ブラジル − コスタリカ
5 − 2

 既に勝ち抜きを決めているブラジルは、スペインと同じ理由で4人を代えてきた。次を見据えてチーム全体の活性化を図り、一位通過という最低条件を視野に入れながらの戦いになる。
 一方コスタリカは、ライバルのトルコに比べると有利な位置を取っていて、引き分けで自力通過という状況。ヘタな状況では得失点差を気にしなくてはならないが、その面でもよっぽどの事にならない限りまだ有利だ。
 お互い引き分けでもいいという理由から、静かなゲームになると思ったが、見事に裏切られた。ちょっと考えればわかる事だったが、そう、ブラジルだった。忘れていた。あまりにノーマークだったため、アルゼンチン、フランス敗退のショックで、そんな事も失念していた。
 試合は見事な点の取り合い。前半はコスタリカも見事に受けてたっていた。ちなみにこのグループの2位が、日本がもし1位通過した場合の対戦相手になる事は周知の事実だが、個人的にはトルコが来るよりコスタリカの方が組し易し、と思っていたので、この試合はコスタリカにやや肩入れして見ていた。余計な結果、つまりブラジルに勝ってしまうと面倒な事になってしまうので、変な番狂わせを起こさない程度に応援していたのだが、この試合でブラジルと互角の点の取り合いをやっているコスタリカを見ていると、どっちが来てもキツイなと感じてきた。それぐらいコスタリカは勇敢にブラジルに挑んでいた。
 しかし、そんな若造を王国は容赦なく踏み潰す。攻撃力に優れる今大会のブラジルは、ありとあらゆる方向から攻めたてて、またしても迫力のある攻撃と決定力を見せつけた。ロナウドも復活したと言って構わないほど凄みを取り戻している。
 コスタリカも何度も決定機を作り出すが、あと一歩という過程が何度も繰り返され、点差の違いがそのまま決定力の数値の違いとなり現れた結果になった。ここでコスタリカは敗退が決まったが、前回ミルチノビッチに率いられて出場したイタリア大会よりも結果は劣るが、あの時より印象深い内容を見せてくれたと思う。
 さてブラジルだが、強豪国敗退の流れの中、一躍注目を浴びてくる存在になる事は間違いない。守備に不安ありだが、役者に消えてもらっては困る。強力な攻撃で大会を盛り上げて欲しい。