
| 7月上旬 | この頃初めて、右足首(くるぶしあたり)に痺れを感じ、自宅近くの整形外科に行く。腰及び右足首のレントゲンを撮ってもらうも異常なしとの診断。腰痛体操の仕方が書いてある用紙とありきたりの湿布をもらい、ひとまず異常なしとのことで、ほっとして帰った。 |
| 9月上旬 | 発症してからこの2ヶ月間は右足首に痺れを感じるも、さほど気になるほどのことでもなく、また2ヶ月前に診てもらった医者の言葉を信じ、生活していた。が、この頃になって、右足に重心をかけるとビリビリとなんとも言い難い痺れが出てきて、体の異変に不安に苛まれてきた。 |
| 9月14日 | 8月上旬に引っ越したこともあり、以前行った整形外科ではなく、新居近くにある総合病院に出向くことにした。ここでも、整形外科の先生に問診をしてもらい、レントゲンを撮ってもらった後、診察を受けたのだが、そこで初めて”背骨と背骨の間が狭く見えるところがありますね。MRI撮影をしないとなんとも言えませんが、腰椎間板ヘルニアかもしれません。来週MRIの検査をやりましょう”と言われた。何じゃその”腰椎間板ヘルニア”って病気は?よくヘルニアって言葉は耳にしたことあるけど、全然どんな病気なのかが見当もつかない。その後、医者にその病気の説明を詳しく聞き、今の自分の症状と近いものがあると感じ不安になるも、”この病気は発症する人が多いですし、しばらくするとほとんどの人が完治するものですから。”と医者に言われ、その一言で救われ帰路に着いた。ここでも、湿布を大量に処方された。 |
| 9月21日 | 今日は、先週予約したMRIの検査日。予約しているので、すぐに検査が始まり待たされるストレスもなかった。検査前に簡単な説明があり、この検査は磁気を用いて撮影するらしく、検査中は金属類の持ち込みは厳禁らしい。そこで、時計や指輪はしていないかといったチェックをされた。その後、入れ歯・刺青またカツラはしていませんか?といった質問もされた。もちろん、私はそれらは何もしていないので、”していません。”と答えたが、刺青はともかく入れ歯やカツラをしている人がこの検査に来て、この場で外して下さい。と言われるかと想像したら、心の中で大爆笑してしまった。説明後、肌着だけになり、その上から浴衣を羽織らされて検査を行った。検査は所要時間約25分でカプセルホテルの寝床よりも圧迫感のある空間に入れられ、その中は工事現場のような騒音が絶え間なく聞こえる、とても居心地の悪いものであった。検査中は痛くもかゆくもないのだが、閉所恐怖症の人には苦痛かもしれない。。 検査終了後、すぐ写真の現像が出来上がるとのことなので、整形外科の外来受付で待つように言われ待った。間もなくして診察室に呼ばれ、”やはり、椎間板が1箇所とび出しているところがありますねぇ。このとび出しているところが、脚まで通じている神経に触って足首に痺れが出ているのでしょう。”とMRI検査での写真を見ながら、医者に説明された。今後は痛み止めの薬を飲んで様子を見ましょうと言われた。”腰椎間板ヘルニア”と診断されたものの当の本人は、驚きもなく、もらった薬でも飲めば良くなるんだろうと、のん気に構えていた。 |
| 9月23日 | 一昨日もらった痛み止めの薬を飲んでも、一時は緩和されるものの足首の痺れや痛みは出てきてしまう。休日と言うのにどこにも出る気がしない。明日から仕事なので、無理せず家でゆっくりしていた。 |
| 9月24日 | 朝起きると右脚に激痛が走った。起き上がるのも一苦労だった。右脚を踏み込むとなんともいえない痛み・痺れが走る。会社に行く用意をしたもののズボンをまともに、はけない情けない状況を感じ、欠勤を遂行し、病院へと向かった。 病院に到着し、診察の順番が来るまでかなり待たされ、痛みを紛らわすのが大変だった。1時間以上待たされた頃にやっと自分の名前が呼ばれると滑り込むように診察室へと飛び込んだ。医者に数日前にもらった痛み止めの薬を飲んでいるが、痛みや痺れの症状が変わらないことを告げると、”ブロック注射を行いましょう”と言われた。これは、腰に直接痛み止めの薬を注入するものらしく、6〜7割この注射で痛む箇所がスッキリするらしく、即日行なってもらうことを快諾した。 注射を行なう準備が整い、うつ伏せに寝かされ、尾てい骨の少し上あたりに注射を行なうので、半ケツ状態にさせられ、チラッと羞恥心を感じていた所、注射器が自分の視界に入り込んできた時にかなりの大きさに動揺を隠しきれなかった。”こんなでっかい注射をするのかよぉ〜。”と心の中で騒ぎ立てるももう腹をくくるしかない。これで痛んでいる足が良くなるのであれば。。。”では、ちょっとチクッとしますよ”と医者が告げるとすぐさま注射針のなんともいえない感覚が腰から伝わってきた。その後”ちょっと押される感じがしますよ”といわれると、本当に腰に物凄い圧迫感がきて、足の先までその圧迫感が伝ってきた。この時には、すでに冷や汗で体が覆われている感じだった。やっと”ブロック注射”という大仕事が終わったと思ったら、30分間仰向けで安静するようにいわれ、そのまま看護婦さんに起こされるまで爆睡していた。 その後、右脚全体(特に外側部分)がボワッとしたような感覚になっているものの今まであった足首の中心にあった痛みや痺れは取れ、すっきりした昔の元気な脚に戻った!と感激した。でも、この感激は3時間後には落胆へと変貌し、症状はまた元に戻り、次の日も会社を休むこととなってしまった。あの注射の痛みを無にしたと思うと怒りがこみ上げてきた。 |
| 10月5日 | ブロック注射後は、処方された座薬型の痛み止めを使用していた。別にもらっていた、カプセル型の痛み止めの薬よりも強くて即効性があるといわれていたので、その座薬を毎日のように使用して、出勤していた。でも、時間がたつと痛みや痺れが出てくるので、根本的に良くなっていないことが日に日に不安に駆られていた。 この日は、座薬が無くなってきたのでもらいに病院へ行った。相変わらずの症状を医者に告げると”じゃ、今日もブロック注射しましょうか。”と言われたが、あんな痛い思いをして、2・3時間しか効かないならやりたくないとおもい、注射は断った。 |
| 10月中旬 〜 11月下旬 |
自分なりに”腰椎間板ヘルニア”の病気を真剣に調べ始め、治療方法を手探り状態ながら情報収集に努めた。もちろん、今の症状から1日も早く脱却したい為であった。 この時期、わらをもつかむ思いで、民間療法で良いとされていること、良いと言われていることには積極的に取り組んできた。鍼に通ってみたり、整体をしてもらってみたり、患部に低周波の電気をかけてもらったり、牽引をしたり、はたまたビタミン剤を毎日服用してみたりと色々とかじってみた。特に知り合いがこれで良くなったなんていうのを聞くとすぐに実践してみた。腰ベルト(ゴム製で骨盤辺りに巻き付けるもの)も試してみた。が、しかし私の場合は色々やってはみたものの症状はあまり変わらず、整形外科で処方されている座薬で、痛みや痺れを抑えて日々騙し騙しの生活が続いた。薬が切れると病院に出向き、医者に現状が変わらないと告げると”注射をしますか?”の行く度同じ発言に憤りを感じ始めていた。11月末時点で何度か注射は断りつつも3回行い、全くといっていいほど症状は緩和されない。。この病院いやこの医者、本当に信じていいのか?バカのひとつ憶えの”ブロック注射”治療しか勧めない・行なわないのに不安がつのっていた。痛みや痺れは日に日に強くなり、右足をかばうような歩行になってきていた。後で思うと、我ながらこの時期よく仕事をしていられたなと振り返る。まぁ、仕事をしているとなかなか休めませんからのぉ。 ふぅっ。。 |
| 12月7日 | 日に日に寒さが増してくるに連れて、右足首を中心にすねの外側やお尻のあたりがジンジン痺れが走る。歩くのもさることながら、座っていても立っていても、ツライの一言である。風呂にもまともに浸かれない、便器に座るのもうまくいかない。日常生活がまともに出来なくなってきてしまっている。なんとも情けないとしか言いようがない。ただ、この痺れを和らげるために日に日に効き目が弱くなってきている痛み止めの薬を処方することが、一番の気休めになってきていた。何でこんな思いをしなきゃならないんだろうとイライラだけが募っていた。 |
| 12月9日 | この日、大雪に見舞われる。かなりの寒さであった。朝、目が覚めると右脚に激痛が走る。起き上がろうにもなかなか起き上がれない。手をついて起き上がろうとしても脚に激痛が走り、力が入らない。寝ながら這うように近くにあるソファーまで行き、やっとのおもいで起き上がれた。が、右脚の痛みでつま先しか地に脚をつけられない状況。歩こうとしても、右脚をかばいながらの状況には、さすがに家族の目からも普通ではないと感じさせてしまうほど。椅子に座っていても、ジンジン襲ってくる痛みは耐えがたいものだった。2度目の欠勤を決行するとすぐ病院へ向かった。しかし、大雪の影響でタクシー会社に連絡しても話し中ばかりで全然つながらない。このままではラチがあかないと思い、最寄駅から出ている病院行きの送迎バスの停留場まで行くことにした。自宅からは1kmほどの距離だが、雪降る中の寒さ、滑りやすい路面、傘を杖代わりに歩行している我にとっては、10kmにも20kmにも感じた。こうした状態でやっとの思いで、停留所に到着したものの、そこでまた新たに悲劇が起こった。待てども待てどもバスが来ない。どうしたものかと痛みが、ジンジン伝ってくるので余計いらだっていた。もう我慢ならぬ!と思い、病院に問い合わせてみると雪のため運休とのこと。。もう、痛みを抱えながら、自由に身動きできない自分に失望した。 その後、何とかタクシーを捕まえ病院へたどり着くと、相変わらずの混雑で診察まで1時間以上待たされた。いままで病院に来るときに比べ、症状は良くないのは、歩行状況を見れば容易に感じ取られ、もちろん本人が一番感じていた。が、診察室に入り先生に診てもらうと、”あぁ、ひどいようですねぇ。今日も、ブロック注射しましょうか?”といつもと変わらぬ対応。さすがに、効き目も薄いものを実感しているので、先生に他の治療方法を尋ねてみると、”まぁ、入院してやる治療もありますけど、なかなかお仕事されていると難しいですよねぇ。”と、あいまいな返答に苛立ちが募る。この医者は、本当にこの病気を良くしてくれるよう神妙に考えてくれるのか?不満ばかりが駆け巡る。 結局、ブロック注射をしてもらい、大量のいつもの痛み止めの薬と湿布をもらって帰るも気休めにすぎず、痛みと痺れは一向に治まりはしなかった。通っている病院と医者には愛想がつき、明日も明後日も症状が変わらなければ、病院を変えてみようと考えを固めた。 |
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