パッタナカーンに引越しが済んで、ようやく落ち着いてきた昨今。

TAZさんが遊びにやってきた。ビールを飲みにやってきた。

ファイルのコピーをしながら、今夜も快調に栓があく。

一本・二本・三本・四本・ウィ〜ヒック。

話も弾んで、ほろ酔い気分。ちょっとトイレに。

 

・・・・・・

はぁ〜、スッキリ。さぁ、飲もか。飲みまひょか。

あ、TAZさん、あなたもトイレですか。どうぞどうぞいってらっしゃい。

 

・・・・え?何、何?どうしたの?

ドアが開かないって?んなバカな。

・・・・・・・・・・・・・・。

 

や、やってもうた・・・。

 

この部屋のトイレ兼シャワー室は、ボタン式の鍵を中から押して施錠、というタイプ。

どうやら私はドアをしっかり閉めない状態で鍵を押し込んで、

外に出るときにその状態でドアをキッチリ閉めてしまった模様。

いや、でもそれなら出るときにドアノブを回すはずだから、鍵も外れるはず。

という事は何?わざわざ出るときに御丁寧に鍵を押し込んで外に出てバタン?

 

 

痛恨っ!

 

酔っ払いのトリッキーなプレイ。中盤の軽率な横パス並の愚行。

 

猛省!さすがの俺も、これには猛省!!

 

 

二人でここの鍵を探す。部屋中探しまくる。まくる、がしかし無し!

出てきた鍵を片っ端から差し込み、まわす。まわす、がしかし虚し!

 

GOL 「便所使えないから、帰った方がいいですよ。」

TAZ 「どうする?ウチ、来る?」

GOL 「いえ、明日朝一で事務室に行かなきゃいけないから、ここで寝ます。」

TAZ 「そうですか。では。」

 

小は何とかなる。がしかし大はどうだ!?

と思うと、腹が痛くなってくる。これ定説。

大は出来ない。その想いがそのままプレッシャーとなって、胃を圧迫する。

ズンドコズンドコやってくる。あ〜もう、お祭りだぁ!

 

よさこい・レベルくらいまでなら、何とかしのげる。気持ちを逸らして、いなす。

お腹の事なんか気にしない。忘れた忘れた。知らないよ〜なんて。

でもいよいよリオ・レベルあたりまでやってきてしまうと、もうダメ。

野グソかっ!?いや、7階にいる現在、間に合うはずもない!!

あぁ、早めに手を打っておくべきだった。何たるミス!!

 

もう、手は一つしかない。居直ってビニール袋を手にする。

セブンイレブンさん、こんな形でお世話になろうとは・・・。

 

私も今年でめでたく三十路に足を踏み入れたというのに、

参院選にだって出馬できる歳になったというのに、

そんなメモリアル・イヤーに、この体たらくぶり!

 

屈辱っ!そしてガッツポーズ!!

嗚呼我がネタ人生万歳!!あはは〜・・・

 

 

翌朝一。事務室へと赴く。

G 「あのぉ〜、すいません。便所の鍵を内側から閉めてしまって、今、開かないんですが・・・。」

事 「鍵は§〆◎≠$×∞●?」

G 「いやね、鍵は無いんです。で、今、開かないんです。」

事 「そうですか。≦/〒Φ∴※。一緒に行きますので。」

G 「ありがとうございます。」

すいません。激しく聞き取れませんタイ語。というか理解できません全然。

 

部屋にて。彼は鍵をいくつか持参している。

それを差し込むが、これまた虚し。

事 「これは♀#±⊆ヾ〇÷。仝‥♂∃∠呼びます。手数料は100バーツです。」

G 「はい。わかりました。いつ来ますか?」

事 「今、呼びます。」

まぁ、外部の業者らしき人間を呼ぶって事はわかった。

助かった。すぐ来てくれるんだ。

 

・・・・・・・・・。

待つ事、5時間。タイだ。やっぱりタイだ。

 

こちとら、どんたくが始まってるってのに。

いつまたサンバへと変貌を遂げるか、って命懸けの鬩ぎ合いをしているというのに。

もう待てん。事務室へと赴く。

 

朝の彼に話し掛ける。彼、私の顔を見るや 「あっ!」 ってな表情。

「あっ!」 って何だよ 「あっ!」 って。

すかさず事務室にいた他の従業員に説明する彼。

今度はその説明を受けたおネェさん登場。

 

事 「鍵は∧∀@%〓ゞ々⇔∂●√∽‰?」

G 「いえあの彼に今朝話して5時間待ってるんですがまだ来ません。」

事 「≒Ŭ刀゙∝∬♯凵サζ≡∵θ⊥α煤H」

G 「便所の鍵が閉まってて開きません。人を呼ぶと彼は言ってました。で、まだ来ません。」

事 「∫∈♭≪♪‡δληφξΩΨω∋βγσΘχτΞΔ‰」

G 「で、呼んだんですか?まだですか?」

事 「呼びました。」

G 「で、あとどれくらいで来ますか?」

事 「大体あと30分くらいです。手数料は100バーツです。」

G 「わかりました。」

って絶対ウソ。今、これから呼ぶくせに。というかタイ語全然わからへん。

会話の流れをこっちペースに持ってこないと、会話が成り立たん。

とりあえずどうせ今から呼ぶわけだし、タイ人の言う30分だから、まぁ2時間はかかるだろう。

じゃ、ちょっとセブンに買い物に行ってこよう。

 

セブンで買い物して帰ってくる事、5分。

事 「来ました。この人が開けます!」

って5分かよっ!!呼べばすぐ来るんじゃねぇか!!

5時間も俺は外にも出れず、飯も食えず、サンバの恐怖に身を震わせブツブツブツブツ・・・

 

職人 「手数料は100バーツです。」

わぁったよ、全員が全員、同じ事言うなよったく。

・・・・・ってあんだけ頭を悩ましてたのに、30秒に満たない内に開けちゃったし・・・・・。

 

何というかまぁ・・・。そんなタイなひと時でした。