トライアスロンの世界(5)

トライアスロンとはいったい何なのかについて紹介をしています。

どんな練習をするのか(スイム編)

 スイムはトライアスロンで一番最初にある種目です。なぜ最初かと言うと最後だと 疲労で大変危険だからです。ランとバイクは主に足(下半身)を酷使しますが、スイムは 腕も使うので全身を酷使します。全競技時間中に占めるスイムの割合は1〜2割と少ない のですが身体的な負担は相当大きいのです。

 スイムの練習は水がないと出来ないのでプールでやることになります。でも実際のレー スでは海で泳ぐことが多いのです。私はスイムの経験が余り無く小中学生の頃以来ほとん ど泳いだことが有りませんでした。スイムを始めたのはトライアスロンをやり始めたので やらざるを得なくなったからです。元々続けて50mも泳げませんでしたがレースは少な くても1500mは連続して泳げる必要があります。スイム初心者の私が1500mも泳 ぐなど全くの不可能なことに思えましたが、スイムが出来ないとそれ以降のバイク、ラン に進めずそこでレースが終わってしまうので死にものぐるいで練習しました。全くの我流 ですが何回もプールに通い、少しずつ距離を伸ばして約3ヶ月位で連続2000m位は泳 げるようになりました。プールはコースの長さが25、50mが多いのですが必ずターン が必要な為に練習の効率が悪いです。それからやたら混んでいるプールは自分のペースで 練習が出来ないのでなるべく避けました。あまり楽しさを感じなかったスイムに苦痛の部 分を増やしても練習意欲が失せるだけなので。これは大切な気がします。なるべくコース が長く混んでいない水のきれいなプールを練習の場所に選びました。

 目標にしていたレースは海で2500mのスイムが有り、海では水遊び程度しか泳いだ ことがなかった私は「もしかしたら死ぬかもしれない」位の気持ちでスイムに望みました。 やはり海は波や流れが有ります。それからプールでは経験したことが無い深さで有り、常 にしょっぱい海水が口に入ってきます。水温も冷たく常に変化しています。クラゲもいま す。救助のライフガードがいても不安には変わりません。プールの練習では考えられない ような色々な困難が立ちはだかってきます。唯一の救いはウエットスーツを着ていること です。これのおかげで浮きやすくなりかなり疲労が軽減されます。冷たい海水にも耐えら れます。なかなか実際には難しいのですが海でスイムの練習をするのが一番効果的な気が します。危険ではありますが。余談ですがプールでウエットスーツで泳いだりもしました。

 最初の頃はとにかく長く泳げるようになるためだけにがむしゃらに泳いでいましたが、 だんだん楽に速く泳げるようになりたいと思うようになります。その方が後の競技が楽に なるからです。そのためにフォームなどを色々改善しようとしますがなかなか直ぐには難 しいものがあります。どうやらスイムは長くやって経験を積んでいる人ほど分がある競技 のようです。身体的にも上半身を強化しないと強くなれません。スイムが得意な人を見る と上半身が発達しているのよく分かります。バイクやランが得意なだけではスイムには通 用しないようです。まさに全身鍛錬をしないとトライアスロンは出来ないのです。

 ただ不思議なもので結構腹が出て太った人でもスイムが速い人が中にはいます。ランや バイクではそれ程でもないのに。スイムは体力以上にコツも大切な競技の気がします。

私はスイムが未だに不得意種目なので何とかコツを体得しようと研究中です。