H16春季実業団10部第3戦
4月25日(日)に多摩市にある相手チームの自社コートで行いました。今回の相手はうちの会社の大得意のお客様。現在の担当者も相手にいて、やりづらいったらありゃしない。「接待テニスはしませんよー」と最初に牽制しておいた。相手も大人、それくらいはちゃんとわきまえていて、「手を抜かず正々堂々と戦いましょう。楽しみですね」と返された。
相手は既に7人揃っており、フルメンバーでした。若い人が2人、後は40代から50代でした。この若い2人はシングルスだなと読みました。以前にも何回か練習試合を催しており、うちに分が悪いことは明らかでした。
うちは初心者が1名、シングルスをやれるのが私を含めて2名、年齢構成は40代3人、30代3人と年齢的にはいい勝負が出来るなーと思っていました。
一人遅れていて、まーそのうち来るだろう。と思っていたら、「ごめん、子供が熱を出して行けなくなった。すまん」とオーダー表提出寸前で電話が鳴った。当てにしていたシングルスが1枚なくなってしまった。これで面子的に今日の勝ちは遥かかなたへ逃げていった・・・・・・。
私は、bPダブルスとbPシングルスで出場。ダブルスはこっちは俄かペアにも関わらず、相手との関係から、比較的楽に試合が運べた。サーブを打てば、リターンは帰ってこず、ラリーらしいラリーもなく、相手は策を用いるでもなしで、何もしていないのに試合が終わってしまった。そんな感じだった。6-1、6-3、でまず1勝。と思ったのも束の間、2面展開の隣のコートは既にbRシングルスが入っていた。bQダブルスは初心者ペアだったので簡単に負けてしまったようだ。チームとしては1勝1敗。
シングルスの準備をしようと思って、コンビニへ買出しに行って、おにぎりを食べ始めようとしたら、bRシングルスが終了。・・・・・・速過ぎる、まだ飯も食ってないのに・・・。これで1勝2敗。あとがなくなった。次はbPシングルスだ。こっちは2試合目だけど、相手は1試合目、お互いが2試合目同士なら、ちょっと時間を取って・・・・・って話をして休憩の時間を取る事がちょくちょくあるけど、今回は難しそうだ。しかたがない、折角買ってきたおにぎりを諦め、試合にしよう。
風が出てきた。トスは相手が勝って、サービスを選択。こっちは風下を選択。
相手は、1stスライスサーブに2ndは羽子板サーブ。フォアはウエスタンのフラットドライブ、バックハンドは片手のスライス。バックハンドは苦手のようだ、初心者にありがちな切り過ぎの腹切スライスである。
もしや、初心者なのでは・・・?
試合開始からビックリした。相手は20代前半で足が動いているバックハンド狙いのボールをことごとく廻り込んでフォアで強打してくる。フォアは強打しか打ってこない。しかも、このフォアが正確で速い。ネットを取ると鬼のようなパスが飛んでくる。のっけからかまされた。0-4。やっやばい!
様子を見ようと相手に打たせていたら、どんどん調子に乗って打ってきやがった。
それも効果的なポイントで素晴らしいフォアのショットが来る。、侮れない・・・。これ以上調子づかすとセットを落としてしまう勢いなので、とにかく踏ん張ることにした。作戦作戦っと。
相手の良いショットはフォア。苦手はバックハンド。足はある。上もそこそこ打てる。ボレーはいまいち。サービスはたいしたことない。リターンはフォアは強打だが、バックは当てて返してくるだけ(基本的には廻り込みのフォア)
ゲーム差があるからと言って焦ったら相手の思うまま。ここは1点ずつ粘り強く取っていこう。まずは足を止めよう。強打のフォアは足がなくては打てないので、足を止めさせれば、豪快なフォアをいくらか奪う事が出来る。
パターンは2つ。
バック(スピン)・バック(スピン)・フォア(スライス)で相手のフォアの打点を低くさせて、ネットミス、バックアウトミスを誘う作戦。バックに打ってもきっと廻り込むだろうけど、その分足を使ってくれる。スライスをフォアに打てば、低く滑っていくスライスは厚いグリップの相手は下から持ち上げなくてはならないので、結構デリケートなショットになる。また、高い打点で打っていたのが、低い打点で打たされるので、この差もミスにつながり易い。私自身グリップが厚く、この配球をされるとかなりブルーになってしまいます。
もう一つは、バック(スライス)・バック(スライス)・ドロップ(フォア)・ロブ(バックハンドへ)、これは私の一番の得意技。
対角線に走らせるので、何回もされると腹も立つし、走る量も自然と増えてくる。廻り込んでくれていれば更に長い距離を走ってくれることになる。ドロップを打たずにスライスを続けていて、たまにタメを作ってやると、前か?と思ってエンドラインより中に入ってくる場合もある。そんな時は足元にスライスを打ってやるとほとんどミスしてくれる。
フォアに少しでも甘いボールがいくと、ウィナーのフォアの強打が飛んでくる。それでも、しつこくパターンで攻めた。作戦は功を奏して、追い上げた。やっと追いついて、6-6。いざ、タイブレイク。
追いついた方の強み。こっちは勢いを良い方向へ使うとする。ネットへ出て勝負!
方針は決定。サーブ&ボレーとリターン&ネットで積極的にネットを取る作戦。
しっかりとポイントをリードしたまま、タイブレイクを支配する。相手はこっちがネットに出てきたので戸惑っているようだ。対応し切れていない。こっちはいつもの戦法なので、違和感なくプレイできる。7-3。タイブレイクを取った。7-6で1セット目は逆転でものにした。休憩中に相手はスプレー(エアサロンパス)で足を労わり出した。足を伸ばしてストレッチをしている。足に来ているようだ、作戦はかなり効いている様だ。しめしめ。この辺がテニスが意地悪スポーツと言われる所以なのかも。
隣のコートが終わった。bQシングルスが負けた。チームも1勝3敗となり、勝ちはなくなった。でも、俺は明日(未来)のためにこの試合は落とせない。頑張る。
2セット目開始。
徹底して1セット目と同じ作戦で行く。相手にはフォアを打たせないようにして展開する。こっちのサービスが調子に乗ってきたのでサーブ&ボレーに切り替える。一方的な展開になってきた。4-0。「勝った」と思った。いつもの癖である。
流れは完全にこっちにあるし、相手の唯一の武器のフォアを封じ込めている。このまま、戦えば多分勝てる。そう思った。
フォアの打ち合いをちょっとしてみよう。ほんのちょっとの余裕なのに、そうしてしまった。気の緩みです。
フォアの打ち合いでミスが五分五分になった。いままで圧倒的に支配してきたラリーが、五分五分まで押し戻されてしまった。余裕があったのでサービスもフラットサーブにした。あんまり入らない。2ndのスピンサーブも入らなくなってきた。ここから流れは一気に相手に傾く。俺のダブルフォルトと相手の得意なフォアのウィナーのせいで、相手は息を吹き返した。自分の得意なショットが入りだすと、失っていた自信を取り戻すきっかけとなる。そう痛感した。4-4。押し返されてしまった。焦った!
「このままこのセット取られたら、もう1セットやるのは嫌だなー。このセット取られたら負けてもいいかな?」凹み始めた。終わることを意識しだしたら、もうダメだ。
「でも、まだ負けた訳じゃないんだ。まだまだやれる!」
「相手は調子がいいかもしれないが、こっちは自分のプレイをしよう。強い気持ちを持って立ち向かおう!」
「焦るなよ。勝っていた流れを壊したのは自分自身だ」、「簡単に切れるなよ。」、そう心の中で何度も呟いた。
ここは踏ん張り処。ここでゲームを落とすようじゃ、最初の頃の俺に逆戻りだ。
作戦を安易に変更した自分に腹が立った。
「でも、過ぎてしまったことはしょうがない。次にこの経験を生かして、繰り返さないようにすればいいんだ。今は今自分が出来る精一杯のことをしよう」、「自信を持ってプレイしよう!俺はまだまだやれる!」何だか頑張れそうになってきた。これまでのことは忘れよう。自信のあるプレイをしよう。そうだネットを取ろう!
サービスをする時に思った。「気持ちで引くなよ。」
サービスに力みが出そうになる。「しっかりとトスアップして、左手を最後まで残す、膝を使って地球の力をボールに載せる、後は腕をゆったりと大きく振り切るだけでいい。」ルーチンを確認した。
トスを何度もやり直す。
最初のポイントを綺麗なサーブ&ボレーで取った。「come on!」自然と声が出た。集中している証拠だ。次はスマッシュでポイントを取った。「いっっっっ、yes!」気持ちが充満してきた。左手が小さくガッツポーズをしている。自然と声が出ていると言うことは、今はかなり集中している。しっかりとキープした。5-4。「もう挫けない、今日は勝つ」気合十分になった。こんな時の俺は強い(自分で言うなーーーー)、きっちりブレイクして。6-4。なんとか勝った。今回の反省点は、勝っている時はプレイを変えない!
これを実感した。って、いつも毎回そうなのだが、今回はより一層、そう感じた。
それよりも、逆転した1セット目、追いつかれたけど焦らず突き放した2セット目と、収穫は大きかった。大きな経験をした気がした。どんな相手でも全力で戦う気持ちを持つ必要があるなーと感じた。チームは2−3で負け。
今回はこれで終わり。