チャップリンの独裁者―最後の演説から―


わたしは皇帝などまっぴらだ。征服するより救ってあげたい。
ユダヤ人も黒人も白人も。人間とは救いあうものだ。
決してお互いに憎しみ合うものではない。人類はもっと豊かに暮らせるはずだ。
本来、人生とは自由で楽しいもの。
なのに欲が人類をむしばみ愚かな戦争を引き起こした。
技術は心を閉ざさせ、機械は心を枯れさせ、知識は猜疑心を生み感情のない人間を作った。
必要なのは思いやりで機械や知識じゃない。暴力だけの人生は無意味だ。
飛行機やラジオは人々を互いに近づけ世界をひとつにする力がある。
わたしの声は世界中に届き絶望した人々にも伝わる。
罪なき人々よ、時代の犠牲者達よ、負けてはいけない。
欲や恐怖が消え去るまで耐えねばならない。
やがて独裁者は滅び、人々は力を取り戻すだろう。自由は決して滅びない。
兵士よ、目を覚ませ。
何も感じないのか。奴隷にされ、犠牲を払い、家畜のように扱われても!
やつらは人間じゃない。心も体も機械だ。
君らは機械か?家畜か?
愛を持つ人間だ。愛のない者だけが憎しみ合うのだ。
自由のために闘うんだ。ルカ伝の17章"神の王国は人間の中にある"
すべての人間の中にだ。君らには幸せを作り出す力がある。

。。。ちょっと感動