私のプレイスタイルの原点
シングルスにおいて、いろんなプレイスタイルがあると思います。
大きく分けると、ベースラインプレイヤー、サーブ&ボレーヤー、オールラウンダー、しこり(笑)って感じですかね。
私は自称サーブ&ボレーヤーです。なんちゃってですけどね。(笑)私がどういったいきさつでサーブ&ボレーのスタイルになったかを語ってみます。
私が初めてシングルスの試合をしたのは、3年前の2000(H12)東京都実業団春季リーグ10部でした。
うちの会社はこの年に初めて実業団リーグに参加しました。私たちのチームは試合経験の浅い人ばかりで、シングルスの試合経験があるのは表エース(T氏)のひとりだけでした。
私を含めその他の人はダブルスでの試合経験があるので、団体戦としては「まーとりあえず今回は参加してみました」程度の形になればいいなーと簡単に考えていました。初参加ということで、大会の試合進行等のシステムもわからずに緊張の中で試合は開始されました。
対戦相手は「六本木ヒルズ」を立ち上げた会社です。
私は第1ダブルスと第1シングルスです。ダブルスは6-0、6-4で快勝。
なんだ、実業団レベルでもやっていけるかも!なんて自信が出てきました。
第2ダブルスが負けて、1-1。
第3シングルスが負けて、1-2。
第2シングルスはどうどうの表エース登場で辛勝、2-2。
2-2で裏エースの腕の見せ処です。
相手は誰から見ても、明らかに「あてゴマ」と思われます。周りは「初参加で初勝利だなー、凄いねー」と思ったほどです。
試合前に私も「楽に勝てそうだなー」と感じていました。ところが、蓋をあければ情けなくて泣くに泣けない試合内容です。
結果からいうと、0-6、1-6で完敗です。
試合後にはネットを蹴飛ばそうとして滑ってこけて、地引網にかかった魚のようにネットに絡まっていたぐらいです。
テニス人生のなかで一番最低で、一番心に残っていて、私の今がここから始まったと言っていい位の試合でした。
この試合があるから、テニスにはまったし、強くなりたいと思った、そんな試合でした。今でも忘れません。敗因は・・・・・うーーーーん、試合経験の浅さです。
ひとつひとつの技術を見ると私のほうが上だったと思います。
私はシングルスを知らなかった。その一言につきます。
ちなみに対戦相手はシコリです。中級者に毛が生えた程度です(スンマセン)。遅いボールをゆっくりゆっくり返してきます。それしかしていません。それに負けたんです。トホホ・・・。
ベースラインで普通のラリーをしているんですが、最後にミスをするのは決まって私。
ネットにかけるし、バックアウト、サイドアウト、気軽にダブルフォルト。
全くポイントが取れません。
もともと持っている性格がよく言えば「ミスを恐れない思いっきりの良さ」、悪く言うと「無謀」。
・・・・・なので、当然、ポイントは”決めて終わりたい”なんです。
相手のミスを待っている事が出来ません。シコリの戦術にまんまとはまっていくタイプです。
ベースラインからウィナーを取れるようなショットは持っていません。
それでも、ベースラインからエースを狙いに行きます。当然ミスります。ウィナーとなるストロークの技術が無いのですから・・・。
それでも、ボレーにはほんの少し自信があったので、なんとかネットを取ろうとして、アプローチをしてみますが・・・。
アプローチの意識が全く違っていて、より厳しいところを狙いに行ってミスる。アプローチをそんなに厳しく難しくしなくてもよいのに・・・、知らなかったんです。アプローチの目的意識を取り違えていました。今思うと恥ずかしいです。結局、ベースラインで打ち合う展開を打破できませんでした。ベースラインからではポイントが取れませんでした。
私はベースラインにいて、今回のようなゲームをしていては、多分勝つことが出来ない、今回のように自滅する試合ばかりになると危惧しました。
勝てそうだと思っていた相手は勝てそうなだけで、その当時の私には絶対に勝てない相手だったと思います。
ただ当てて返してくるだけの相手に1ゲームしか取れなかったのです。団体戦だったこともあり、本当に屈辱でした。
負けた後の反省会でも私の落胆ぶりはひどくみんなで焼肉屋さんに行ったのに、ショックでコーヒー(マジでビールを飲む気がしなかった)とビビンバしか食べれませんでした。今でも社内では究極のネタとなっています。この試合から学んだものは凄くたくさんありました。
試合は負けることから学ぶものがたくさんあることを知りました。
残りの実業団戦もこの試合と同じような展開(調子?)で負け続けました。屈辱の上塗りしまくり。(笑)
この春の団体戦の成績は、0勝4敗。秋季リーグの参加は見送りました。私は、テニスはポイントを取るスポーツと思っています。
私はポイントを待つのではなく、もぎ取るプレイスタイルを目指したい。
私は私に合ったポイントを取るテニス(ポイントの取り方)を探し始めました。
はっきり言って、ストロークはフォアもバックも下手くそです。
ベースラインからポイントを取るなんてのは、どだい無理な話なんだ!
そう気が付きました。
あの悔しい思いを胸にプレイスタイルを探すためにいろんな練習をしてみました。
自信のあるボレーを生かす展開を見つけなくてはと思い、何気にサーブ&ボレーをやってみました。
当時の段階で結構ポイントが取れるので、これで良いんじゃない?
草トーに出て、試合で試してみることにしました。なかなか様になります。ポイントを取るイメージもつかめるようになってきた。
【0−40】に参加するようになったのも、スタイルを模索していたこの時期のような気がします。2001(H13)東京都実業団春季リーグ10部では、堂々とサーブ&ボレーに挑戦です。
なんと勝てます。完勝ってのはなく、辛勝なんですけどね。
勝つということが自信につながるということを知りました。それからは鬼のように、サーブ&ボレーです。
幸い体力もあったので、3セットぶっ通しでサーブ&ボレーが出来ました。
結果として、9部昇格を決めました。周りからは「おまえ強くなったなー、勝てるようになったなー、でも裏エースだけどな」ちょっとは認めてもらえて嬉しかったです。それからは、サーブ&ボレーを一生懸命、練習、実践、研究しました。
パトリック・ラフターがリターン&ダッシュ(チップ&チャージ)をやっていたので、それを試合で真似て使ってみたりしました。
簡単にポイントにはなりませんでしたが、何回も何回も失敗して練習していると、そのうち慣れてきて、セカンドサーブのリターンでは、リターンからでもネットが取れるようになりました。サーブ&ボレーでそこそこ勝てるようになってくると、今度は対戦相手のレベルが上がってきます。
相手のレベルが上がるとヘナチョコサーブでは簡単にパッシングショットで抜かれます。
それでも、サーブ&ボレーでやるので、また負け続けます。
今度はサーブを練習するようになります。ともすれば飽きてしまうサーブの練習をコツコツとやりました。
コース、種類、回転量、スピード、いろいろ考えながらサーブをするようになりました。
大会で試してみます。そんなに世の中甘くないです。上手くはいきません。試合はダブルフォルトの山を築きました。それでも、サーブ&ボレーです。
同レベル程度の相手には勝てるようになりました。更に上のレベルの相手にはまだまだ勝てません。今度は体力というものにぶつかってしまいました。
試合をしていると、サーブやファーストボレーの時にだんだんひざが曲がらなくなってくるんです。
コーチに相談したら、「それが体力の減衰が始まった証拠です。体力をつけるために走ってください。」・・・・・、走るのつまんないしなー。と現在ランニングに関して検討中です。(笑)上のレベルに勝つためには、やはりベースラインからの展開も必要だと感じるようになりました。
相手のファーストサーブを凌いだ後の展開でポイントを取る方法を現在練習中です。
得点パターンももっと増やしていかなければと戦術もより一層必要となってきました。ポイントを取りたいと思う願いから、ボレーが得意(ネットでしかポイントが取れない)ということで、私はサーブ&ボレーというプレイスタイルになりました。40〜50代になっても、サーブ&ボレーをやっていたいですね。
シングルス初体験の実業団戦でコテンパンにやられた事、あの試合の負けが私のシングルスの原点ですね。
私はこんな風にシングルスが出来ればいいなーというイメージがあるのですが、それを実践しているのが「ロジャー・フェデラー」です。おんなじラケットを使っていますが、偶然です。(笑)
今回はこれで終わり。