敗北のショックを引きずりながら、今晩最後のイベントとして一杯引っ掛けながらビリヤードをやる。OAさんの玉突きテクに感心しながら、やっぱりここでも敗北。むむむ・・・

さて、ようやくホテルに戻った私たち。同部屋のOAさんと私は、フィジカルコンディションが同じようなもので、睡眠不足と体調不良を抱えている。にも関わらず、さっさと寝ればいいものの、これまた長いこと話し込んでしまい、明日の朝も早いというのに、私が寝たのは5時だか5時半だかなんだかその辺。むむむ・・・

さて、翌朝。本日は早起きして、パタヤから程近いラン島へと足を伸ばす事になっていた。ラン島へは公共の船が出ているが、時間が合わなかったため、代理店等が出しているスピードボートをチャーターしてラン島へ向かう事にした。営業に来たおばちゃんの言い値が往復1500バーツ、とちょっと高かったので、おざなりな態度をとっていると往復1200バーツになったのだが、その代わり既にブッキングしている西洋人とタイ人グループと同乗だという事。我々は、往路はいいのだが復路の出発時間が結構早めなので、その辺をチェックすると、「何時であろうと大丈夫。時間はあなたたち次第だ。」との事。ならば、という事でブッキングすることにした。まぁ、この時点でちょっと嫌な予感はしていたのだが・・・。

さて、そんなこんなでスピードボートは出発。空いていた後ろの方の座席に腰をおろす。ここでmaoさんが、「(席が空いている)前の方が快適でいいよ。」と我々に勧めてくる。彼の極悪キャラをよーく理解している私は、「んなこたぁない。」とタモリ調に心の中で呟いて動かなかったのだが、かわいそうに、あまりにも純粋な心をお持ちのOAさんとmitsuoさんはそれを間に受けてしまい、ボートの前の方に席を移動していった。果たして彼ら、揺れに揺れに揺れに揺れまくって、到着した頃にはボロボロの状態に。私とmaoさんは後部で快適な船旅を過ごさせていただきました。

そうそう、到着早々なんなんだが、帰りの時間を運転してきたおっちゃんに確認しておかなくては。なんせ、ちょっと嫌な予感がしてたから。ということでmaoさんが、運転してきたおっちゃんに帰りの時間を、「2時だぞ。」と伝えると、「5時だ。」とおっちゃん。

5時!?予感的中だな。やっぱりな。

 

「だめだめ。2時に帰るんだから。あっちでおばちゃんに確認取ってある。」

「俺は聞いてねぇ。」

「何時でもいい、俺達次第だ、という事を約束したから、この船に乗ったんだ。」

「んなの知らねぇ。あっこの西洋人達が5時に帰っから、そん時に一緒に帰るんだな。」

メラメラメラメラメラメラ・・・(maoさんお決まりのキレる展開)

「何だっていい。あっち行ってからババアと話しつけろ。こっちは用事あんだ。帰んなきゃいけねぇんだよ。」

「とにかく俺は船、出さんぞ。」

「あんたが船、出さんでどうすんだよ。え?自分で帰れってか?おぉ?帰ったろか、あぁ?」

「とにかくガス代とかあるから、足が出ちまうんだよ。2時に他の船、呼んでやるから、それ乗って帰れ。な。」

「・・・・・・OK。わかったよ。それでいいから頼むぞ。」

 

maoさんも基本的に言い合いをしたくないし、タイでタイ人と喧嘩しても面倒臭いだけだってのを良く知ってるので、その妥協案で矛先を収めた。

さて、気分を切り替えビーチに席を取ってビールなど飲みながら、サッカー談義などしながら、まったりと過ごす。

近くの売店のビールのストックが切れたので、散歩がてらビーチを歩いてビールを買いに行くと、なんとも味のある木が波打ち際に立っていたり、

みんな寝てしまいヒマなのでブラブラすると、綺麗なビーチを一望できる場所にたどり着いたり、

と、時がゆっくり流れているビーチの時間を堪能する。

 

さーて、そんなこんなで2時になろうとしております。そろそろ帰らなくてはいけない時間。おっちゃんに船の件を聞かなくては。

「もう2時だけど。」

「あぁ、待ってろ。もうすぐ来るから。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。くる気配なし。

「なぁ、船は?」

「呼んだから待ってろ。」

「・・・あと何分で来るんだ?だいたい何分くらいだ。」

「・・・・・・・・・・・。」

「だいたい何分くらいだ?」

「・・・・・・・・・・・。」

 

だめだ、こりゃ。もう、こいつは切り捨てなきゃ。他の策を探さねば。という事でその辺に浮かんでいるスピードボートに乗せてもらえたら、という事で、その辺にいるグループで帰る気配がするのを探すが、全くそんな気配を見せるグループは無し。

ったく、どうしたものか・・・。と、そこでmaoさん、ビーチのレストランにいる、話のわかるタイ人兄ちゃんと相談。結果、おっちゃんには片道だけの料金を渡して、帰りは島の裏側から出ている公共の乗合船でパタヤまで帰ろうという事になる。がしかし相当出発時刻が迫っているらしく、急がなくてはならないらしい。裏側まではソンテウを飛ばしてくれるとの事。間に合うかどうかは実に微妙な所らしい。

とにかく、急ごう。「もう500バーツ上乗せすりゃ、船、出してやってもいいぞ。」と言うおっちゃんの意見を無視して、ソンテウまで走る。乗ったら乗ったで、ソンテウも走る走る。正直、こんなにスピードが出てるソンテウに乗るのは初めてじゃないか。狭い山道を、大丈夫かよってくらい飛ばす。運ちゃんも相当あせってる様子。そんなに切迫してるのか、やばいなぁ・・・。と思ってる内に、山道を登りきり視界が開けてきた。一面に海が開けていて、なんとも絶景。

どうにか無事に港町まで到着した。運ちゃんは遥か前方に佇む船を指差し、「あの船だぁ!」と教えてくれた。そうか。遠いな。今にも出発してしまいそうだ。急がねば。走れ!

出発は3時との事。もう3時に迫っている。走れ走れ。汗だくになろうとも。

はぁ、何とか間に合った。3時ピッタリだ。よかったよかった。急いだ価値があったよ。

 

船は3時30分になろうかというあたりで、ようやく出発。

そうでした。ここはタイでした。