Vol.12: Summer Camp



“留学生”ということもあり、夏休み期間中のバイトは手続きの面倒な大学外ではなく、大学内で行っている。
三年前は大学の食堂で皿洗いをしていたが、アスレチックトレーニングプログラムに入ってからは、うちの大学内で行われるサマーキャンプでトレーナーとして働かさせてもらっている。

うちの大学のアスレチックトレーニングプログラムは Sophomore から開始され、二週間ごとの決められたローテションに沿って大学内の全スポーツで現場実習が始まる。そして Junior 以上の学年は、各学期期間中にそれぞれ一種目のスポーツを専門に担当する。
自分ともう一人別のクラスメートは学位と単位数の関係で、合計三種目のスポーツを担当し一足先に卒業する事が決まっているのだが、他の学生達は原則的にうちの大学内のスポーツだけではなく、近郊の大学あるいは高校でも現場実習を行わなければならないとされている。 そして卒業時には合計四種目のスポーツ、または合計三種目のスポーツ+リハビリを担当することとなる。

話が少し逸れたが、高校での現場実習が全くない自分にとって、このサマーキャンプでのトレーナー活動はいろいろと勉強になる。
なぜなら、自分が働くサマーキャンプの参加者は、ほとんどが高校生以下なので法律の問題はもちろん、選手との接し方、そしてコーチ達との関係に大きな違いを感じてならない。 さらに短期間ではあるが、数多くの種目でトレーナー活動をやらさせてもらい、より沢山の経験を積む事が出来る。
同じ短期間の活動でも Sophomore の時とはえらい違いである。
自分の場合、ATC の監察下でトレーナー活動をしていないので、NATABOC Exam に必要な実習時間は換算されないのだが、キャンプの始まりから終わりまで全て自分一人でやりとうさなければならない責任感はこのサマーキャンプからしか今は学ぶ事が出来ない。
そして改めて“ヘッドトレーナー”の仕事の凄さを知る。

自分には他の大学の事は分からないのだが、場所によっては ATC と一緒に、あるいは無償での活動、さらにはプロフェッショナルスポーツ内での実習などと様々な状況でそれぞれの人達がアスレチックトレーナーとして知識と経験を重ねていると思う。
しかしたとえ何処で活動しようが、このようなサマーキャンプでの体験は授業に戻った時や教科書を復習した時に、“ものすごく役立っている”と感じる事は、自分一人だけではなく学生トレーナーならば誰でも同じではなかろうか?


(Wednesday,July 25,2001)