1月20日   ブルーイレヴン
 1角手前で武がブルーを外に出したのを見て、相当苦しんでいるなあと思ったのもつかの間、2角から向正面、そして3角、4角ものすごい勢いで1頭が離れた。大逃げ。一般的に言う逃げ、先行、差し、追い込みの逃げではなかった。速くこの場から逃げ去りたい。そう言っているかのように悲壮の逃亡劇を見せるブルーイレヴン。無論、息の入らない、そして戦法でない逃げでは勝てるはずもなかった。

 「能力はあるんだけどね…」関係者のそんなコメントをこれまで何回聞いてきたことだろうか。最近で言えばラガーレグルスも当てはまるだろう。条件馬、未勝利馬、デビュー前の馬にだってよく聞くコメントだ。しかし競馬においてそんな馬たちは「強い」とは言えない。個人が主観的に見て強いという評価はできても、客観的にはそうは言えないだろう。しかし、そんな馬こそ非常に魅力を感じさせてもくれる。いつも出遅れて届かない馬がもし出遅れなかったら…。そしてまた、折り合いがつかない馬がもし折り合いがついたら…。安定した成績を残せるのが強い馬、名馬であることは間違いないと思う。しかし、一種の爆発力を秘めた馬。一発がある馬の方がおれは好きだ。たんぱ杯で、京成杯で悪癖をだしてしまったブルーイレヴン。しかしまだ東京スポーツ杯で見た「可能性」はしっかりと覚えている。それだけに次走が楽しみだった。どきどきしたかった。ブルーイレヴン骨折。無念。

1月8日   2002年年度代表馬
 予想通りシンボリクリスエスだった。まあ当然だね。じゃあこの馬のベストレースはなんだろうって思ったとき2つのレースが浮かんだ。青葉賞と有馬記念。有馬記念はね、タップダンスに届くかどうかという距離から跳んできた脚は凄かったからやっぱ印象深い。ほんとに「跳んできた」もんね。震えたよ。でも青葉賞も大好きなんだよね。例年ダービーにつながらないから軽視されてるけど、去年はまじでギムレットやばいかと思った。インから抜けていく脚は軽くて、でも力強くて。あれはカッコ良かったなあ。 

 年度代表馬にもなったし、クリスエスには今年無敗で行って欲しい。テイエムが出来たからってそう簡単に出来ないことはわかってるけど、テイエムが成し遂げたからこそ、こんな夢も見れる。内外無敗。見たい。できればジョッキーは岡部がいいけど、ペリエか武だろうなあ。ルドルフを超えろ!ビデオ、雑誌のなかでのスター、ルドルフ。その馬の名前で何度もどかしさを感じたことか。超えてくれ。テイエムで超えられると思った壁を。
 エクリプス賞はどの馬になるんだろう。まあアゼリなのかな。牡馬と戦ってないけど。レフトバンクに個人的にあげたいけれど。ロックはねえだろ。アメリカで勝ってないんだから。カルティエ賞は当然だったけどね。