| 6月30日 タップは強い。それだけでいいのか。 |
| キレそうである。いや、もうすでにキレてる。 チャンピオンは完璧な勝ち方をした。勢い十分な新星は秋に期待を抱かせた。かたや、4歳4強のうちの3頭。もはや、4歳の冠をつけたとしても、「4強」の言葉は彼らには勿体無い。ふがいない。情けない。言い訳の出来ない「距離」。言い訳の出来ない「敗戦」。この春、G1をひとつも制すことの出来なかった4歳に未来はあるか。無敵の強さを誇るキングカメハメハに、彼らは胸を張って立ちはだかることが出来るのか。秋には世界最高峰のレースにチャレンジするチャンピオンは、日本でレースに出走しない。そこで、彼らが勝って何の価値があるのか。しかも、それでも彼らは勝てるのか。期待を抱きすぎたかもしれない。スターの資質十分な背景を持っていたのが、この落胆の大きさを際立たせる。 タップダンスシチーよ、君に失礼を承知で物を言う。すまないが、もう一度、この秋彼らと戦ってくれまいか。君を超えるチャンスを彼らに与えてはくれまいか。もし、また彼らが君を脅かすことさえ出来なければ、そのときはぶっちぎりで勝ってくれてかまわない。完膚なきまでに叩きのめし、彼らに「最弱世代」というレッテルを貼ってくれてもかまわない。おれは今の4歳が好きなんだ。だからこそ、君と戦わない彼らに明日はないと思ってるんだ。君と戦わずして、種牡馬という悠々自適な生活を迎えてしまうかもしれない彼らが許せないんだ。凱旋門賞は、日本代表として頑張ってくれ。君なら勝てるかもしれないと本当に思ってるよ。だからこそ、その強さをもう一度。そうしないと、そうしないと駄目なんだ。 |
| 6月1日 競馬を忘れたい日 |
| ダービーから2日が過ぎようとしている。しかし、なんだろう、この胸に大きい穴が開いたような感覚は。いつもダービーの後は寂しさが残る。しかし、今年はダービーの、というものではないことは自分が一番良くわかっている。ふと、気がつくとコスモバルクという名前が頭に浮かんでしまう。ダービー翌日、昨日はそのことで、自分にずっといらいらしていた。 コスモバルクは負けた。その現実を受け入れたくない自分がいるのかもしれない。スポーツ新聞もギャロップも読む気分にはなれず、そして到底今週行われる安田記念のことを考えることも出来ない。もしも。コスモバルクが普通に負けてしまっていたならこんな状態であっただろうか。コスモバルクは、日本ダービーで「普通ではない」敗北を喫した。どうしても「普通ではない」敗北が頭から離れない。ダービーのコスモバルクは無茶苦茶だった。とにかく、全てが無茶苦茶だった。だから、今年のダービーを、結果的にはコスモバルクと心中となったおれも無茶苦茶だ。競馬の話をしたくない。こんな日は、かつてなかった。このどうしようもない思いは、一体どうやったら消え失せてくれるんだ。 キングカメハメハの次走よりも、コスモバルクの次走が気になる。これが答えなのかもしれない。 |