Ben Folds Five Album


BEN FOLDS FIVE


一作目にして最高傑作の誉れ高いアルバム。とにかく最初から最後まで勢いでもっていっている感じで、後の2枚の作品とは明らかに色が違います。僕が彼らを知った1996年の初頭、ラジオで「捨て曲なし、全曲シングルカットされてもおかしくない」などと絶賛している人がいたのを思い出します。また某レコード屋なんかではピアノのニルヴァーナなどという訳のわからない手書POPが貼られていました。(まあ当時は新人バンドになにかとニルヴァーナに絡めた宣伝文句をつけるのが流行ってましたが) そんな流れを受けて夏、このアルバムの中の「philosophy」がロンバケの劇中歌か何か(このドラマ見てなくて人づてに聞いた話なので詳細はわかりません)に起用され人気はお茶の間にまで波及した事でかなり長期間売れていたんではないでしょうか。当然といえば当然ですが、三作のなかで最もバンドらしい、攻撃的なアルバムです。

WHATEVER AND EVER AMEN


前作のヒットを受け発表されたセカンドは、「SONG FOR THE DUMPED」のような前作の流れを汲む曲を含みながらも,全体にはバラード中心の落ち着いた作りになっています。いわゆる昔ながらのピアノのシンガーソングライターっぽい曲が増えているので、前作のような激しさを期待して聴くと肩透かしをくらうかも。ただピアノ、ベース、ドラム以外の楽器を導入し始めて曲のバリエーションが拡がった事は間違いなく、某映画紹介番組のテーマ曲だった「ONE ANGRY DWARF AND 200 SOLEMN FACES」や「STEVEN'S LAST NIGHT IN TOWN」などを聴くとバンドとしてレベルアップしたのだなと感じることができます。

THE UNAUTHORIZED BIOGRAPHY REINHOLD MESSNER


過去のあまたのバンドが辿る、「テンション」と引き換えに「奥行き」を手に入れるという成長過程が、彼らにも当てはまるという事を痛感する作品。一作目の面影を残した曲は「ARMY」「YOUR REDNECK PAST」ぐらいのもので、他は重厚で悲しげな曲が続きます。 近作ではブラス、ストリングス、さらにはサンプリングを多用することで完全にバンドという枠組みから離れ、これまで以上にBEN FOLDS個人の主張が色濃く出ており、これがバンドとしての最後の作品というのは今思えばかなり頷ける話。 冒頭の「NARCOLEPSY」の壮大さと8曲目以降のJAZZYな展開が特に聴き所かと思います。


NAKED BABY PHOTOS


新曲、アルバム未収録曲、ライブテイクなどを集めた企画盤。「PHYLOSOPHY」のライブヴァージョンや「TWIN FALLS」(誰かのカバーらしい)を聴けるのが嬉しい一品。


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