苦手タイプに遭遇


 2月22日(土)に柏でシングルスの小さな大会がありました。その中で一番印象に残った試合について書いてみようと思います。

 サーフェスは砂入り人工芝(砂多め)、6ゲーム先取のノーアド。早朝から気温は低いものの風はなくテニスをするには充分な環境でした。その試合は2試合目で相手は30代中盤の爽やかな笑顔が素敵な人(以下T氏)でした。

 トスは相手が勝ち、レシーブを選択、私はサービスになりました。6ゲーム先取では5−5になった時にサーブをしたくないので、出来るだけトスではレシーブを選択したいのが私のささやかな希望。今回は選択権がないのでそれはそれと早々に諦める。
 2試合目なので肩は作れている。いつものようにスピンサーブでサーブ&ボレー、コースが甘くフォアに行く(左肩の開きが早いのだ)、容赦ないリターンパスがクロスに抜けて行った。1発目から凄いのを喰らった。ファーストリターンでこれだけ叩けるのはかなりの根性の持ち主だと思った。前回(まさ戦)の事もあったので、セカンドは大人しくベースラインで様子を見た方が良さそうだと、このパス1本で覚悟を決めた。何とかキープできた。

 T氏のサーブは、スピードのあるスライス、回転量が少なめで曲がりは少ないが、ネットギリギリの高さで飛んでくるのと威力があるので、ちょっとタイミングがとりづらく、押し込まれる。手強い。リターンはとりあえず頑張って凌ごう、この手のサーブはしっかりコンタクトしないと面が押されるので厄介。前足の踏み込みだけでのリターンでごまかしてみる。やっぱり押される。短くなった所をウィナー狙いのフォアが飛んでくる。思いっきりフラット!速くて弾まない・・、大っ嫌いなタイプである・・・。

 今流行のフラットドライブやフラットの相手は大の苦手(特にフラットを強打される事)。ファア、バックともウエスタンな私は低くて速いボールは持ち上げられなくて、短いボールになってしまう。トップスピンもしっかりかからないので、ポヨンと跳ねるだけのチャンスボールになってしまう。

 T氏はそのフラットをガンガン強打してくる。勘弁してくれえー。しかもバックハンドへ、ネットしないように頑張ってトップスピンを掛けて凌ぐ凌ぐ。一打毎に浅くなっているのがわかる。とどめのウィナー。これはタフな試合になるなー。
 このリターンゲームからモチベーションが徐々に上がっているのを確認できた。最近はニュートラルな状態でテンションを維持できるようになってきたので、効果を確認するには絶好の機会と思った。
 T氏はとにかくフォアのフラットを強打してくる。対応できない。キープされてしまう。

 サーブが甘いとドッカンドッカンとパスを打たれるので、サービスゲームの方向性を決めた。セカンドはネットに出ない(止める勇気)。ファーストは確率重視(ネットに出たいから)で行く。T氏のフラットはタイミングで打っているようなので、タイミングをずらすためにファーストサーブはフラットとスピンのコンビで行く事にした。フラットはスピードを落としてコース狙い、スピンは回転量を多くしてバックハンド狙い。ポイントはファーストサーブの確率で決まる、セカンドサーブになるようだったらこの試合はもつれるかも・・・と思った。ベースラインでストローク戦になったらあのフラットに対する対応策は少ない、勝ち目は薄い。
 サーブが調子いい。集中しているなかでいいファーストサーブが入る。ネットでしっかりポイントが取れる。自分のリズム。こういう時はイージーミスが少ないのが私の特徴。行け行けドンドンになると強味を発揮する。キープ♪

 2−1となって、T氏のサーブ。ファーストサーブの確率が落ちてきた。チャーンス。セカンドサーブはチップ&チャージでネットが取れそうなので、試みる。ポイントが取れた。ニヤッ♪このパターンが嵌っている時はかなりモチベーションレベルが上がってきている証拠。自分のリズムになりかけていると思った。このゲームを簡単にとれたら一気に試合を取れる、そう感じた。
 こっちのバックハンドをフラットで攻めてくる。正直厳しい。フォア同士の展開に出来んものかと考えながらラリーするが、無理!なんとかせねばー・・・。スライスで返球しようかと考えるが、威力があり過ぎて私のスライスでは押されてしまって話にならないと判断。危険な事はしない。スライスでの対応は諦めた。しっかりバックハンドはトップスピンでクロスに返球して、相手にバックハンドを打たすようにと決めた。そう簡単にバックハンドは打ってくれない。押される、威力負けして徐々に浅くなる。あぁっチャンスボールが行ったー。万事休す。パーン・・・・。アウト。おおっ・・・そんな手があったか・・・。待望のブレイク。

 私のサービスゲームはこれ以上にない程の集中で難なくキープ。その後の他の試合でもそうだったが、サービスゲームの入り方、メンタルの安定が大きな要因だと思うが、良くなっている。自分でも確認できる位の成長だと感じている。
 その後はT氏のフラットがことごとくジャストアウト。相手のミスに付込んで一気に試合を持っていく。助かった。本当に助かった。あれが半分でも入っていたら・・・きっとやばかったと思う。6−1で辛勝。

 とにかく、苦手タイプに何とか勝った(スコア的にはひらいているけど辛勝)ことが大きい。自信になった。
 勝てた理由をまとめると、セカンドサーブをステイバックした事。バックハンドをトップスピンで対応した事。ほど良く我慢できるようになって、ミスを心の中で消化できるようになった事。自信を持ってサービスゲームに臨めるようになった事。などのメンタル面が前よりか、成長したことが大きいのかな。

今回はこれで終わり。