![]()
HO-フッカー
PRの選手(前述の1・3番)に挟まれた、もう1人のFW第1列の選手。
背番号は2。
彼らには、とにかくレベルの高い専門職が要求されます。
1つめはフッキング。
スクラムの中にSHによって投入されたボールは、フッカー(以下HO)の
足で後方に掻き出されます(=フッキング)。
ボールはさまざまな経路を通って(チャンネル)、スクラム最後尾の
No.8(ナンバーエイト)の足元に届けられるのですが、熟練したHOの
足によって操られるボールコントロールは、まさに職人芸です。
もう1つはスローイング。
ラインアウト(=ボールがタッチラインを割った後に行われる、敵と味方が
2列に並んで行われるプレイ)にボールを投げ入れることです。
チームによってはHOでないプレイヤーがスローイングを行うことも
ありますが、大抵は彼らHOによって投入されます。
ラインアウトにはチーム毎に様々なバリエーションがあり、それに応じて
ボールの投げ入れる位置、球の速さ、タイミングなどを工夫します。
また、天候(雨の日ならば遠くに投げるとミスが多くなる)・風(風が強いと
ふわりとした山ボールは軌道が曲がってしまう)・陣地などによっても
投げ入れるボールの種類は大きく変わってきます。
HOの選手は、それらを一瞬のうちに判断してサインを送っているのです。
彼らはPRと同じ第1列の選手なのですが、PRの選手より(一般的に)
身体が締まっていて小柄な選手が多いのが特徴です。
その分、PRの選手より「走れる」ことを求められます。
スクラムからきれいなボールが出た時、ラインアウトから素晴らしい
サインプレーが決まった時、そこにはHOの選手の血と泥と汗と涙が
凝縮されているのです。
![]()