大学院の授業で忙しいながらも、頭の中の隅っこでは卒業後の就職についてセッセと考えている。 考えれば考えるほど、悩みゴトが増えてくる。
だが決して徹夜する事なく、夜は鼻ふうせんを膨らましながら、ぐっすりと眠っている、、、。
最近、自分がアスレチックトレーナーとしてどのような事をやりたいのかぼんやりと見え始めてきた。
もちろん学生トレーナーの時にもやりたい事はいろいろとあった。
しかし ATC の資格を取得し、今までとは違った責任を持って仕事をするようになって“現実の世界”というものが少しづつ身をもって分かるようになってきた。
『スポーツ医学を勉強したい』という考えで、自分はここアメリカにやって来た。
しかし体育大学出身でありながらも、“アスレチックトレーナー”の存在には無頓着だった、、、。(実際アメリカに来て、アスレチックトレーニングというものがどのような学問で、アスレチックトレーナーというものがどういう人達なのか分かったぐらいである。)
だから、時々送られてくるメールで『私は現在高校2年です。将来はアスレチックトレーナーになって、選手のために頑張りたいんです。』という内容を読んで、『へぇー、高校生やとけ、もうこげん事ば考えとるったい。 凄かなぁ。』と内心では感心している。
自分の場合、アスレチックトレーナーの存在を知ってから資格を取った期間が、たったの5年である。
別の言葉で表現すると、自分はたった5年間しかアスレチックトレーニングに関して学んでいないのである。
『こげん感じでよかっちゃろうか?』と時々思う事がある。
学生トレーナー時代から現在もだが、自分は今まで一度も日本人 ATC の方や日本人学生トレーナーの仕事内容を見た事がない。
『俺んやっとる事ってどげんちゃろうか?』と良い意味で比較してみたい時がある。
“自信がない”というわけではなく、“もっといろんなモノを見てみたい”という向上心からである。
例えば、自分には自分なりの足首のテーピングの巻き方があるのだが、人によっては人それぞれの違った巻き方がある。同じ右足首なのに“内側から巻き始める人”や“外側から巻き始める人”などなど。
さらに“ヒールロック”に関しては、ATC や学生トレーナーに関係なくいろんなやり方で巻いている。
本当に横で見ていて面白い。
クラスの中では授業を受けている全員が同じ事を学んでいる。
だが、実際の現場では人それぞれである。
自分もその中の一人である。
しかしまだ頭を固くせず、もっともっと柔軟な姿勢で学んで行こうと思う。
ある日本人 ATC の方からのアドバイスは本当に勉強になる。
この場を使って、『ありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願いします。』
理想と現実のギャップに悩み続けているが、頭の中をよく“ストレッチ”しながらこれからも頑張っていこうと思う。
どれくらい自分自身を納得させる事が出来るかは分からないが、それに少しでも近づけるくらいの気持ちと努力は大切にしておこうと思う。
(Sunday,September 29,2002)