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注目している人物、活躍してほしい人物をとりあげます

VOL.01 岸谷五郎 〜 次代の緒形拳、本格派の道を歩む (2002-01-09)


岸谷五郎 〜 本格派俳優が出現が待たれる現在、岸谷の感性とアミューズの方針もあり、着実に次代の緒形拳のような大物を演じる存在感のある俳優として地固めしつつある。

岸谷五郎は三宅裕司主宰のスーパーエキセントリックシアター(SET)在籍中に現在TVでドラマ、司会などで活躍中の寺脇康文(明治大学出身)らと「SETTAI」を結成、三宅裕司、小倉久寛などについで頭角をあらわした。
TBS深夜番組のコーナー司会などでトークのうまさをみせた。この下地はすでにTBSラジオで月〜金の夜2〜3時間の番組を、現在メジャーになった恵俊明(肥満体型の石塚とともにホンジャマカでデビュー)とともに軽妙なトークで発揮していた。当時かなりの人気を誇った番組である。
SETはもともと笑いをベースにした劇団なのでトークのうまさは当然ともいえるが、現在の岸谷五郎が完全に俳優業に専念しているのがおもしろい。ちなみに三宅裕司は明治大学落語研究会出身、1年上に立川志の輔、1年下に赤信号の渡辺正行がいる。なお、小倉久寛は学習院大学空手部出身。

岸谷五郎はこのラジオ時代に後に結婚することになるプリンセスプリンセスの奥居かおりとともに出演していてなかなか息のあったトークを展開、結婚を予想させるものがあった。奥居は2001年に出産してから岸谷かおりとしてプロデュースなどの音楽活動を精力的にこなしている。

岸谷の転機は映画「月はどっちにでている」で毎日映画主演男優賞を受賞してからである。この映画で在日韓国人の役を、在日の多い大阪を背景に好演、一気に注目を浴びるようになった。このときの共演がフィリピン人ルビー・モレノである。
TVでは「この愛に生きて」で主演デビュー、和久井映見との「妹よ」や鈴木保奈美との「恋人よ」などを経て2000年には「アフリカポレポレ」(NHK-BS
、「最後のストライク」(CX)、TBS系「世界で一番熱い夏」にすべて主演。2002年正月テレビ朝日スペシャルドラマでは「鉄道員(ぽっぽや)〜青春篇〜」に登場、大物俳優への道を着々と歩んでいる。
2002年もすでに2本の映画の主演が決定している。また舞台では寺脇康文とともに定期的に公演している。

劇団キャラメルボックスから現在、確実に本格派俳優として頭角をあらわしてきている上川隆也(中央大学出身〜「大地の子」などに主演)がストレートな俳優になるとすれば、岸谷五郎は緒形拳のようなオールマイティなタイプのメインを張る俳優へと確実に近づいてきている。


岸谷五郎:俳優
1964年生東京都出身、中央大学卒:三宅祐司主宰・劇団スーパーエキセントリックシアター(SET)を経てアミューズ所属


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VOL.02 恨、怨からPOPの時代へ 〜 ソニン「寒い季節」をうたう (2002-01-13)


HAN 、ON は韓国語でいうHAN, ONである。漢字では恨、怨なのだろうか。
以前は韓国出身または在日韓国人などの曲といえば「怨歌」といわれる演歌が圧倒的に多かった。
WORLD CUP 2002 が開かれる年にふさわしいというべきか、あまりにも日本の国際化が遅れたというべきか、ようやくポップな曲が在日の血を引くシンガーによってヒットの兆しがある。
「モーニング娘。」を手がけたつんくプロデュースによるEE JAPAN (モー娘メンバーの後藤まきこの弟がメンバーの一人)からソロで「寒い季節」をリリースしたソニンである。
寒い冬ね〜 ではじまる歌詞がとても心地よいメロディーになっている。

日本もやっとこういう時代がきたのかな、と思う。
日本における在日問題はとてもsensitiveなのであまり政治的な部分には言及したくないし、その興味もあまりない。しかし、スポーツや芸能の面でどうしてこんなにも日本という国は偏狭なのかなとずっと感じてきた。

いろいろな国に仕事などでいったり、実際いろいろな国の人たちと接してきた私の感覚からみると、やはり日本という国は島国であるということにもよるが単一民族独特の偏狭さを感じる。
韓国に関していえば、一回しかいったことがないのであまり詳しくはわからないが、その後直接韓国のエリートのような人たちと仕事を通じて交流したことからいえば、彼らの直裁的な感覚などが日本人の情緒的な国民性とはかなり異質なものをたしかに感じる。
しかし、彼らの優秀な感性と向上心の高さは日本人が見習わなければならないもの、とひしひしと思うのである。

日本ではここ数年、ようやく在日の人たちも本名でスポーツ、芸能などの面で登場したり、在日であることを表明しはじめたりしている。これは裏返せば、「表明」しなければならないほど日本という国が単一民族であるということや偏狭な国民性であるという証拠のようなものである。
現在、プロ野球では数十人が在日選手であることはすでに知られていることである。歌手、タレントなどでもかなりの多くの在日が存在する。在日同士では顔を見るとだいたいお互いがわかるという。
かれらが普通に在日であるという人生を送れる日がくる「開かれた日本」はいったいいつくるのか、と思う。

寒い冬ね〜、の美しいメロディーから私はどうしてもこんなことを連想してしまうのである。


ソニン : ポップシンガー
つんくプロデュースの EE JAPAN のメンバー、高知県出身:17才。2001年12月ソロで「寒い季節」をリリース、ヒット中。 


LINK = OVERSEAS KOREA (わたしのKOREA ページです)


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VOL. 03 マルチプルな理由(わけ)〜竹松舞・ハープ奏者&医学生 ( 2002-01-25 )


多才&多彩、このような人はたくさんいる。なぜだろうか、当然といえば当然なるべくしてこのような多才&多彩な人は生まれる。

竹松舞はハープ奏者としてデビューして3年ぐらい経つが、すでに4枚ほどのCDをリリースし、この分野では異例の売上枚数を上げているが、これはただハープ奏者としての実力だけではない。彼女は現在、順天堂大学医学部1年生でもある。父親とおなじ外科医をめざしている。このような付加価値がさらにCDの売上げや人気を高める。

一般的に音楽家、特にクラシック関係の人は音楽大学出という既成概念を持っている人が多い。もちろん、音楽大学出の人が絶対数としては多いと思われる。しかし、確実に多才&多彩派のクラシック関係の人がふえてきている。バイオリンの高嶋ちさこ(米大学留学、俳優の高嶋兄弟のいとこである)、千住真理子などもそうである。千住真理子は慶応大学出身、彼女の父は慶応大学理工学部教授である。わたしの友人の学生時代のゼミの教授だったそうである。
また音楽大学出身であっても、純粋なクラシックだけに専念しないのも最近の傾向である。多様化している現代の客層を考えれば当然のことである。芸大出身の葉加世太郎はすでに芸大時代にクラシックを現代風にアレンジして演奏するグループを結成してかなりの評判をとった。
またこのようなグループの先駆けとしては芸大出身で結成した女性三人組「芍薬トリオ」がある。これはもっとも早くクラシックを現代風癒し系にアレンジして一世を風靡したグループである。この後、癒し系のクラシックCDの発売がどんどんふえていくことになる。
さらに異色のピアニストとしては「HIROSHI」がいる。芸大出身ながらパロディ派で幅広い人気を誇る。

これはなにも音楽の世界だけでなく、スポーツ界や一般社会でもその傾向は強い。
日本人が好きな職人の時代はどんどんなくなってきている。これはこれでいいことだと私は思う。
たとえば野球のメジャーリーグも野茂やイチローなどの「職人時代」は終わりを告げようとしている。ただ野球ができるだけではなく、社会人としてもきちんと通用するタイプの小宮山、長谷川、田口などの時代へと変わりつつある。私はこのほうが正しいと思う。
日本が昔、技術を売り物にして商品だけが先行する時代がとっくに終わり、国は国際国家として、個人は一国際人でなければ通用しない社会になったこととにも通じる。

音楽的な才能はぜんぜんない私ではあるが、音楽を聴くことは大好きなので竹松舞のようなミュージシャンの出現をなにかうれしく感じる。
特にハープ音楽に関しては入れ込みがあるがだけに、、、、

この入れ込みのあるハープ演奏のあったレストランに関するページはここをクリックしてください。(PETIT - / CIAO)

しかし、こんな才能は残念ながら私にはないので地道に努力をするしかないか、と現実的には思っている。


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VOL.04 琉球そして奄美から 〜 元ちとせ : Chitose Hajime, Who? (2002-04-25)


自分が日本人だと強く思うときのひとつがこういう曲を聴いた時である。

元ちとせ 〜 はじめちとせ、と読む。
もうかなりの人たちが知っていると思うが、「ワダツミの木」という曲が静かなブームを起こしてから数ヶ月になる。
当初、おもにFMなどで流れていたが、じわじわと人気がではじめてすでにヒットチャート上位を占めている。

Chitose Hajime = 元ちとせ、 Who?

この曲からもすぐにわかるのが琉球系のメロディと歌い方だということである。安室奈美恵からはじまりかなりの沖縄をルーツとするミュージシャンやシンガーが輩出したが、元ちとせの場合、沖縄からもはるかに遠い奄美大島出身である。行政的には鹿児島県に属するのだと思うが、やはり琉球のマイナー調のメロディにとてもよく似ている。

島唄である。

彼女のバイオグラフィーはいろいろ語られているのでここでは特にとりあげないが、そのエピソードが純な気持ちを持った島の人という雰囲気を感じさせる。

すこしずつMTVなどにも露出し始めているのでごらんになった方も多いと思われる。

わずか31秒のデモVTRではあるが、これをみれば、「あぁ、このメロディ!」と直感する。
クリックしてどうぞ。


Go to VTR 「ワダツミの木」( 31 seconds only )
Go to もうひとつの国・琉球(Overseas page)


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