マリンがウォリアーズに入団してから2年後にミッチ・リッチモンドを獲得し、そのリッチモンドは新人王をも獲得した。ウォリアーズは順調にチームを作り上げていった。しかし翌年、真のビックマンがいないウォリアーズはセンターを必要としていたが、ドラフトでは背の低くて、機敏で生意気ともいえるティム・ハーダウェイを獲得した。ヘッド・コーチ、ドン・ネルソンは思い切ってハーダウェイ、リッチモンド、マリンを中心とした布陣にした。その年、37勝と勝ち星を減らしてプレイオフ進出を逃した。しかし、ネルソンの策略は失敗したかと思えたが、成功した。ハーダウェイ、リッチモンド、マリンは息がピッタリと合っていた。一年後トリオは頑固なユニットを結成した。恐らくNBA史上、最も有名なスコアリング・トリオの一つだろう。3人はエキサイティングなラン・アンド・ガンスタイルプレイで展開。(現在ではサクラメント・キングスが得意とするオフェンス)”ランT−M−C”と呼ばれるようになった。 翌年、レギュラーシーズンが終了するとウォリアーズは44勝をあげてプレイオフに返り咲きをした。ウォリアーズの得点アベレージは116.6点。リーグ2位のスコアリング・チームだった。その中でランT-M-Cのアベレージは72.5点。
さらに驚くことが起きた。ウォリアーズは依然として、センターを欠いているにもかかわらず、プレーオフの第1ラウンドでサンアントニオ・スパーズ戦で衝撃を与えたことだ。3勝1敗で圧勝したのだ。ただ、カンファレス・セミファイナルでロサンゼルス・レイカーズに1勝4敗で、負けてしまった。ようやく、チームの団結力も出来てきた時にミッチ・リッチモンドと、ビリー・オーウェンスとのトレード。ウォリアーズとしては、真のセンターが欲しくドラフト指名権獲得の為に、ミッチ・リッチモンドとレス・ジェプソンをキングスに放出したのだ。 ドラフト総合3位指名ビリー・オーウェンスは理想的なセンターではなかったが、フォワードとセンターができる。ネルソンにとっては、使いやすい選手だったからだ。このトレードがあったおかげで、NBA史上最高のスコアリング・トリオ・ランT−M−Cは2年という短い期間で幕を閉じてしまった。
同じチームでプレーする事は無くなったが、現在でも仲良く人格者リッチモンドが主宰者となって開催されたチャリティにハーダウェイとマリンも喜んで参加している。
| RUN T-M-Cの成績 |
| 名前 シーズン | G | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | STL | BLK | PPG |
| ティム89-90 | 79 | 78 | 33.7 | .471 | .274 | .764 | 3.9 | 8.7 | 165 | 12 | 14.7 |
| ティム90-91 | 82 | 82 | 39.2 | .476 | .385 | .803 | 4.0 | 9.7 | 214 | 12 | 22.9 |
| ミッチ89-90 | 78 | 78 | 35.9 | .497 | .358 | .866 | 4.6 | 2.9 | 98 | 24 | 22.1 |
| ミッチ90-91 | 77 | 77 | 39.3 | .494 | .348 | .847 | 5.9 | 3.1 | 126 | 34 | 23.9 |
| クリス89-90 | 78 | 78 | 36.3 | .536 | .372 | .889 | 5.9 | 4.1 | 123 | 45 | 25.1 |
| クリス90-91 | 82 | 82 | 40.4 | .536 | .301 | .884 | 5.4 | 4.0 | 173 | 63 | 25.7 |
| Run T-M-C | 79.3 | 79.1 | 37.4 | .501 | .339 | .842 | 4.9 | 5.4 | 149.8 | 31.6 | 22.4 |
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