|
両チームとも、ワールドカップに出場する誇りを感じさせる、堂々とした戦い振りだった。小柄だが、しっかりとプレスをかけ、身体能力のハンディを集団の力でカバーするメキシコ。対するエクアドルは、何気にかなり身長があり、高さで勝負できる強みがある。
その両者の対決は、エクアドルの高さを活かした攻撃が先制パンチとなった。メキシコはディフェンスはおろか、キーパーまでがすごく小さいので、スピードと人数攻勢で対抗していたが、エクアドルの高さの前に悲しくも先制点を許した。キーパーがもし180cmでもいいから身長があったら、この先制点は防げたものだろう。だが、そんな現実をメキシコは頑として受け入れないのも、このチームに好感が持てる要因の一つだ。しっかりとしたチーム作りの方針が出来上がっているし、それに自信をもっているからこそ、体格に頼るようなサッカーをしない。それは解り切っていることだから、身長を言い訳がましく嘆いたりもしない。その誇りが、試合結果に繋がったように思う。
以降メキシコは攻撃的なスタイルを貫き、エクアドルはそれを真っ向から受け入れ、立ち向かう。そのプレースタイルの関係で、消耗戦になったが、精力的に動くメキシコのプレースタイルにエクアドルはペースを乱され、首尾よくメキシコは追いつき、そして粘り強く逆転した。メキシコの自国サッカーに対する自負というものを感じさせたゲームだった。
|