オープン戦2試合をふりかえって (2/26)




 2/23.24の西武とのオープン戦2連戦、初戦は今岡のサヨナラタイムリーヒット、2戦目はエバンスのあざやかなバックスクリーンへのホームランで見事連勝スタートとなった。一部のスポーツ紙には、「優勝」の文字が躍るなど連勝スタートにファンの期待もますます膨らみ更なる盛り上がりを見せそうな星野阪神である。
 いくらオープン戦といえども負けるより勝ったほうが気分はいいし、特に不満があるわけではないが、対戦した西武松坂が「昨年とそんなに変わりなかった」というようにこの2試合をテレビ観戦する限り個々の選手の打撃に昨年までと代わったところをあまり見ることができなかった。キャンプ中の報道では、活気があり闘志が選手に満ち溢れている、などといったことをよく耳にした。闘志がないよりかはあるにこしたことはないが、闘志や元気だけで優勝できるなら今季のドラフトはアントニオ猪木と大仁田 厚を自由枠で獲得すべきである。やはり肝心なのは、個々の選手がどれだけレベルアップしたかということだと思うし、そういったことに関する報道はあまりされなかったのでテレビ中継を楽しみにしていた。
 まず、2試合で4安打と活躍した藤本に関してだが、昨年までと違いやや背中を丸めて打席に入っていたところに気が付いた。オマリー臨時打撃コーチの影響なのかはよくわからないが、フォームのことに関してはよくわからないのでおいておくとして、肝心なのは内容だと思う。この2日間の安打はすべて打ったのはまっすぐであり、昨年もまっすぐにはかなり強くて入来から福岡ドームのライトスタンドにホームランを打ったほどである。それだけに、フォーク形の落ちる球や、左投手の外に逃げるスライダーにどれくらい対応できるようになったかに注目していたが、三井の外角スライダーに対しては、ボテボテのセカンドゴロであった。
 その逆で、変化球はうまくとらえるが、まっすぐにはほとんど差し込まれるエバンスであるが、やはり松坂の145kmくらいのストレートには、バックネット方向へのファールを連発していた。さすがに変化球打ちが得意なだけあって、すっぽ抜けのカーブは楽々とバックスクリーンに運んでいった。そのようなことから、「エバンス松坂撃ち!!」なんて新聞記事を見ても素直に心躍らせることができなかった。今岡に関してもでかい体やリストの強さを活かした打撃は見ることができなかった。サヨナラ安打にしても結果がよかったので「狙いすましたセンター返し」となっているが、見方によってはノムが嫌っていた「軽くあわせにいくような中途半端な打撃」とも取る事ができると思う。
 まだ2試合だけなので悲観的に見ることもないが楽観視するのも危険であると思う。今後のオープン戦で成長したところをもっと見せてほしいものである。