コラム(第14回)

色々と思うことをコラムとしてまとめています。

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運動する人、しない人

 「運動」というと昔学校に通っていた頃にやっていた部活動ような厳しいものから、 お年寄りの散歩のようなものまで色々なイメージが有ります。これを「スポーツ」という と何かスマートで格好のいいイメージが有りとても健康的に聞こえます。やはり運動とい う表現は何か義務的で生きるために必要最低限な生命活動のようで明るいイメージでは無 いかも知れません。まあやる側にとってはどちらでも良いのですが。。

 近頃はテレビの深夜番組のテレビショッピングを見ているとしつこいくらいに健康 器具の宣伝をしています。腕立て伏せ器や脚踏み器、エアロバイクなどの補助器具を筆頭 として、これは運動なのかどうかは怪しいのですが、EMSのような電気刺激で筋肉を動 かして強制的に腹筋などの運動をする器具まで多岐に渡ります。健康食品も多くてコエン ザイムとかイソフラボン、BCAAアミノ酸、コラーゲンなどの機能性食品サプリメント から青汁や黒酢などのものまで数え上げたら切りがないですね。そして空気清浄機やマイ ナスイオン発生器、水質改善の装置、ブレスレットなどの磁気治療器などの生活環境を改 善する装置もあります。効果の程度は不明ですが売れているようなので何らかのメリット はあるのでしょう。私も欲しいです。

 誰でも健康は大切な物と考えていて、その対策としては自分の体を動かす運動に関 わる物と、サプリメントや環境などの外部的な物に別れるようです。そして外部的な物に はほとんど努力は要らないので実行しやすいのですが、運動は継続的な努力が必要で肉体 的な苦痛を伴うので腰が引けるようです。なるべく楽をしたいのは誰でも同じです。

 ただ、いくら色々なサプリメントや環境を改善する機械などに頼っても結局は自分 の体のことなので余り安易で楽な策をとるより、しっかりと自分で体を積極的に動かして 鍛え、常に調子よく動くように準備し慣らしておくのが必要不可欠、かつ最善の対策な気 がします。人間も動物といいますからね。

 私は色々な運動が好きでして結果的にトライアスロンなどのスポーツをやっていた りします。まわりにも運動をしている人々が多くそのような環境に慣れているのも事実で す。運動するのがごく自然で当たり前の状況に身をおいているので、日常生活で運動をし ないということは考えにくく、そのような状況を余り想像できません。

 でもやはり人間には色々な人がいるので運動が嫌いで全くしない人もいるようです。 運動をしている側の人から見ると運動しない人の特徴が見えてきます。役にも立たないの ですが結構特徴的なことが多いので、仕事などにからめていくつか例を挙げてみます。運 動をしない人の特徴として参考にしてみてください。

 最初は月並みですが体が身長に対して重い人、つまり「太っている人」です。見た 目のことをとやかく言うつもりは有りませんが、事実太っている人は太ってない人に比べ て運動とは縁遠いようです。運動すると体が消費するエネルギーが多くなり、体自体の新 陳代謝がよくなって体に残留するエネルギーが減り、体重が減り痩せて来ることになりま す。一方運動をしないと消費するエネルギーは減り、体の新陳代謝も悪くなるので逆に取 り込んだエネルギーが余ることとなり、結果的に体に蓄積され体重増加(太る)事になる ようです。運動しないから太るのか、太っているから運動をしないのかは分かりませんが、 取り込むエネルギーと使うエネルギーの関係には違い有りません。ただ、太っている人に も運動をしている人もいますし、水泳などではかなり速く泳げる人もいますが、やはり一 般的には太っていることと運動量は密接な関係があるようです。体重が重かったら体に負 担がかかりますし、無駄なエネルギーも使いますからね。これは誰でも自分で重い荷物を 持つのが嫌なことから明確に分かります。

 仕事も動かない仕事、つまりデスクワークが多いでしょうか。動く必要がないです から太ってしまうのも必然でしょうか。名は体を表すといったところでしょう。生活習慣 がそのまま見た目に反映するのでしょう。ただしこの件は後で補足します。

 裏を返すようですが太っていない人でも運動をしていない人はすぐに分かります。 痩せていればスポーツをやっているようにも見られがちですが、よく見れば分かります。 やはり体つきを見れば分かります。骨格というか筋肉でしょうか。歳をとっていても、女 の人でも運動をしている人はきれいに筋肉が発達して締まった体をしています。単に痩せ ている人はこうは見えません。貧弱なだけです。多分運動しない人には区別が付かないで しょうが、この人は脚が締まっているのでマラソンなどをやっているのではないかとか、 上半身がしまっているので水泳をやっているのではないかとかだいたい判断が付きます。 一般的に体の中心に近いほど大きく先端に近いほど細く締まった感じがすれば運動をして いる要素有りです。

 近頃は歩くのは健康にいい立派な運動だと考えが一般的なようです。ウオーキング などが流行っているようです。それは全く否定しませんが、歩くという行為は人間が生き ている上で当たり前で有り必要不可欠な行動です。その歩くこと自体が健康的な運動だと 感じる時点でもう不健康で病気なのかもしません。極端な考えですが。。

 よくお年寄りで「あたしゃ腰が悪いから。。」「ワシは脚が弱いから。。」といっ て無理矢理自分から病気になっている人を見かけます。もちろん本当の人もいるでしょう か、長年の生活習慣の怠慢から来た体の故障を、自分で勝手に理由づけて自分に言い訳け している事もある気がします。誰でも楽なことにはすぐなびきますからね。高齢化社会で 医療費が莫大になり更に増加しているのもこの辺に原因が有る気がします。まあ健康有っ ての人生です。

 次に、これも月並みですが「喫煙者」です。タバコを吸っている人は運動しない人 が多いですね。これは疑いようにない事実のようです。タバコを吸うと直接肺に害が有り、 運動をする上で最も大切な肺活量が著しく低下します。また血液にも影響を与えて酸素の 運搬を阻害します。運動の定義は有る意味体が多くの酸素を取り込み有酸素運動をするこ となので、その機能自体が低下することは運動能力が根本から欠落することを意味します。 短時間の瞬発系の運動は無酸素運動といわれますが、そのレベルが運動といえる程度にな るには必ず有酸素運動の機能アップが必要になります。

 よくヘビースモーカーで日曜日は草野球や草サッカーなどの「スポーツ」に勤しん でいるという人を見かけますが、その内容はスポーツ後の冷たいビールを楽しむ準備だけ のようです。強い運動に耐えられるはずはないのですから。これはまぎれもない事実です。 初めから自分はタバコを吸っているからくだらない運動なんかには興味が無く必要もない という姿勢の人も多いですね。そういう人は大抵、タバコ飲みは高額納税者だとか、タバ コの煙で肺を消毒しているので健康にいい、などというありがちな冗談を言っているのを 見かけます。まあ運動をすることがその人にとって必要なことかどうかは個人の考え方に よるのですが、タバコを吸っている時点で一生ものの貴重な選択肢を1つ捨てていること は事実でしょう。本人も気付いているでしょうがね。ただタバコはいくら吸っていただい ても構わないのですが、全て煙は責任持って吸い込んで外に出さないでくださいと言いた い。迷惑です。個人的にはタバコは吸えるところを完全に限定する見返りとして、今より 安くして強烈なタバコをいくらでも吸わせてあげればいいと思います。その方が結果的に タバコを吸う人は減ると思います。お逝きなさい。なお、蛇足ですが酒飲みとは余り関係 がないようです。あまり度を超さない限りは。。

 次に「スポーツ好き」です。これは少し意外かも知れませんが事実なのです。 世の中には自称スポーツ好きという人達がいます。人と話す際や自己紹介の際などに自分 はスポーツ好きであることを強調します。しかし少し突っ込んで尋ねてみるとどうも余り 具体的な話はなく、体を動かすことが好きだと答えます。特徴としては趣味がサッカーや 野球と答える人にこのパターンが多いですね。履歴書の趣味欄にスポーツを書いてしまう 人は注意した方がいいかも知れません。

 スポーツ好きというのでさぞかし日夜スポーツに勤しんでいるかと思えばそうで無 いようです。そして良く聞いてみると実際のところスポーツをするのが好きなのではなく、 スポーツを観戦して見ること、またはスポーツに関わっている自分に酔うことのようです。 サポーターという人々がいるようです。主にJがつく玉を転がすスポーツが多いようです が全身全霊を人生を捧げてお気に入りのチームを応援して勝たすことに命を捧げているよ うです。でも自分でも一応フットサルや草野球などをやっていて一応趣味はスポーツらし いです。ただその程度は終わった後においしくビールが飲める位のようです。応援を必ず しも否定はしませんが本気でスポーツをするのに応援ばかりをしていては無理ですね。ス ポーツする時間が無くなってしまいますから。きちんと趣味はスポーツ観戦と言った方が いい。見る方ですと。蛇足ですがスポーツ観戦が趣味のスポーツマンは妙に格好や装備に 凝るといった傾向があります。使いもしないオーバースペックで高価な道具を揃え、見た 目だけプロと同じ格好をしたりします。これをスポーツコスプレといいます。近頃流行り です。テレビなどでも芸能人やお笑いがこれ見よがしにスポーツを語ってますがスポーツ は語る物ではなく実行するものです。スポーツプレーヤーとしてではなく解説者に徹する べきです。やっているのもスポーツコスプレですと。。

 最後になりますが「常に自分が動いている人」ですね。これは自分で運動をしてい るのではなく、何かの力を借りて自分が動いているように感じる仕事をしている人が多い ですね。具体的に言うとトラック、タクシーなどの車を運転する仕事に人は余りスポーツ している人は見かけない気がします。単なる車好き、バイク好きもそうです。

 それは不思議なことに常に自分が移動をして動いてる景色を見ているので、何とな く自分自身も動いているような錯覚に陥り心身共に疲れてしまい、わざわざ自分で自ら疲 れる運動をする気にはならないのだと思います。自分で何時間も車を運転しているとほと んど体を動かしていないのにとても疲れませんか?助手席に乗ってボーっとしているより 遥かに疲れませんか。一生懸命動いている景色を見ているので自分自信も動いている錯覚 がしてきます。それから歩いている人や自転車に乗っている人より常に速いスピードに慣 らされているせいか、遅いスピードで自分で苦労して走ったりするのに耐えられないこと も有るのではないでしょうかね。車ならアクセルひと踏みですからね。

 私は今までに多くのスポーツをする人に会ってますが、この種の仕事に人にはほと んど出会ったことは無いです。またトライアスロンなどの運動量の大きいスポーツをやる 人程どうやら事務職(デスクワーク)などの余り普段は体を動かす機会の少ない人が多い 気がします。また自分が移動する仕事でも営業職などの自分の足で動いている人が多いで すね。運送業などではなくて。

 これらの事に該当する場合は運動しない人の可能性があります。幸いに私は1つも 該当していないようです。

長くなってしまいましたが、毎度つまらない話でした。