事件名 日時 場所
網走川探検すっか 2001 網走湖
これも夏に起こった事件である。事件というか、OBがくればこういうことにはなるっていう見本のようなもんです。
「じゃあ誰来んのよ」事件の数日後のことである。
すなわち斎藤さんが帰ってこられたときの話である。

擬装していると、見なれない車が一台艇庫の前に止まる。
斎藤さんご到着である。

     「おーみんな 元気そうだなあ」
   
斎藤さん変わってね−。

ちなみにそのときのメンバーは西尾さん、野沢、霜鳥、筆者。後に橋本さんが合流することになる。

ヨットの準備は万全である。しかし、風がない。
しばらく話しこむも、風がない。

   焼肉先に食べちゃいますか?

西尾さん家から焼肉セットを持参である。準備万端。
当然酒も飲む。


かなり前のOBの方が綺麗な娘さんを連れていらっしゃった。名前は失念してしまったが(すみません。メールいただけると名前を搭載します。)
すごくフレンドリーな方だった。写真なんか撮って帰って行かれました。


西尾さん:「風も出てきたし、ちょろっと乗りますか?」
斎藤さん:「そうだなせっかく来たし。」

  ゛いい感じに酔っ払った"を少し超えているように思えたのは私だけではないだろう。
  
3884に野沢、霜鳥 3386に斎藤さん、西尾さん 私はホッパーである。

実は私も少々酔っていました。
ホッパーを船台からおろす時にラダーが降りているのに気付かず、そのまま降ろしてしまい、
ラダーを少し破損させてしまいました。
どうしたもんかと思案していると橋本さん到着。


色々話していると、斎藤さん、西尾さんが帰ってきた。

「おう橋本、久しぶりだな。酒足んね〜よ。」

といいながら冷蔵庫からチュウハイを何本か持っていく斎藤さん。
再度、出艇準備完了。

     「おう橋本お前も乗れ。」
     「いや、俺はいいっすよ。」
     「おうそうだそうだ、橋本乗れ。」
     「いや、下地が乗りますよ。」
     「え?」
     「当然だべや、お前も乗るんだよ。」
     「いやそしたら4人乗りになりますよ。」
     「風ないから大丈夫。」
     「・・・」

私はさっさとあきらめて船を支えている。

執拗に西尾さんが叫ぶ。
    「は〜し〜も〜と」
    「いや、だってみんな酔っぱらってるじゃないっすか。」
    「うん、酔ってるよ。」
    「まじっすか、危険ですよ。」

私はここまでかたくなに出艇を拒否する橋本さんを見たことがない。
  でもその足は一歩一歩近づいている。
 
    「いややばいですって」

ついにその場に座り込んでしまう。

  「橋本、お前早く来いって。」

しかしむだな抵抗だったようだ。
しつこいようだが、ここまでイヤそうにヨットに乗る橋本さんを私はみたことがない。

ついに4人乗り敢行。
それ自体は別に珍しいことではないが、”酔っ払った自分より上のOBが二人もいる”というのが、         
いやでも「落とされる。」という予感させる。            
しかもポジションが悪い。西尾さんの横。斎藤さんの前。

最悪だ。まさに”前門の虎後門の狼”状態。
なんでだ。自分もOBなのになんでこんな雑魚っちぃポジションに転落してるんだ。

しかし”窮鼠猫をかむ”って言葉もあるじゃないか。酔ってるし、多少のことは大丈夫だろう。


霜鳥、野沢は被害を被るのを避けてか、一定の距離を保ってついてくる。
 利口な奴らだ。私でもそうするだろう。

   「俺あっちの船に移りますよ。」
              さりげなーく言ってみたが

   「何言ってんだお前。」
              はいはい分かってました。
 相変わらず飲酒が続いている。

私も一本渡されるがどうも飲む気が起こらない。
ポケットに入れておくが、タックの拍子に落ちてしまう。
「あっ。」

「どうした?」

「酒落としました。」

「まじか〜なまらもったいね〜。」

えっ。それだけ?
よかった。てっきり潜って取って来い
なんて言われるんじゃないかとびくびくしていたが、そこまで鬼ではないらしかった。

「さっきちょっと入り江の方入っていったさ。」

「センター擦りそうだから帰ってきたけど。」

ここで私が余計なことを口走ってしまう。

      「ホッパーで網走川のぼっていったことあるんっすけど、めちゃやばいですよ。
       すっごく浅いから降りて引っ張ろうと思ったんですよ。したら足がずぶずぶ沈んでくんですよ。

       底無しっすねあそこは。」

      「まじ?そんじゃ行ってみっか
      「へ?」
      47で?
      「センターどころかハル擦りますよ。」
      「そんなんお前が引っ張ればいいっしょ。」
      「だから底無しなんですってば。」
      「大丈夫。」

もう訳がわからない。

こうして網走川にヨンナナで遡上することになってしまったのである。

私にはもうその先どうなるのかが目に見えていた。


  「おおーすげ−浅くない?」
      だから言ったでしょ。
  
  「まじか底するよこれ。」
      だーかーら言ったじゃないですか。

  「ラダ−もう少し上げたほうがいいっすよ。」

  「おおラダーきかねー」
       っていうか斎藤さん上げすぎ、ラダー水についてないっすよ。

  「これ帰り登りだからやばくねーか?。」
(ちょうど上流に向かってフリーで入って行けてました。)

  「おおっ沈むぞこれ。」

こんな会話が延々と続くのであった。

ようやく帰るかと言うことになり艇庫を目指す。
しかし、こんだけ酔ってて沈を一回もせずに帰れるわけがない。
お約束通り、見事沈。
でも橋本さんは落ちなかった

さすがである。