ブラジル − ベルギー
2 − 0

 結果だけ見るとブラジルの完勝のように思えるから面白い。試合を見終って2−0という結果を見ると、えらく違和感のある数字に見える。それほどブラジルは苦戦をした。
 ベルギーは自分達のスタイルを出して、ブラジルを苦しめたと思う。速い繋ぎから最終的には高さで勝負する攻撃に、ブラジルは手を焼いた。ブラジルはディフェンダーが不安定ということもあり、いつか点が入ってしまっても仕方ない状態だった。
 実際、オフサイドで点は認められなかったが、ベルギーが「らしさ」を出してゴールネットを揺らした場面は、レフェリーのミスジャッジだと思うし、それに助けられたほどブラジルは王国としての威厳を保てなかった。
 最大のポイントはボランチだったと思う。ボランチの玉離れが悪く、円滑にボールを前線に運べなかった為、流れを止めてしまい、リズムを失っていたように感じる。
 それさえ変えれば、流れはガラリと変わったのに、フェリペは攻撃陣のメンバーをいじるのみ。結局、なめらかなボールの流れは出来ずじまいだった。
 前線のタレントが、その能力を発揮して、なんとか点を取ったが、それだけだった。中盤のチェックが早くてディフェンスが強固なチームと当たった時には通用しないだろう。ベルギーもよくやっていたが、ブラジルの出来も酷かったといえる。
 次は期待通り、イングランド。中盤の流れを円滑にしないと、相手にならないのではないか。前線をタレントの個人能力で打開しようとしても、イングランドの守備は好調で、堅牢だ。エメルソン不在の重みが、ここにきて酷くのしかかってきたように思う。