RX50の次に乗ったのがTS50ハスラーだった。その頃はスポーツ50
ccの全盛でRZ50、MBX50、RG50γ、AR50などが欲しかったが、
中古でも値段が高すぎて変えず、30km規制という訳の分からない馬力制限のさ
れていない買える中古バイクを探した結果ハスラーになった。確か13万円位だっ
た気がする。このバイクも大柄でよく250cc位に間違えられた。とても調子の
良かったハスラーで近く多摩川の土手を走り回り、ミスターバイクの佐藤信哉のフ
ァイアロードの記事を見てよく林道に走りに行った。丹沢の方によく行ったと思う。
たった50ccのオートバイだったが無限の行動範囲を手に入れた気がした。規制
前の原付だった為、スピードも大きい声では言えないが80km以上出た。燃費も
30km位は走った。一度滝沢林道という道で富士山の5合目まで登った時はオー
バーヒートしそうになったが、それでも無事登ってくれた。コンロなどの炊飯道具
を積んで日帰りツーリングにはまっていたものこの時期だ。しばらくするとノーマ
ルじゃ満足できなくなり、上野の有名な大型バイクショップで、キタコのボアアッ
プキットとビッグキャブを買ってきて、見よう見まねでつけた。高回転の回りは悪
くなったし、燃費も少し悪くなったがトルクが太くなり、とても乗りやすくなった。
前期型だったハスラーは大きな丸形ヘッドライトが付き、大きなホイールとその車
格のおかげで抜群の安定性を誇り、ダートでスピードを出しても全然怖くなかった。
多摩川のモトクロスコースに入ってジャンプのまねごとをしていて転倒してひどい
目にあった事もあった。ガソリンを入れれば思い通りに走ってくれる鉄の馬に、ど
んどんのめり込んでいくきっかけのバイクであった。