Vol.34: The Figthing Irish
『いつの日か必ず行く!!!』
そう決心してから約5年後、University of Notre Dame に行って来た。
この決心のきっかけは、ワシントン州からペンシルバニア州に移った時に最初に買った“Rudy”というタイトルのビデオ。
「ただ何となく」
今考えればそんな感じで“このビデオ”を手にし、
「ただ何気なく」
テレビの画面を眺めていた。
そして、気がついたら涙がボロボロ出ていた。
映画のストーリを知っている人なら分かるだろうが、この主人公の情熱が凄い。
初めてこの映画を見て以来、毎年6月になると必ずまたビデオを見て、一人で勝手に感動している。
それくらいお気に入りなモノ。
事実、“彼の言葉”をこのサイトのトップページに載せているくらいだから...
自分が住む Terre Haute から University of Notre Dame まで同じインディアナ州内なのに、約232マイル(約371キロ)の距離。
車で5時間ほどの運転を予定していたのだが、道路工事と渋滞、そして迷子になったために予定時間を1時間ほどオーバーして到着した。
そして興奮した気持ちを抑え、駐車場を探す。
幸運にもというか、Athletic and Convocation Center の傍の駐車場にスペース発見。
来る前に予想していた通り、バスケのサマーキャンプの開催中で簡単にアリーナの中に入る事が出来た。
そしてバスケットコートを見ての感想、『今まで訪問した D-1 んレベルん中で天井ん低っか。でも、こん前行って来た IU (Indiana University) んとよりは観客席んゆったりしとるごたん。ばってん、観客席ん少なか。』などゴチャゴチャと考える。
次に、隣のフットボールスタジアム周辺を歩く。
『どっから“Rudy”ん撮影ばしたっちゃろうか?』と考えながら歩いてみるが、映画のスタジアムと現在のスタジアムの外見が完全に変わっていて全く分からない。それもそうだろう。自分のビデオには「1993年 製作」としてある。
もう、10年前のスタジアム姿なのだから。
それでも映画の一場面、一場面を想像しながら歩く。
残念ながら全てのフェンスが閉まっていて、スタジアム内には入る事が出来なかった。
それにしても、スタジアムに向かっているHesburgh Library のこの壁画に迫力を感じた。

ちなみに、フットボールスタジアムはこんな感じてある。

サマーキャンプの参加者だけでなく、自分のようにこの大学を見物に来ている人達もたくさんいた。
一種の観光地のような雰囲気だった。
そして、キャンパス内を歩いているだけで、『Bookstore、何処か知っとる?』と聞かれまくった。
アメリカで勉強している学生なら分かると思うが、Bookstore は単なる本屋ではなく、T-シャツや服、帽子などなど大学グッズも販売してある。
そう、みんな、その大学グッズが目的で Bookstore を探していたのである。
いつも手ぶらで帰る自分も、今回だけは現地直産物をちょっとだけ買ってきた。
そして、屋外スポーツのフィールド見物。
バスケット・バレーボールが行われる Athletic and Convocation Center の隣に陸上競技場があった。
この競技場、お世辞にも綺麗とは言えなかった。IU の陸上競技場の方が凄すぎ。
そしてフェンスにシートがかけられてその隣が何だか分からないのでそのまま奥に歩いていく。ただ、たくさんの照明灯が気になる。
右側に野球場、左側にはサッカーフィールドがあった。
どちらもフェンスが閉まっていて中に入れなかったのだが、『まぁ、こんなもんだろう』という感想。
『フットボール練習場はどこやろうか?』と考えていると、すぐ発見。
陸上競技場とサッカーフィールドの間の所にあった。
こちらの方はフェンスが開いていたので、中に入って行く。
所詮練習用の芝なのだが、Cal U・DePauw・IU のスタジアムおよび練習用の芝よりは断然質の良いものを使っていた。
それから気になっていたたくさんの照明灯、なんと50 メートル間隔で設置してある。
『やっぱい、NCAA フットボールの超名門校は違うばい』と思うと同時に、『フィールドん真ん中にも照明灯があるっていうとは AT 的に納得いかんばい』とも思った。
せっかく良いフィールドなのに、この照明灯の配置のために狭く感じられたし、いくら柱にマットが巻かれてあっても安全面に疑問が残った。
フットボールフィールドの端っこを歩きながら、奥のソフトボール場を見学。
フェンスが開いていたので、勝手にダッグアウトの中に入ってみたり、外野の芝の体験。
ここでも『まぁ、こんなもんだろう』という感想。
良い芝を使っているのは分かっている。でもやっぱり IU のあのサッカー専用フィールドの芝の感覚が、今でも忘れなれない。
ソフトボール場から駐車場に戻る時に、またフットボール練習場のフィールドを歩きながら帰って行った。
『ここで“Rudy”は練習したっちゃろうか?』と考えながら。
もう少しこの場所の雰囲気に浸っていたかったのだが、また長距離運転しなければならなかったので、2時間ほどの滞在で Notre Dame を離れた。
途中帰宅ラッシュにつかまってしまったが、イライラする事なく順調に進んでいた。
が、しかし“ボコボコ、凹凹、ぼこぼこ...”とイヤな揺れ。
案の定、助手席側の前輪が見事にパンクしていた。
Terre Haute まで約137マイル (約220キロ)、そして辺りはトウモロコシ畑のみ...
『“Rudy”ん苦労に比べれば、こげんと屁でもなか』とまだまだ興奮気味だった自分はさっさとスペアータイヤに換えて、トロトロ運転。
午後10時頃に無事帰宅。
5年越しに実現した今回の“お宅訪問”、きっと良い思い出として残るだろう。
(Thursday, July 31, 2003)