安全について
柔道の練習・試合中に起こった怪我や事故があった場合は即座に指導員・もしくは試合であれば関係者に報告をしてください。試合であれば、救護班が基本的にはいますので、状況を見てもらってください。<重要なのは自己判断をしない!!ことです>できれば医師の判断があればベストです。
日常の場面ではどうすればよいでしょうか?まずは状況の確認をすることが基本です。怪我の種類にもたくさんあって、柔道の場合は主に打撲・捻挫・脱臼・骨折などになります。そして、処置などが早急に必要な状態かどうかをある程度鑑別することが必要です。
いずれにせよ、痛みがある場合は医師に診察をしてもらうようにしてください。
私たちが、気をつけなければいけないことは、<怪我をした箇所>です。頭の怪我は特にリスクが高まることを認識しましょう。
@手や足の場合は脱臼・骨折に注意することが大切です。手足があらぬ方向に向いているとか、痛がりかたが強い場合は疑ってください。いずれにせよ安静を保ち、医師に見せてください。直後の応急処置はRIZE処置(応急処置)を参照してください。
A頭部を打った場合は特に注意し、休むませてください。(明らかに頭部を打った場合は、間違っても続けて練習や試合をさせないでください。)なぜなら、頭部の場合は、数時間後に症状が現れる場合もあり、その場だけでなく、経過も確認することが必要になるからです。ですのでその後もよく経過観察してください。頭痛、特に頭痛の増悪や嘔吐があったり、意識レベルの低下などがあれば迷わず、病院にいって医師の診断を受けてください。救急の要請してもよいです。(その際起こった状況や発生時間、現在の状況などを医師は聞いてきますので、記録することをおすすめします)バイタルサイン(意識レベル・血圧や心拍数など)が記録できているとよりスム−ズな診断をしてもらえます。
その後に関しては、医師の指示に従ってください。
日本柔道連盟では、柔道の安全指導という冊子を2006年より発行されており、詳しいガイドラインがのっています。頭部外傷に関しては意識レベルの低下/脳震盪(見当識障害)/意識はOKでも頭痛のある場合/とわけており、対応の方法もマニュアル化しています。よろしければ一読しておくことをお勧めします。
もっとも大切なことですが、あわてず落ち着いて対応することが大切です。
一次究明処置 BLS(BASIC LIFE SUPPORT)について
上記の意識レベルを確認し、意識がない場合もしくは意識があってもレベルが低下してゆく場合はBLSの適用となります。ここ数年よく言われているAEDを使った救急蘇生法です。
JCS 日本昏睡スケ−ル
判断基準 1-は開眼2-は刺激で開眼3-は刺激でも開眼しないとまず覚えてそれぞれの段階を見ると覚えやすいです。医療の現場でも毎日行われている日常的な評価法です。
1-1 開眼 会話可能だが少しボ−っとしている
1-2 開眼 会話可能だが時・人・場所を間違える
1-3 開眼 自分の名前・生年月日を間違える
2-1 呼びかけで開眼
2-2 大きな声と体への刺激で開眼
2-3 体への痛み刺激で開眼
3-1 閉眼 痛み刺激を払いのける
3-2 閉眼 痛み刺激で少し手足が動く・顔をしかめる
3-3 閉眼 痛み刺激に反応なし
3-3 閉眼 痛み刺激に反応なし の場合にBLSを行います。
救急隊が到着するまで行います。簡単に説明します。AED自体練成館にもありますし、身近になりつつありますので、皆さんご存知でしょうか?病院などでは講習も行っていますので、よければ身につけておくと、よいでしょうか?
<注意点ですが、頚部損傷が疑われる場合には頚部は動かさないようにします。>
基本的にはAEDを取り付けてしまえば、その後は、AEDが音声で教えてくれます。
@まず状況確認 意識レベルの確認 痛み刺激に反応なし ”意識ありません”宣言
人を呼ぶ(手伝う人を個別指名し、救急要請。救急カ−トやAEDなどを依頼。医師・看護師を呼ぶ)
A気道確保し呼吸の確認
「見て、聞いて、感じて、10秒以内 呼吸なければ」”呼吸ありません”宣言
人工呼吸2回(1回2秒かけてゆっくり吹き込む)
B循環のサインの確認
「息、咳、体の動き、脈がなければ」”息、咳、体の動き、脈ありません宣言”
15(心臓マッサ−ジ):2(呼吸)心臓マッサ−ジ開始。
CAED装着
後は、AEDに従って、救急隊がきたら、状況を説明し、引き継いでください。
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