| 事件名 | 日時 | 場所 |
| 黒猫のたたり(三部作) | 1995 | 艇庫周辺 |
第一話 これは筆者が一年生の頃、しかも入ったばかりのぴちぴちの一年生。 まだまだ艇庫のダイニング?が居心地悪く、ただ先輩の話を聞いてるだけという状態。同期の奴らともまだ打ち解けていないあの「ヨット部どうしょうかな〜」、なんて思っている時期。 当時二年生だった竹内さん、池本さん、藤平さんがいなくて、ほかのみんなでTVなんかを見ていたんじゃないだろうか? ちょうど夕食前のちょっとした和みの時間帯。 突然池本さんがドアを開けてさけんだ。 「ジャロが水芭蕉に落ちました。」 次の瞬間我々一年生は面食らった。 だっしゅ。いや超音速ダッシュ。 バスケのダッシュ練習なんてこれにくらべればくそみたいなもんだ。 そしてその反応の速さ。電光石火とはまさにこのこと。 復帰したマイケル・ジョーダンも真っ青。 エンドラインからジャンプしてダンクするようなもんだ。 私は完全に遅れた。 そして西田さんに「あれっ、行かないの?」 声をかけられて赤黒ツートンのAE86に乗りこむ。 車のスピードが尋常じゃない。先に行った車はもう見えない。 そして私の目に飛び込んできたのは車の裏側である。 もう一度言う う ら が わ である。なぜ縦書きなのかはすぐに分かる。 先についていた先輩達は腹を抱えて笑っている。 大高さんのちょっとトーンの高い笑い声が響く。ほんとに響いている。 ぼくもつられてわらう。 みんな笑っている。 「わっはっはっは〜〜」 車が横倒しになって 立 っ て い るのである。 横で竹内さんが興奮してその時の状況を話している。 「窓から水入ってきたんっすよ」 「必死で反対側の窓から脱出したんすよ」 「池本後ろでころげてたんっすよ」 そして記念撮影。 み〜んなにっこにこ。ほんとににっこにこ。 そのあとみんなでどうにか水芭蕉の沼から出そうとするのだが、なんせくるま。 なんせ水芭蕉の沼地。 力が入るわけもない。 とりあえずその場に放置して艇庫に戻る。 ここから先は一年生であった私は知らなかったのだが、 その後多田さんがめまんべーの有力者に力添えを求めにいったらしい。 しかしそこはなにやら会議中な場所。 街の有力者:「おーどうした。」 「実はですね、車が水芭蕉の沼に落ちてしまったんですけど、力をかしていただけないでしょうか。」 街の有力者:「なにー!今水芭蕉を保存する会議をしてるんだぞ〜」 その後無事車はひきあげられ、その後元気に走っていた。 しかし、そのテールランプには水芭蕉の池の水が入りっぱなしだった。 |
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