「ダイエー危機」
二年連続リーグ優勝を果たし、投打にバランスの取れたチームが出来上がりこれから黄金時代に突入かと思われているダイエーホークスであるが、本当にこのままダイエーは野球を続けられるのであろうか?私はダイエーを嫌いではないが、黄金時代を迎える前にダイエーホークスが消えてしまうのではないかと心配している。

原因は本社ダイエーの経営危機である。ここ数年約二兆円の債務の返済で首が回らないダイエー。そして最近起こった鳥羽社長のインサイダー取引疑惑での辞任。リストラ策の食い違いでの内部抗争により、二つの責任を取る形で中内功会長は代表権のない最高顧問に追いやられ、来年の五月には取締役も辞任する予定になっている。そして後継者といわれていた長男中内潤DHC社長兼ダイエー取締役も辞任を発表している。(DHCはダイエーの子会社を統括して管理している。その中にダイエーホークス球団の所属している)

中内功元会長によって88年南海ホークスを買収し、ナベツネ並に溺愛して育てた球団である。FAにおいても工藤、石毛、松永、助っ人ではケビン・ミッチェル、ドラフトでも大学進学がほぼ決まっていた城島、巨人入りが濃厚であった小久保など豊富な資金で獲得している。今のダイエーがあるのは王監督の指導能力ももちろんだが、ダイエーグループ一体となって選手獲得に力(資金)を上げたからと言えると思います。

ダイエーホークスの父ともいえる中内功会長が辞任し、これからダイエー再建をしていく佐々木博茂副社長・鳥羽董取締役・川一男取締役、高木邦夫顧問(次期社長)らは、今以上にリストラを断行するはずであるし、あれだけ中内功前会長が売りたくなかったローソン株、アラモアショッピングセンターをも売却している。この経緯から考えると、もうすでにダイエー球団の売却を視野に考えての経営再建策を考えている事は確実と私は確信する。それにDHC社長(ダイエー球団を管理)の中内潤も辞任しているので、もう誰も止める人はいない。この人達は本当の経営のプロであるから必ずやそのような話が出るはずですし、新聞では中内前会長が「球団は売却しない」と言っていたそうだが、言ってる本人が経営の第一線から消えてしまっては、その言葉に対して全くの重みを感じられな。

それに小売業界で大先輩の「そごう」の倒産。これを目の当りにして関連会社を守っていては本体のダイエーが潰れてしまう可能性は大。あの日産が二兆円の借金で苦労しているのにダイエーがまともな商売をして二兆の借金を返せるでしょうか?全く無理だと思いませんか?そのような事を考えていくとダイエーはお先真っ暗。私はダイエーを嫌いではありませんか客観的に考えるとそうなるような・・・