| W杯予想 開催国日本代表
W杯があと約一ヶ月と迫ってきた。この時期に予想をたてるのも無謀な話である。これから怪我人が出るかもしれないし、メンバーも発表されてはいないし、テストマッチの結果を参考にする事も出来ないからである。
しかしそんな中で敢えてこの段階で予想をたてようと思ったのは、日本代表にはノルマがあるからである。開催国としての最低限ださなければならない結果がある以上、通常よりも余計なプレッシャーの中にさらされる日本代表に対して、応援する側としてプレッシャーを共有するのが、一つの誠意であり、サポートの姿勢の一環だと考えるからである。
さて、そのノルマとは何か。言うまでもなく開催国としての結果の事である。ご存知の方も多いであろうが、今までのワールドカップにおいて、いまだかつて開催国が決勝トーナメントに進めなかった例はない。94年のアメリカ大会では、その事が危ぐされていたが、ミルチノビッチの神通力に引っ張られたアメリカは、見事その懸念を払拭し決勝トーナメント進出を果たし、ベスト16で優勝国のブラジルに健闘を見せ、華々しく散っていった。サッカー不毛の地と言われたアメリカが、これを機に徐々にサッカーを浸透させ、現在は世界においてある程度警戒される存在にもなった。間違いなくW杯がアメリカサッカーにおいてのターニングポイントになったのも、開催国としてのノルマを果たした事が要因という事に、疑いの余地は無い。
W杯の成功には様々な要素が挙げられるが、開催国の結果も、その大きな一つである。開催国がそれなりの結果を残さなければ、当地の大会に対する盛り上がりがまるで違ってくる。前回は開催国のフランスが優勝したが、シャンゼリゼ通りを埋め尽くす祝福の衆が、その事を雄弁に物語る。それを機にフランス国内での根深い人種差別問題をも、劇的に改善してしまったくらいである。つまらないと言われたイタリア大会でも、イタリアがベスト4まで勝ち進んだ事により、国内の盛り上がりは終盤まで維持された。開催国だけが決勝戦に興味が無いなどと揶揄されたりもしたが、最終的には盛り上がりは終盤まで維持される結果となり、大会は幕を閉じた。
つまり日本は今回、決勝トーナメントに進まなくてはならないのである。もしそのノルマを果たせないとなると、これは世界サッカー史において耐えがたい恥の歴史を刻む事になり、未来永劫日本サッカーは世界から嘲笑を浴びせられつづける事になるのである。それは許されない。そんなのは韓国だけで充分だ。政治でW杯開催を半分横取りした韓国はその段階で落ち度があるし、自業自得というやつであるが、完璧なプランを提示し、未来のサッカー観戦における革命的なプロジェクトであったバーチャル・スタジアムを、韓国及び欧州のFIFA幹部のエゴと権力欲のために頓挫させられた日本は、ここでその復讐を果たさなければならない。彼らの道がどれほど人道に逸れているかを、見せつけなくてはならない。そして一時の個人の欲望がどれほどサッカー観戦の技術革新を妨げたのかを、痛烈に思い知らせなければならないのである。
では本題である、今大会の日本代表が残す結果の予想をするとしよう。上記のように、決勝トーナメント進出はノルマである。私はこれを揺ぎ無い結果として予想する。つまりベスト16には確実に進出する。日本の属するグループHでは、ロシアが最強と見るが、日本もホームの利を持って臨む以上、期待以上の結果も望める。蒸し暑い日本で、ロシアがどれくらい自分達のサッカーをやれるのか。大声援に飲み込まれても、経験のある選手が多いロシアはそれなりにプレー出来るであろうが、気候対策をどこまでやってくるか。日本が付け入る隙は充分ある。
日本にとって最も重要な一戦は、初戦のベルギー戦である。理想を言えば、前半の内に先制点が欲しい。前半20分〜25分くらいまでに1点を取りたい。取れたらしめたもので、選手から堅さがとれ、本来のサッカーを見せる事が出来るであろう。そうすれば、普通にやれれば勝てる相手である。ここで勝てば勢いに乗じて、ロシアも粉砕する事が出来る。チュニジアは普通にやれば勝てる相手である。上層部もゴタゴタ続きで監督も変わり、テストマッチでも結果がまるで出ていない。前回大会のジャマイカ戦の教訓を持って戦えば、まず問題無い相手である。
つまり日本サッカーの命運は、初戦にある。初戦を取れば、決勝トーナメントには進出できる。前半の内に先制点を取れば、全勝もある。結果としては、トップ通過を予想する。
しかし、これだけでは終わらない。決勝トーナメント進出を予想した以上、そのベスト16の戦いも予想しなくてはならない。トップで通過するとなると、次の相手はB組の2位。正直ここはどこが来るか今の段階で予想は難しいが、コスタリカかトルコとなるだろう。ここにも勝てる。ミルチノビッチの神通力がまだ活きていたら中国であるが、それなら更にしめたものである。つまり日本はベスト8にコマを進める事になる。
その次はさすがに、アルゼンチンかイングランドが来るであろうから、これにはどうあがいても勝てない。日本はここで敗退するが、これでも大満足の結果である。
以上が私の、開催国としての日本代表の予想結果である。そう、日本は今大会でベスト8に進出する。要望としては、決勝トーナメントに進出すれば既に大満足であるし、大いに称える。つまりベスト16に進出すれば、何も言う事は無い。しかし更なる野望を持ち、更なる素晴らしい結果を、期待以上の結果を残してくれる事を予想する。我らが日本代表なら、やってくれると信じている。最低でもベスト16には入ってくれる。そして狙える以上は、そこで満足せずにベスト8まで突き進んでくれるものと信じている。
がんばれ、ニッポン。
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