので、出てくる人を待ってから入りました。

ケベックの旧市街の街並みはニューオリンズのフレンチクォーターのようで、石造りの建物が並び、きれいな花が家々に飾ってあり、まるでヨーロッパの街を歩いているような気分でした。

シャトーのある場所はすごい高台で、遥か下をセントローレンス川が流れています。
ベンチに座り、川を見下ろしていたら、時間のたつのも忘れてぼーっとしてしまいました。本当に素敵な眺めです。ここが新婚旅行のメッカと言われる訳がわかりますね。

ケベックは本当にフランス語ばかりです。街の看板もレストランのメニューもすべてフランス語なので、まいりました。
夜、部屋に帰って寝るまでラジオを聴いていたら、その放送もフランス語でした。


8月27日

きょうは、4日間いたモントリオールを離れてトロントへと向かいました。
初めての個室で狭かったけど、YMCAの部屋には馴染んでしまってたので、なんか離れるのが寂しかったです。

旅行の初めの頃は乗物の中では絶対眠れなかった私だったのに、最近は乗物に乗るとすぐに眠くなってしまいます。
トロントに向かうVIAの中でも2時間程眠ってしまいました。
外を見ていたら、まだ8月なのにもう紅葉している所が多くなってきました。

トロントの街は都会で、アメリカっぽい街でした。高いビルも多く、お店も多いです。きょうのホテルは古めかしい感じで雰囲気が良い所です。安いんですけどね。


8月28日

きょうは朝から雨だったので、オンタリオプレイスという遊園地に行くのは中止にしました。

私は、このところ体調が良くなかったので、部屋で寝ていました。
しばらく休んでから、のんびり買物でもしようかという事になって、大きなショッピングモールへと出かけました。

ここのモールはとても大きくて、お店の数もたくさんありました。私は毛皮がほしかったので、毛皮屋さんばかり見てまわりました。
でも、時期的に種類が少なくてなかなか気にいったものがなくてあきらめかけていたら、半額セールという紙が貼ってあるお店があったのです。結局そのお店でムートンのコートを買ってしまいました。
なにしろ半額ですから、ラッキーでした。でも、これから先の旅行中ずっと持ち歩くのは大変ですよね。


8月29日

きょうはトロントを離れ、ナイアガラフォールズへと向かいました。
トロントの駅で私達を待っていたのは、VIA(カナダ国有鉄道)ではなく、アムトラックでした。
テキサスで乗ることのできなかった電車です。アムトラックに乗れると喜んでいたのですが、車内はVIAの方がきれいで、がっかりしてしまいました。

ナイアガラの駅からバスで滝の近くまで行きました。
きょうの宿はまだ決まっていません。バスディーボの近くで滝にも近い宿を探して歩きまわり、滝まで5分くらいの場所でかわいいモーテルを見つけ、そこに泊まれることになりました。
その後、バスディーボへ行き、時刻表を見ながら、今後の予定を検討しました。

予定では、ナイヤガラに3日居て、クリスタルビーチとナイヤガラオンザレイクへ行くつもりでした。
ところがバスの便数が少なくて、きょうはどちらにも行けそうもありません。

時間があいてしまったので、とりあえず、ナイヤガラの滝へ行ってみることにしました。
テレビや映画で何度も見た事があったし、どういう形をしているかもよく知っていたはずなのですが、やはり本物は迫力が違いますね。

遠くから見ていると、まるで絵ハガキのようでしたが、近くに行ったら水量が多くてドドーッという音や水しぶきがすごくて、雨が降っているようでした。
そのため、太陽が当たっている所は、あちこちで虹になっているのです。こんなに自然に対して感動するとは思いませんでした。本当に来て良かったです。

夜になると、滝に五色のイルミネーションを当てるというので、それを見に滝の正面にあるカフェテリアへ食事に行きました。
ここのパンがおいしくて、いくつでも取っていいと言うので、明日の朝食分まで取ってしまいました。
夜は水の調節がしてあるそうで、昼間ほど水の勢いがありませんでした。でも、いろいろな色の光が当たった滝はとってもきれいでした。


8月30日

きょうは、朝から雨が降っていたので、クリスタルビーチへ行くのは中止にしました。
カナダ側からアメリカ側へ渡る為、レインボーブリッジに行きました。

この橋は真中がカナダとアメリカの国境になっているのです。
その為、橋を渡るにはパスポートが必要なのです。
橋の上からの眺めた滝もすごくきれいでした。この橋は下を見るとすごく怖くて高所恐怖症の人は控えた方がいいかも。

アメリカ滝は遠くから見ると一直線に見えていたのですが、横から見ると凹凸があって、すごい迫力です。
カナダ滝よりアメリカ滝の方が近くまで行けるのでおもしろかったです。

その後、またカナダ側に戻り、滝壷近くまで行く船(霧の乙女号)に乗ることにしました。乗る時に黒いレインコートを貸してくれるのですが、私には大き過ぎて引きずりそうでした。手なんか全然出てこないのです。

船はどんどん滝に近づいていきます。滝壷近くになると水しぶきがすごくて、何も見えなくなってしまいました。まわりの人達もみなびしょ濡れでおもしろかったです。時間が短くて、もっと乗っていたかった気がします。
夜、またイルミネーションを見に行って、きょうもパンを3つも取ってしまいました。


8月31日

きょうは、スカイロンタワーに登って上から滝を眺めました。
今までいろいろな角度から滝を見たけれど、ここからの眺めが最高でした。アメリカ滝やカナダ滝に流れ込んで来る水の様子がよくわかりました。やはり高い所から眺めるのはいいですね。

その後、滝の下にトンネルがあるというので、そこに行ってみることにしました。入り口で長靴とレインコートを貸してくれました。私は黒でカイブツは黄色でした。

本当はカナダ側は黒でアメリカ側が黄色のはずなのですが、ここでは両方貸してました。マリリンモンローが映画の中で着ていたのは黄色だったはずです。

エレベーターで降りると、中は小さなトンネルで、一番奥まで行くと滝の下側になるのです。
少し手前の所にテーブルロックという展望台があり、外に出られるようになってました。
滝のすぐそばに出ることができるのですが、水しぶきがすごくて大雨の中に立っているようでした。
それでも、めげずに一生懸命滝の落ちてくる様子を見てました。まわりの人達は外に出て来てもすぐに中に入ってしまうのに、私達はずいぶん長い間外に居たようです。

上に上がってきて、滝の近くのベンチに腰かけていたら、日本人の男性が話しかけてきました。その人は医者でロスの大学で働いていて、休暇で遊びに来たそうです。
日本人と話すのは久しぶりだそうで、ぜひ食事を一緒にしてほしいと言われたのですが、私達はきょうの夜行バスでアメリカに戻らなければならないので、お断りしました。
でも、どうしてもと言うので、時間に間に合えばということで、この辺りでは一番高級なシェラトンホテルの最上階のレストランで食事をごちそうになりました。この旅行中、最高に豪華な食事でした。

でも、話に夢中になってしまい、バスの時間に遅れそうになって、食べてすぐに三人で走り出して、ずっと走り続けてバスディーボまで行きました。もう間に合わないかと思いましたが、なんとかバスに乗ることができました。良かった!
自分の責任だとお医者さんも一緒に走って来てたのですが、着いた途端、バスは走り出したので、なんか悪かったかな。住所を聞いたので、どっかの町からハガキでも出してあげましょう。


旅行記