マイルチャンピオンシップ戦評
先日行われたマイルチャンピオンシップは、先行抜け出しという形で
ゼンノエルシドが勝利を収めた。2着には、好位から折り合いもよく
抜け出してきたエイシンプレストンが、3着にはタイキトレジャーが入った。
1番人気のダイタクリーヴァ、同じく人気の高かったトロットスターは
後方から脚を伸ばすも掲示板に乗ることができなかった。後方組の中では
ビハインドザマスクが4着まで来たが、これはレースの展開上、できる
限りの最高の走りだったといっても良いと思う。
レースの流れはおおかたの予想通り、クリスザブレイヴが逃げて、マイル
の時計にしては比較的スローに落ちた。私の予想では、もう少し他馬が
からんでミドルからハイペースになるのではないかと書いたが、その予想
に反し前の馬にとっては楽な展開となった。
この時点で中段の馬、後方の馬は固まった形になり、その結果として
3コーナーから4コーナーにかけて、外に振られる馬や内でなかなか
抜け出すことのできない馬が多く出ることになった。
勝ったゼンノエルシドは、ペリエ騎手が2番手につけ折り合いもつき、
まさに理想的な形でレースを運ぶことができた。この馬の京成杯AHでの
スピードは、GTの舞台でも通用することが証明出来たレースとなった。
今後は追われる立場となり、チャンピオンマイラーとしての真価が問われる
ことになる。
2着のエイシンプレストンは、惜しいレースだった。切れ味という面で多少
ズブくなっていることが、今回のレースでは影響したのだろう。状態は完璧
だっただけに残念な結果となったが、今後は距離が伸びたところでも活躍す
ることができるに違いない。
ダイタクリーヴァは、またしても出遅れの悪い癖が出た。この出遅れで中断
やや後方を進むこととなり、4コーナーでも大外に振られるなど、当初陣営が
思い描いていたであろうレースの進め方が狂うこととなった。今後の巻き返し
に期待したい。
トロットスターは、休み明けでGT好走後の2走目、ということが状態面で
微妙に影響したか。また、決して生粋のマイラータイプではない、ということ
もいえるのではないか。いずれにせよさまざまな要因が重なってのこういう
結果であったわけだが、今年の最優秀スプリンターはこの馬であることは間違い
ない。今年のトロットスターの活躍に拍手を送りたい。
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