| 11月26日 JAPAN CUP |
| まさに、彼のために、彼のためだけにあった2日間だった。L・デットーリ。「世界一の騎手」異論はない。異論などあの2日間を見た今、言うことは出来ない。もちろん、知ってた、世界一だということは。たくさんの彼のレースは見てきたし、それはビデオでも、テレビでも、そして競馬場でも。でも今回はケースが違う。リアルな日本の騎手との比較。そう、日本人騎手からデットーリへの乗り替わり。イーグルカフェだ。
JAPANCUP DIRT。今まで何度となく見てきたイーグルカフェ。出遅れて届かないイーグルカフェ。G1馬としての輝きを失いつつあったイーグルカフェ。そして、外国産馬だとしても「おれたち日本」のイーグルカフェ。そんな馬にデットーリが乗る。否が応でもこれまでに乗った騎手とデットーリを比較してしまう。それが見えてしまう。向正面で異変に気づいた。内から気分よさそうに上がっていく。そしてそのまま3コーナー、先頭を見る形で4コーナー。美しいフォームは一目瞭然。個人的には、あくまで素人からだが、下半身が他の騎手とは違うように見えた。馬体と彼の足が一体化していて、その密着はどんな力が加わっても離れないような気がした。それでいて全く彼に力が入ってるとは思えない。まさに人馬一体。見事な勝利だった。 デットーリが勝たせた。おれもそう思う。でもそれに応えたイーグルカフェにも拍手。強い。この馬は強いんだ。乗り方1つで、乗り役1つでこうも変わる。能力が高くても、乗り方1つで、乗り役1人で強い馬が強いと言われない。そんな馬がたくさんいたんだろうなあと思う。まあ、それも競馬だ。能力が出し切れて、能力を引き出してくれる騎手がいて良かったなあイーグルカフェ。 ファルブラヴ。イタリアでは史上最強とも言われるほどの馬。そしてそこにイタリアジョッキー・デットーリ。最高だった。「一枠がひけてラッキーだ」このコメントを聞いたとき、勝つんじゃねえかなと思った。しびれた。このレースはデットーリの追う力を見た。ファルブラヴのラスト3ハロン。よくもったと思う。何度見ても震える。 柔と剛。相反するはずのもの。でも両方を兼ね備えていなければ一流とは言えないだろう。デットーリにはこの2つのレースでそれを見せてもらった気がした。「世界一」と言われる所以。彼の騎乗がもっと見たい。見てえ。 |
| 11月7日 JBC |
| 北の大地が二度揺れるというキャッチフレーズそのもののレースだった。スターリングローズが前走の雪辱、アドマイヤドンの復活という言葉が似つかわしくない圧勝劇。確かに二度、北の大地は揺れた。
盛岡競馬場は山の中にあり、さすがにこの季節は寒かった。外観はとても経営難の地方競馬(岩手は違うけど)とは思えない華麗さで、入場門から見る逆トライアングルの屋根(?)は近代的な建物で印象深い。建物も敷地もそれほど広くなく、むしろ狭いのだけれどレーストラックも山に囲まれており海外の競馬場のようなスケールが感じられた。直線は短いので、テンからとばす馬が多く、前残りで決まったレースも多い。まるでアメリカの競馬を見ているようだった。パドックは小さすぎるかな、混むと全く見えない。でも毎回混むわけじゃないからその点は仕方ない。 今回のJBCに、岩手競馬はとても力を入れていたようで、イベントも多く楽しめた。でも、食い物がほとんど売り切れっていうのはびっくりした。それほど予想以上に人が入ったんだろうなあ。次回、来年は大井で行われるらしい。各地方競馬場で持ち回りするんじゃなかったの? もったいない。道営でやればいいのに。馬産地でG1。最高なのに。活性化にもなるし、なにより北海道の馬産地としての文化も見直されるんじゃないかと思う。これから他の距離、条件のG1も増えてもっともっと大きなイベントになって欲しいけど、大井以外の競馬場でやって欲しい。と思った。 |