| 6月26日 競馬に絶対は… |
| 4角手前で武の手が激しく動いた。が、アリュールの反応が悪い。まさか、だった。11着。久々に信じられない光景を目にした。
地方の騎手はスタートが巧い。スタートからアクセル全快に持っていくレースが多いためだろう。今日も、みんな巧くて早いスタートだった。武豊もスタートは巧い。抜群に巧いと思う。アリュールは普通のスタートをきった。がここは地方。普通のスタートじゃ、遅い。武の手が激しく動く。やはり前々から競馬をするのがアリュールのパターンだ。1角までにはアリュールも武もいいリズムに落ち着いていたので問題はないと思ったが、なぜかスタートの数十メートルが気になった。 向こう上面から3角。2番手で折り合いもついていたように思えた。ただ、外にくっつかれていたので、その点がほんの僅か心配だった。でも、アリュールだ。まず負けない。ネームをどうとらえるか、もしかしたら捕えられないかもしれないが、この2頭かなあと思いながら4角。そして悪夢のような時間が訪れる。 アリュールはもう世界に行かなければならない馬だと思っていた。不運にも今年ドバイで闘うことを阻まれたが、当然秋にもアメリカに行って欲しかったし、来年のドバイも「勝ち」に行って欲しかった。だから今回のメンバーを見たとき、つまんねえレースだと思った。格が違う。役者が違う。アリュールがここで走る意味すらないと感じた。そのことに少しむかついたりもした。今日も直前オッズは1.0倍。そりゃそうだろう。どうやっても負けるはずがない。競馬に絶対はある。 でもアリュールは負けた。惨敗だ。理由がわからない敗戦。明日の報道がものすごく気になる。楽に逃げれなければ、自分のペースで行かなければ弱い馬のか。他馬にからまれたら強さを発揮できない馬なのか。そんな馬だとは思わなかったが、負けは負け。今日はとにかく弱かった。競馬に絶対はない。何回目だろう、この言葉を感じるのは。レース後に知ったが、アリュールは最終的には1.1倍だったようだ。1.0倍と1.1倍。この0.1の差が、「競馬に絶対はないんだよ」と教えられたような気がする。 |
| 6月17日 元気なら使え |
| 宝塚記念にネオユニヴァースがマジで出走するみたいだ。出走するかもっていうのを知ったときから、楽しみでもあり、でもやっぱり半信半疑だった。ダービー馬、しかも2冠馬だし。でも、陣営は宝塚に登録した。素直に嬉しくて、楽しみで。まあ、まだ安心はしない。追いきりまでは、どこかでやっぱり出ないんじゃ…、と思ってしまう。
上半期の古馬戦線はつまらないっていうのは昨年末から思っていた。クリスエスに敵はいないだろうし、春天は出ないだろうし。ヒシミラクルが勝った春天はレースとしては好きだけど、それをひとつの「線」として見ると、やっぱりつまらなかった。そんな中のネオユニの宝塚出走。これは期待せずにはいられない。 社台VSシンボリ。吉田善哉と和田共弘という日本代表の2人が作り上げた大牧場同士の戦い。シンボリルドルフという最強馬で3冠を手にしたシンボリだが、一方の社台はもちろん3冠馬はまだいない。またもやシンボリクリスエスで伝説を作るかシンボリ牧場。直接対決を制し、3冠の称号を手にすることができるか社台。 クラシックを勝てない日本一の調教師・藤沢。そして今年その夢を叩きのめした瀬戸口調教師。藤沢はここでは意地でも負けられないねえ。年度代表馬だからとかそんなレベルじゃないでしょ。ネオユニだけには絶対に負けたくないはずだ。 いろいろな見方が出来る。まあ、一番見たいのはどっちが強いかということにつきるんだけれど。とにかくむちゃくちゃ強い同士がぶち当たるんだから。それが実現するんだから。秋まで待たなくていいことを喜んでおこう。 でもその対決が外国人騎手同士ってのは正直寂しいね。武もアンカツも脇役かあ。なんだかなあ。 |
| 6月6日 日本ダービー |
| 「ネオユニヴァースが宝塚記念出走か」そんな記事が昨日今日の新聞紙面で騒がれている。これまでの日本競馬だと信じられないことだ。しかし、欧州ならキングジョージにクラシック好走馬がよく出走するのは当然のことだし、世界的にみれば自然なこと。日本競馬が世界に近づいた証拠とも考えられる。だから、ネオユニには出るならきっちりと結果を出してほしい。惨敗でもしたら、これからもしばらく有力馬の参戦はないだろう。毎年盛り上がりに少々欠ける面がある宝塚記念が、一転して大注目のG1になりえる。ネオユニなら勝負になると思うし、ぜひ出走して欲しいものだ。
さて、ダービー。天気が悪かったのがちょっと残念ではあったが、見ごたえのあるいいレースだった。ただ、あんなに全馬4コーナーで外に出したのは予想外だった。結果、馬場を苦にせずに内をついたネオユニの完勝。まあ、内にいたチャンプが伸び悩んでいるのを見ると、外にいったのを非難するのではなく、荒れた馬場でもきっちり伸びるネオユニの適応力を評価すべきだ。ロブロイは4コーナーでも手応え良く、いい位置にいたから勝てるかと思ったが、ネオユニに力で押さえ込まれた感じ。畜生、秋には逆転してほしいものだ。 ダービーを外人騎手が制した。しかも二冠だ。デムーロは大好きな騎手だけれど、おれの器量が狭いのか、ダービーは日本人騎手に勝って欲しかった。日本競馬もどんどん国際化だ!って普段言ってはいるものの、ダービーだけは渡せないという気持ちがあった。レース後はデムーロを祝福したが、日が経つにつれて悔しさがこみ上げる。中野現調教師がアイネスでダービーを勝った時、「武豊がなんだ、横山典弘がどうした。あいつらが幼稚園の頃から、おれは日本ダービーを夢見てきた」というコメントを残したらしい。おれはこんな騎手にダービーを勝って欲しい。デムーロだって勝ちたかったろう。泣いてたし、すっげえ思い入れがあったんだろう。思い入れは時間の長さだけで量れるものではないから、誰がどれだけ思い入れがあるのかというのを量るのは難しい。でも日本ダービーだ。日本人騎手より、デムーロのほうが思い入れがあるというのは絶対にない、と思う。レースだけで見れば、よりハイレベルなレースが見れるという点で、どんどん海外の巧い騎手には参戦して欲しい。でも、勝たれてはならないレースだと思う。これはちっぽけなナショナリズムなのか。でも、ダービーだ。国の誇りだ。やっぱり嫌だ。 そういう感情的な面で、ロブロイを応援した。もちろんネオユニ、デムーロを止められると思った。そして、横山と藤沢ならダービーの勲章を得るに相応しいと思ったから。日本人騎手はさぞ悔しいだろう。誇りを奪われたんだ。やり返すくらいの気持ちでいて欲しい。イタリアのダービーとってこい。8月は武豊は欧州で乗るようだ。トップに君臨する武が海外に行く。なんで、他のやつら行かないんだ。もっともっと飛び出していかなきゃだめだ。日本にいたままじゃ、武にも、アンカツにも、そしてデムーロには勝てない。ネオユニヴァースには三冠の期待がかかる。間違いなく強いし、三冠はとれる馬だと思う。恐らく地方免許でデムーロが乗るだろう。簡単にとらせていいのか。絶対とらせるんじゃねえぞ。ダービーで目が覚めたろう? 三冠馬は見たい。めちゃくちゃ見たい。毎年楽しみにしてんだ。でもこんなんじゃ情けないだろう。日本人騎手よ、菊で雪辱を果たしてくれ。 |