1月19日   アグネスデジタル
 アグネスデジタルの引退式を迎えて、改めてデジタルの走りがもう見れないことを感じた。オールラウンダーと言えばデジタルの名が出るほどに強烈な競走生活を魅せつけてくれた。

 アグネスデジタルは2歳優駿前(あの頃は3歳優駿?)から知っていたが、好きになったのはいつからだろう。勝ちきれないなあという思いで見続けていた思いがあるから、やはりマイルCSからかな。母親がめちゃめちゃ応援していた記憶もある。

 おれは競走馬が未知なる条件のレースに挑戦することが非常に好きだ。あの馬がこの距離なら? ダートなら? たまらなく興奮する。同じような距離を使い続けて、好成績を残す馬を否定するのではなくって、どうしても「未知」というものに魅力を感じるだけだ。批判の対象の代表格・ナリタブライアンの高松宮参戦だって、全然あり。当時、競馬を見ていないから説得力に欠けるかな。まあだからこそ、おれが競馬を見始めて、「夢」を見せ続けてくれた馬がアグネスデジタルだった。次走の楽しみがありすぎた馬だった。
 
 忘れられないレースはどれもこれも。でも強いてあげれば、やはり安田記念かな。相手や舞台を考えると他に素晴らしいレースはあるけれど、これほどまでに感動して、嬉しくて、「さすがデジタル!」と思ったことはなかった。ラストランの有馬記念参戦。彼らしい。陣営に感謝する。クリスがいたって、クラシック世代の馬がいたって、本気で勝てるんじゃないかって思ったよ。それが楽しかった。クリスエスがいないことは悔しい。デジタルがいないことは寂しい。おれの競馬をアツくしてくれたデジタルに感謝。

1月2日   有馬記念
 あっという間に2004年。今年の競馬はどうだろうか。去年よりアツくなれることを期待する。

 有馬記念は、もう何ヶ月も前のレースに思える。圧勝。シンボリクリスエスの危なげない強さで幕を閉じてしまった。今年の競馬を担うであろう四天王の一角・ネオユニヴァースが出走しなかったものの、ザッツ、ロブロイ、リンカーンの3頭が出走したことで盛り上がりを見せたものの、惜しいともいえない負けっぷり。有馬でクリスエスが引退してしまったことを考えると、2004年の競馬は非常に物足りない。最先着はリンカーン。よく2着に残ったと言えばそうなんだろうが、一か八かの勝負でのまくりというよりは2着狙いの競馬に見えてしまった。ロブロイは太かったのか、イメージにあるロブロイとは違った。レース後のコメントは「来年になれば」というものだったが、なぜ負けたのかを聞きたかった。勝てると踏んで勝負をしているのに、笑顔で「来年は…」というコメントをされてはかなり腹が立つ。ザッツは掛かってしまったから仕方ないっていうことかもしれないが、そこを折り合わせるのが騎手の仕事。アンカツのミスでしょう。厳しいかもしれないけれどね。とにかく、この3頭がクリスエスに一太刀も浴びせることが出来なかったのが、大いに心残りのレースであった。2002年の秋にチャンピオンに君臨したシンボリクリスエス。一年後にも同じ結果とは、他の馬の追撃がなかったということ。タップが化けたと言えば化けたかもしれないが、クリスエスを脅かしたかと言えば、そう言うことは出来ないように思う。引退して欲しくないが、一年の間に他の馬が出てこれなかったということを考えると、「勝ち逃げ」と非難することは出来ないかな。競馬ファンとしては、引退は犯罪くらいに考えてしまうが。
 
 問題は今年であろう。ネオユニを含めた3歳4騎。シンボリクリスエスにかなわなかった4騎。チャンピオンを倒し損ねた代償は大きい。今ならクリスエスも倒せる!!と思えるような成長ぶり、レースぶりを期待する。