新年が明けて元旦、コ・サメットに2泊3日で正月の小旅行に出かけた。

メンバーはタイ人男性3人、女性3人、見た目タイ人実は日本人1人の計7名。

新年のカウントダウンを、ワールドトレードセンターで迎え、人ごみに発狂寸前になり、疲れ果てて迎えたこの日。恐らくは全員、同じような状況下にあると思われるが、タイ人のテンションは高い。見た目がいくらタイ人でも、中味は「阿吽の呼吸」とか「義理と人情」とか「わびさび」とかを持ち合わせる日本人の私としては、このテンションについて行くのが結構厳しかったりする。

早朝にバンコクを出発し、メンバーの一人の車に7人全員乗り込む。車といってもただの乗用車である。助手席に2名、後部座席に4名のギシギシのキッツキツ状態だ。まぁ、東バスターミナルのエカマイまでの辛抱だろう、と高をくくっていたが、そこがタイ人との発想の違いだった。いくらたっても高速を降りようとしない。恐る恐る聞いてみると、やっぱりこのままコ・サメット行きのフェリーが出ているラヨーンまで突っ走るという事らしい。気が遠くなった。
しかも途中から、「陽が差し込んでくるから」という理由で、助手席の一人が後部座席へ移動してきて、後ろは5名に増えた。もう、どうにでもしてくれ・・・。

4〜5時間は走っただろうか。ようやくフェリー乗り場に到着。島は物価が高いという事で、大量に買い込んでいった酒やら食べ物やら、挙句はでっかいラジカセまで、やたらと多い荷物を持ち、フェリーに乗り込む。

島へは30分強くらいで到着した。そこから乗合ソンテウに乗り、一路ビーチに面しているバンガローへ。

道中、同行のタイ人達から、「兄ぃはこれからタイ人の振りをしてナ。名前はそうだなぁ、Aって事でナ。よろしくカップ。」と言われる。何が何だか全く理由がわからないので聞いてみると、どうやらコ・サメットには入域料みたいなのがあり、それはタイ人だと50バーツで済むのだが、外国人は200バーツになるらしい。「どうせ兄ぃは黙ってればタイ人だと思われるから。」という事。納得。

チェックポイントらしき所で、看板を見ると、確かに英語表記で外国人は200バーツ払え、と書いてある。そして横にはタイ語でタイ人は50バーツ払え、と書いてあって、ご丁寧にも外国人にバレないように数字もタイ数字で書いてあった。ちきしょう、小癪な。

そして、ソンテウに同乗していた日本人達はサクッと200バーツ払わされていた。
私はというと、もちろん何の疑いももたれず50バーツを受け取っていただいた。
あのさぁ、もうちょっとさぁ、何ていうかこの・・・まぁ、別にどうでもいいけど。

そんなこんなで、バンガローに到着。